秋ヶ瀬大会参戦の皆さま、お疲れさまでした、
1日目はポカポカ陽気、2日目はひんやり冷たい風が吹き込むこの時期らしい気候になりました。
風邪などひかないように注意してくださいね!
今大会は2日間満員御礼で当日エントリーが受けられないほどの大盛況! ベテランチームから初心者チームまで皆さん楽しそうな笑顔がたくさんあり、本当に大成功の大会になりました。
今回はNDAのスポンサー様でもあるRAFIKIさんから6歳のフリースタイラー橋元琴美ちゃんとRafaleのチームに特別賞が授与されました。かわいらしい演技でした。ぜひまた参戦してくださいね!
さらに、会場に遊びに来ていたアバウトマイドッグスさんが急遽販売ブースを出してくれ、しかも賞品まで提供してくれました。僕は時間がなくあまり見れなかったのですが、たくさんのワンコの輸入雑貨等が並んでいたようです。常にブースは人だかりができていて、にぎやかで楽しそうでしたねー。
アバウトマイドッグスさんありがとうございました。
コートの外も中も話題盛りだくさんの秋ヶ瀬大会でした!
では、競技トピックスです!
〈レディース〉クラスの1日目を制したのは黒岩幸子&かぼす。
このチームにとって秋ヶ瀬会場は初優勝を成し遂げた験のいい会場の1つ。
そんな会場で今回、優勝争いを繰り広げたのは、
現在ランキング1位と絶好調チームの高倉芽生&花音、ハロウィンカップ2K13ホルダー、多田マナ&シャノンといった強豪チームたち。
そんな強豪揃いのなかで見せた黒岩幸子&かぼすのゲームは力強さもあり、優勝にふさわしい見事なもの。
そして、この日惜しくも2位になった高倉芽生&花音はといえば、日曜日の〈レディース〉クラスでロングエリアのゲームを展開して優勝し、今回も存在感をしっかりと示す活躍ぶり。
今年は兵庫の八幡瑛茉&DIESELが女性初の10P×4本のクアドラプルを達成し、それをきっかけにロングスローワーが増えはじめた様子。
今回、秋ヶ瀬大会と同時開催となった愛知・新舞子大会では、服部紀子&レインが10P×4本のクアドラプルにリーチをかけるゲームを見せたとか。ますますレベルが高くなっている〈レディース〉クラスはこのあとさらにおもしろくなりそうです。
毎大会20チーム近いエントリーがある〈ドギーズ〉クラスにしては、珍しく10チームにも満たないという寂しいエントリー状況。それでも参戦してきているチームは決勝R常連チームばかりで、簡単には優勝はできない厳しい戦いとなりました。
注目は今シーズン2戦目となったJAPAN CUP2K13ドギーズ王者の榎本裕之&ソラ。この日も貫禄あるゲーム展開に他チームも目が離せなかった様子。しかし、久々の参戦で試合感が鈍っていた榎本は優勝を逃し、3位でのフィニッシュ。
とはいえ、このあとクリスマスカップ2K13の参戦が予想され、ビッグゲームになればなるほどその実力を発揮してくるだけに、注目を集めるのは間違いなし!
榎本を抑えて1位、2位を勝ち取ったのは、東京の強豪夫婦、川部家。MIXのパートナー礼のキャッチ力と安定感あるミドルエリアのスローは実に見事。
特に2位の川部明美は、今シーズン静岡・裾野で初優勝し、先週は千葉・栄町でも優勝と好調ぶりを発揮。一方、1位になった川部浩&礼は、両日優勝を果たして強豪ぶりを見せつける結果に。
シーズンスタート当初は不調が続いていた川部浩も、クリスマスカップ2K13に向け着実に調整をしてきている様子。ドギーズ界のサムライが狙うビッグタイトル挑戦には期待大!
そして、日曜日に輝きを見せていたのが加島幸二&てつ。
ここへきてまたレベルアップを感じさせる力強いプレーぶり。決勝Rで6P×4本=24Pのキャリアハイをたたき出し、予選4位から2位に順位アップ。いざとなればロングエリアにまで投げられるスローテクニックを隠し持っているだけあって、今後の成長にまだまだ期待ができそう!
次に注目になりそうな新生チームが辻圭介&なつみ。
今シーズンからのNDA参戦で頭角を現したのが11月開催となった加須大会。初の決勝R進出で見事入賞まで果たしていたこのチームは、今大会でも決勝R進出を果たして結果は3位に輝くというもの。早い成長に驚いている他チームもたくさんいるとか。
今シーズンの〈ドギーズ〉クラスのルーキーオブザイヤーに最も近いチームなのでは!?
〈スーパー〉クラス
今シーズン東エリアを中心に活躍著しいのが平田元&海里。
参戦してくると必ず決勝R、優勝という活躍。
その平田が1日目にこの日好調だった高倉知也&花音を押さえて優勝を手中に。しかも100Pオーバーでブラックディスクまでも獲得。
今年はハロウィンカップ2K13のサバイバルを制している平田の次の目標は、クリスマスカップ2K13のビッグタイトル奪取。平田の実力からするとまだまだ高いポイントを狙えそうなので、思いきりのいいゲームをしてくればクリスマスカップを制することも夢ではないはず。
その平田は、次の日の〈スーパー〉クラスでも優勝争いを繰り広げるという好調さ。2日連続の優勝で地元大会制覇かと思ったが、それを阻止するチームが登場。
太田博彦&ジェラート! 6投回しをしてくる平田のゲームに対して、ロングエリアのスローを武器にして挑んだ結果、1P差で見事優勝。太田自身も久々の優勝になった今大会は、クリスマスカップにつながったのではないでしょうか。
太田が所属しているJ隊もどんどんと力をつけてきている今、このあとのシーズンにも期待が高まります。
そして、今大会久々の参戦で入賞したのが、長野からの遠征チーム、西澤衛&Lovey。
もうベテランの域に達しているこのチームは、過去にJAPAN CUPで〈タイムトライアル〉王者に輝くという実力の持ち主。そのLoveyのスピードは7歳になっても衰え知らず!さらに、西澤衛のいつでも笑顔でマイペースが長野のチームの特徴であり良いところ。この日も終始、笑顔のプレーで見事3位に。
見ていて気持ちのいいチームです。
谷端勇志
〈ベテランズ〉クラス
今大会は全7エントリーとなりました。
今回の一番の年長は、太田博彦&バジル。14歳となります。
〈ベテランズ〉クラスは8歳からエントリーできるクラス。
8歳だと0Pですが、9歳になると1P、10歳だと2Pと、年齢に応じてポイントが加算されていきます。
バジルは14歳ですので1Rにつき年齢ポイントが6Pと加算されます。そんな年長のバジル、1Rでは7投中2投キャッチの2Pでしたが、年齢ポイント加算で8Pでフィニッシュ。2Rは6投中2投キャッチ成功、さらに年齢ポイント加算で8P。
1・2R合計が16Pで4位となりました。入賞は惜しくも逃してしましましたが、いつもながら華麗なバジルドロップを決めておりました!
優勝を見事飾ったのは〈S2〉クラスでもおなじみの田島直忠&ラッテ。1・2R合計32Pでフィニッシュ。
1・2R合計27Pで2位Tになったのは、大久保泰子&ALOHA♪、そして大塚裕&BRAVO!となりました。
J隊が1〜3位を独占!非常に盛り上がった<ベテランズクラス>でした。
〈プレジャー〉クラス
大盛況だった2日目。非常に多くのエントリーをいただいた〈プレジャー〉クラス。全26エントリーとなりました。
なかでも特に目立っていたのが、犬のがっこうECO-LE(エコール)から、野口晴生さん。お一人で5エントリーいただいておりました。お疲れさまでした。
それでは〈プレジャー〉クラストピックスとなります。
まずは野口晴生さんと一緒にご入場いただきました豊後光太郎さんとAtarangi(アタランギ)のチームから。
Atarangiはダルメシアンの3歳の女の子。今大会では唯一のダルメシアンという犬種でした。ちなみにこのAtarangiという名前ですが、ニュージーランドの原住民マオリ族の言葉で「朝の空」とか、新しいスタートを意味しているそうです。
1投目は残念ながらディスクダウンとなりましたが、2投目は5-6Pエリアでキャッチを決めてジャンプの6P! 大会前に相当練習してきたんじゃないでしょうか? 非常にのびやかなディスクで、5-6Pエリアに吸い込まれるようなスローでした。
続きましては片桐功子さんと小豆のチーム。小豆はフレンチ・ブルドッグの5歳の女の子。ディスクのほうが大きいんじゃないかい?というような小さな小さなワンコでした。ディスクをひょいっと投げた瞬間、一緒にジャンプする小豆。それじゃキャッチできんだろ!と思わずツッコミを入れたくなりましたが、2Rでは見事キャッチ! ジャッジをしていて思わずニヤッと笑ってしまいました。
次は、中山順之さんとチロルのチーム。チロルはスタンダード・プードルの3歳の男の子。プードルというとトイ・プードルやミニチュア・プードルの小さいイメージがありますが、スタンダード・プードルは以外と大きく、ちょっと驚かされます。上下ともにスタイリッシュに洋服をコーディネートしておりました。このあとに田岡京子さんと一緒に再登場したチロル! 会場にいるみんなの視線を独占しておりました!
今大会の入賞チームは鈴木ひとみさんとぴりかのチーム。1-2Rをとおしてディスクダウンが1回! 1・2R合計32Pでフィニッシュ。まだ1歳にもなっていないぴりか。これからどんな活躍をしてくれるのか今から楽しみですね。
2位のチームは2チーム、野口晴生さんとラッシュのチーム。そしてプレイヤーは同じく野口晴生さんとウォーレンのチーム。1-2R合計どちらも25Pで終了しました。
犬のがっこうECO-LEからは多くのエントリーをいただきました。ありがとうございました。大いに盛り上がった〈プレジャー〉クラスでした。
〈チャレンジゲーム〉
2日目。
〈チャレンジゲーム〉も〈プレジャー〉クラス同様に多くのエントリーをいただきました。全10エントリーでスタート。
今大会、唯一の犬種となったミニチュア・ダックスフンドのらん。伊藤智子さんとともに入場。「今日もパワー全開でがんばりま〜す」とコメントをいただいていたましたが、そのコメントどおり元気いっぱいにコートを走り回っておりました。1・2R合計34Pで3位入賞となりました。おめでとうございます。
続いて、竹内聖欽さんとロイのチーム。ロイはホワイト・シェパードの2歳の男の子。〈チャレンジゲーム〉とは思えないグッドスローとナイスキャッチを決めておりました。1・2R50Pで2位。今度はぜひぜひ〈プレジャー〉クラスにご参加いただきたいと思います。おめでとうございました。
1位となったのは白川政明さんとこはるのチーム。ものすごい跳ねる赤いボールでバウンドしながら、10Pエリアまで伸びておりました。1-2R合計54Pでフィニッシュ。こはるは11歳とベテランワンコではありましたが、それでも歳を感じさせないゲームを見せてくれました。
入賞した方々、おめでとうございました。
そしてご参加いただきました皆様、お疲れさまでした。
岩 崎 泰 大