今シーズン最後の木曽三川。
1日目には木曽三川のドッグランにて木田美花さんのフリースタイル
デモンストレーション&マナー教室が行われ一般のお客さんとの交流もある
賑やかな大会だった。
その際にプレーヤー自ら一般の人たちの悩み相談を受ける姿がたくさん見られて
改めてNDA参加者の皆様のプロ意識に感心させられました。
言わずに協力してくれた皆様にも本当に感謝しています。
これからもマナー向上の啓蒙活動をしていきたいと思いますのでご協力あお願いします。
本当にありがとうございました。
ではトピックスです!
今シーズンも新しい顔が目立つS2クラスは
地元愛知の三輪ゆみ&Sucreglaceが圧勝を手にしていた。
スローワーの三輪ゆみはレディースクラスでも活躍を見せるだけに
経験の差を見せつけたゲームだった。
その経験の差で敗れたが
今シーズンのS2クラス注目株の保科雄視&LAVIも2位に輝く活躍を見せていた。
優勝には遠いゲームだったが確実に経験値を得ていた様子だった。
2日目には現在のS2クラス総合ランキング1位の大井隆生&ハンも参戦。
ランキングが示すように予選Rから他のチームを寄せ付けない強さを見せてくれた。
これに対して昨日の優勝チームの三輪ゆみ&Sucreglaceも追い込みをかけたが
追いつくので精一杯といった状況。
決勝Rでも大井隆生&ハンの強さは光り余裕の優勝劇を繰り広げた。
しかし、まだまだスーパークラスに上がるまでの力はついていないだけに
こんこの先の成長に期待をしたいところだ。
そして愛知といえば現在ドギーズクラスのランキング1位を走る鈴木哲&PATTYの地元。
この日ももちろんゲームに参戦しその強さを発揮していた。
挑みをかけてきたのが大ベテランのボンバイエこと芹澤正彦、そして西エリアを支えるゴリこと
青野浩紀のランキング上位陣達。
ここで予想外だったのが芹澤正彦だった。
12歳のクリームはがんばりをみせつつも若手のカスタード、スイートの調子がイマイチあがらず
いつもの強さを発揮できずに苦しんでいた。
結果もこの日は残すことができなく考えた末2日目は無念のキャンセルで帰路に着いた。
青野浩紀は何としてでも鈴木哲&PATTYに勝利したいという気持ちでゲームに挑んできたが
もう一息のところの力の差を突きつけられて優勝を手にすることができなかった。
2日目には同じ西エリアから山本真衣がナイル、我闘を引き連れて参戦してきたが
それでも鈴木は動じることなく不動の強さを見せた。
そしてこの日は静岡の女将こと村松佳代子&ピノが今シーズンの好調さを発揮。
予選Rでトップに躍り出るスタートを切っていた青野浩紀メイプル、そして鈴木哲&PATTYを
下から徐々に追い上げるゲームでプレッシャーをかけていた。
こういうプレッシャーに弱いのが青野浩紀だった。
決勝Rを迎えた時には鈴木哲だけではなく村松佳代子にまでも追い越されてしまい
上位入賞を逃してしまった。
これにより鈴木哲の対戦相手になった村松佳代子&ピノは
決勝Rで奮闘を見せる活躍をしてきたが
1Rからミスなしのゲームを展開していた鈴木哲に十分なポイント差をつけることができずに
ゲームを終えていた。これを受けて登場した鈴木哲&PATTYは1投目から力強いスロー
でランキング1位の威厳を見せつけるかのような見事すぎるゲームで2日目の優勝も手にして
地元大会を守る結果を残した。
敗れはしたが村松佳代子&ピノは2位に輝き今の好調さを持続させて次の大会に挑むこととなった。
次に今シーズンスーパークラスに負けないレベルの高い戦いを繰り広げているレディースクラス。
地元は木田美花、岡本彩と名の知れたチームがこの日も面白いゲームを繰り広げてくれた。
それだけではなく今大会はGIIゲームということもあり西からは八幡琳珠、東からは井上美紀と
ランキング上位のチームも参戦していた。
そういったチームをおさえて1日目の優勝を手にしたのは静岡の鈴木千香子&りん
NDAのレディースクラスの歴史の中でも数々の実績を残してきているベテランチーム。
ここ最近は勢いのあるチームが増えビッグゲームが目立ち一時は優勝どころか決勝R進出も
逃すことが増えていた鈴木千香子も負けじと経験を生かし再びその強さを発揮しはじめてきた。
それを見せた1日目の対戦相手は八幡琳珠&WIN、そして井上美紀&ソナの2チーム。
井上美紀は本来のパートナークムではなくソナでの参戦にもかかわらず
定評のあるスロー技術を武器に鈴木を追い詰めようとしていた。
八幡琳珠&WINはもはやNDAだけではなくディスクドッグ業界で知らない人がいないほどの有名チーム。
ワンコの扱いスロー技術ともにトップクラスを走るだけに決勝Rでも下位からの追い上げは予想されていた。
この2チーム相手に鈴木千香子は長年ペアを組み続けているりんとの信頼関係を武器に
真骨頂のミドルエリア5本のゲームを見事ノーミスで達成し2チームの追い上げを振り払い
優勝を手にした。
この戦いは2日目も続きさらなる強豪木田美花&チョコレートフラッシュも戦いに加わってきた。
予選リードをしていたのは八幡琳珠&GLAMOUR。
1Rでは昨日の敗戦から学んでかギア全開のゲームで34Pというスーパークラスに匹敵する
強さをみせていた。その勢いで2Rも順調に駆け上がり予選を1位で通過していた。
それだけではなくWINとのチームまでも2位通過を決めて上位独占を目論み優勝に向けて
万全の体制となっていた。
阻止しようとしていた鈴木千香子&りん、木田美花&チョコレートフラッシュは
決勝Rでも一歩も引かないゲームで八幡琳珠に襲い掛かったが
この日の琳珠の強さにはかなわず優勝を逃してしまった。
八幡琳珠はWINとのチームではめずらしくミススローが続き順位を落としてしまっていたが
GLAMOURとのゲームはスローもしっかりと調整し素晴らしいタイムコントロールで
見事な6投回しのゲームで優勝を手にして会場を盛り上げてくれた。
スーパークラスでは1日目42チーム2日目51チームがランキングバトルに火蓋を落とした。
一番の話題となったのはジャパンカップ2K14王者の多田朱利の参戦でした。
他のチームを圧倒するスローイングで見事1日目の優勝を手にした。
この活躍は他のチームに火をつけることとなり2日目はさらに
戦いは熱くなった。
予選Rから木田高弘、三浦武也、浦野優一、高倉芽生、木野島祐亮と
力のあるチームでさえ決勝Rをつかむことができないハイレベルな戦いの中心にいたのは
やはり多田朱利だった。
この日は王者に輝いたシャノンを休ませてレムリア1頭だけでの参戦となったにもかかわらず
1Rからその強さを発揮していた。
この多田朱利になんとか勝利しようと奮闘していたのが
ジャパンカップ2011王者の福島弘明&クロア、そしてモンスターウィペットを率いる深谷浩之&天功だった。
福島弘明&クロアは多田朱利との対戦の前に今シーズン最も戦いたかったチーム水上雄大&八朔と
激突していた。
この2人のライバル関係ができたのは水上雄大が
「福島弘明&クロアはジャパンカップ2011の王者に輝いたゲームをピークに力を落としているのではないか」
という発言だった。
これを耳にした福島はシーズンスタートから水上雄大を意識していた。
さらに現在のスーパークラス総合ランキングでも近い位置にいるだけに
この戦いはどちらも負けられない気持ちは大きかったのかもしれない。
両者とも1Rから30Pオーバーのポイントを叩き出しいつも以上に気合が入るゲームで
ギャラリーたちまでも巻き込むパフォーマンスを見せて一歩も引かない状況だった。
2Rでも福島弘明の勢いは止まることなく順調に決勝R進出を決めていた。
しかし、水上雄大&八朔が2Rでまさか失速で敗退となり予選Rで福島に軍配が上がっていた。
この勝利を手にした福島弘明は多田朱利さえも抜いて1位通過で決勝Rに挑むこととなった。
多田朱利&レムリアはその福島弘明のすぐ下の2位通過だった。
だれもが福島そして多田を意識してゲームをスタートさせた。
伊東由樹、服部紀子が大きなゲームで逆転を狙い、鈴木康男、山本純久は安定感のあるゲームで王者に挑んできたが
この日は力及ばず次々と優勝を逃していく状況。
その流れを変えようと奮起したのは深谷浩之&天功だった。
ひるむことなく攻めの姿勢で高ポイントを上げてトップのポイントを押し上げてきた。
だがその後登場の多田朱利は1投目からひとり格違いのスローで唖然とさせるゲームを披露し
深谷浩之&天功のポイントを超えてトップに君臨してきた。
これを受けて登場した福島弘明&クロアは1本もミスができない状況だった。
この大きなプレッシャーの中、思い出されたのは水上の
「福島弘明&クロアはジャパンカップ2011の王者に輝いたゲームをピークに力を落としているのではないか」
という言葉だったのかもしれない。
その言葉を力に変えるように1投目から迷うことなく全力のスローを投げ入れてきた。
そのスローは向かい風でなかなか届かなかったミドルエリアまで到達する勢いをみせて
優勝に向けて1本1本確実に決めてここぞという勝負強さを発揮してきた。
そして最後の1本までしっかりと攻めきるゲームで見事6P×5本=30Pを叩き上げ
歓喜の中、福島弘明の優勝が決まった。
最後に次は多田朱利シャノンに勝ちたいという目標を口にして会場を後にした。
おめでたい話もあった木曽三川大会無事終了!
最後にランキングバトルも佳境に入り色々な気持ちが伝わってくるゲームが目立ってきました。
ジャパンカップを目指すことを目標にしている方そうでない方も楽しむ気持ち
を忘れずにシーズンを過ごしてください。
この状況の中お手伝いいただいた皆様本当に有難うございました。
BIGUP!感謝!
勇志