〈レディース〉クラス
中国エリアを中心に集まった〈レディース〉クラスのメンツのなか、兵庫から遠征してきた保宗幸子&くくるが活躍。決勝Rでは同じ兵庫県のチーム八幡姉妹、地元の藤原真奈美&AEROの追撃をかわしての堂々たる優勝でした。
今シーズンは大会参戦数が少なく、この山口大会を迎える前のランキングは30位。しかし、参戦してくればやはり結果を残してくるあたりはさすがといったところではないでしょうか。
今回の優勝でJAPAN CUPノミネートは確定に近づいてきました。残りゲームでどこまでランキングを上げてくるか楽しみです。
その優勝チーム、保宗幸子&くくるを追いかけて地元優勝を狙ってきたのが藤原真奈美&AERO。もう一息のところまで追いつめたが届きませんでした。
しかし、このチームがさらなる活躍を見せたのが2日目の〈レディース〉クラス・サバイバル。決勝Rは広島の強豪・小林亜希子&空をはじめ八幡姉妹、突如現れた新生チームの清田真里菜&RIZEと強者揃いでした。
なかでも清田真里菜&RIZEは素晴らしいゲームを展開。キレ味抜群のロングスローを武器にする京極明日香が永遠のライバルと言い放つチームでもあり、その実力は折り紙付き。勢いのあるロングエリアのゲームは、京極明日香同様、〈スーパー〉クラスでも充分通用するテクニックといえ、予選から安定した強さを見せていました。
決勝Rでもその実力をしっかりと発揮し、成績はお見事に2位。本格参戦してくれば間違いなく脅威的な存在になってくるはずです。
こういった強豪を抑えて優勝を果たしたのが藤原真奈美&AERO。決勝Rでは5投パーフェクトキャッチの28Pをたたき出す活躍ぶりです。今シーズン最後の地元開催で優勝を手にするあたりはさすがでした。
〈スーパー〉クラス
初日はサバイバル戦となった〈スーパー〉クラス。
そのなかで今シーズン初のサバイバル参戦にして3位に輝く活躍を見せてくれたのが三木直人&Jena。予選からロング4本勝負のノーミスのラウンドで決勝Rに進出し、決勝Rでもラストの1投を取っていれば優勝という活躍ぶり。6投回しのチームが増えるなか、4投で勝負して入賞してくるというのは素晴らしいのではないでしょうか。
今シーズンも少ない大会数で、今大会を迎える前のランキングは40位台。少し危険な位置でしたが、今回の成績でJAPAN CUPノミネートも安全な位置まで一気にランキングを上げてきました。
2位に輝いたのが八幡瑛茉&DIESEL。この日は2位と優勝こそは逃したが、今シーズン初の女性クアドラプルプレーヤーに輝いた会場でもある山口会場は、八幡瑛茉&DIESELにとって験のいい場所のようでした。
これらの強豪ロングスローワーに打ち勝ったのが小林壮&空。今シーズンも安定感抜群のゲームで数々の大会を制してきたチームだけあって、この日もさすがの安定感。現在ランキング10位。このままいけば赤ゼッケンをつけることになります。
しかし、今週のウィンドマスターカップ御前崎にエントリーをしていないのが気になるところ。この状況をどう思っているのでしょうか。当日エントリーで現れるのを期待しましょう。
そして2日目の〈スーパー〉クラス。
メイン競技、そして2013-2014シーズン中国エリア最後の大会は、どのチームもいつも以上に力が入っていた様子。
そんななか、予選から絶好調だったのが八幡瑛茉&DIESEL。サバイバルでもご紹介したとおり験のいい会場だけあって、1Rからロングエリアにバシバシ投げ込む、誰よりも攻めの姿勢を見せるゲームを展開します。
1Rでは当日エントリーで現れた福島弘明&クロアがトップに立っていたが、2Rを終えたときには八幡瑛茉がダントツの成績でトップに。決勝Rは小林壮&空、福島弘明&クロアが追い上げを見せたものの、この日の八幡瑛茉&DIESELには歯が立たちません。
八幡瑛茉は決勝Rでもロングエリアに照準を絞り、ラストは豪快に10Pを決めての優勝。爆発的なゲームを高確率で成し遂げてくる正確性は、今シーズンのJAPAN CUP王者の可能性さえ引き寄せているのではないでしょうか。
谷端勇志
とうとうこの日が来ましたね!山口県でのGⅠ大会!中国地方の方々は
本当に待ちに待った、そんな感じだったのではないでしょうか?
山口・晴海大会を行うにあたり、大きなご尽力をいただきました。
藤原崇さん、シーズンを通して誠にありがとうございました!
写真は愛犬??OREO・・・。嘘です。ワンコではなく、ウサギでした!
でも名前は愛犬と同じく「OREO」だそうです!
そして・・・・・
ジョジョ立ちのスタンド使いの方々!!ちらっと写っている福家さんがぐっときます。
そして顔は全然違いますが、なぜか同じ体制での写真となりました。
山本憲斉さんと芦村敦夫さん。
最終日のプレゼンターはこの女性お三方となりました。濃いです・・・・。
ディスクセレモニー。こちらを威嚇している西のゴリ・・・・ラ。
お食事中お邪魔しましたm(__)m
〈ドギーズ〉クラス
1日目
事前エントリーの4チームのみとなりました。
山口県での初のGIゲーム。少ないエントリーですが、だからこそ優勝したいところでしょう! 青野家 vs 山本家の戦い! どちらが制したでしょうか!?
決勝R、初めに入ってきたのが山本真衣&ナイル。1・2R合計17Pでの進出となりました。1投目は4Pでキャッチを決めてきましたが、2〜4投はディスクダウンでフィニッシュ…。ここは4位を確定させて幕を閉じることになりました。
続いては山本憲斉&我闘。1・2R合計29P。決勝Rでは山本憲斉の真骨頂のロングエリア! 10P…とはいかずに8Pも決めてきます! 決勝R18P、GT47Pと大きくポイントを伸ばしてきます。
この時点でトップに立ってきました。このポイントは青野浩紀にプレッシャーをかけたことでしょう。
そして、3番手に入ってきたのが青野浩紀&メイプル。5投入れましたが、2投の成功となりました。決勝R、9Pでフィニッシュ。GT39P。山本憲斉&我闘にかわされて、順位を落とすかたちとなりました。
最後は、青野浩紀&パンナ。32Pを持っての決勝R。現在のトップは山本憲斉&我闘となっています。トップとの差は15P。非常に面白い差となっていました。
3-4Pエリアを中心に攻めるパンナ。しかしながら、1投でもミスをすれば厳しくなってくるでしょう。ここはそんな1投1投に注目が集まるゲームとなりました。
まずは1投目、ここをしっかりとパンナ、キャッチを決めます。2投目、3投目もキャッチを決めます。そして4投目…。ここをキャッチを決めると優勝が確定。そんな重要な1投…。パンナお見事! キャッチを決めます。決勝R16P、GT48Pとギリギリ山本憲斉&我闘を1Pかわして優勝となりました! おめでとうございました。
青野家、山本家ともに御前崎大会にもしっかりとエントリー。ラストスパート、ここからさらにヒートアップしてくることは間違いないでしょう!
〈S2〉クラス
2日目
事前エントリー11チーム、当日エントリー3チームの合計14チームとなりました。
1日目の〈S2〉クラス・サバイバルでは11チームとなり、オープン競技となりました。そのなかで、原田安沙子&TiKiが1Rで29P、2Rでは24Pとお見事なゲームで優勝を手中に収めていました。
GI初開催のこの山口県で、山口出身の原田安沙子&TiKiが優勝。2日目も再び原田安沙子が優勝となるでしょうか!? しかしながら、ほかのチームも黙っていないでしょう!
それでは2日目のトピックスです。
まず1R、トップの成績で終了したのが、昨日の優勝チーム、原田安沙子&TiKi。23Pを挙げて2Rを迎えることになります。
ここで黙っていなかったのが、木野島佑亮&蓮花。現在、ライバルでもある鳥海達也のりんご&ぽんずを抑えて、年間ランキング1位のこのチーム、1日目では2位の成績となっていました。ここで負けてたまるかとばかりに1Rでは20Pを挙げ、原田安沙子を追いかけます。
1日目では3位入賞となっていました三木直人&NITRO。NITROは若いワンコながら早速のGI入賞です。ただ、この日は風の影響もあり、1Rは4Pでフィニッシュします。
そして、〈スーパー〉クラスで活躍中の大井隆夫の愛娘、大井佑季乃&シン。受験で全然練習ができていなかったとのことでしたが、2Rでは24P、1・2R合計40Pで予選通過1位の成績で決勝進出となりました。
2Rでは青野浩紀&LITAが20Pを挙げて、1・2R合計24Pで決勝進出を成し遂げます。ギリギリのところで滑り込みセーフ!
決勝Rのトップバッターは高坂雄大&レブロン。1・2R合計は、青野浩紀&LITAと同じポイントの24P。予選通過4位Tで決勝進出を成し遂げていました。ついついMCに書いてくるコメントばかりに目がいってしまいがちですが、今シーズンで大きくレベルを上げてきたチームの1つでもあるでしょう。
決勝Rでは4投勝負となりましたが、8Pそして10Pも決め、見事なゲームを展開します。決勝R合計24P、GT48P! この時点でトップに立ってきました。
滑り込みセーフで決勝進出の青野浩紀&LITAは、1投目に6Pを入れてきましたが、そのあとは風にディスクが押し戻されるのか3-4Pエリア止まりに…。決勝R15P、GT39Pでフィニッシュとなりました。
続くは、木野島佑亮&蓮花。5投中3投を成功させて決勝Rを18Pでフィニッシュ。GT51Pまでポイントを伸ばし、トップに躍り出てきます。
1日目の優勝チーム、原田安沙子&TiKiは、1投目いきなりの8P、2投目もさらに決めてきます。原田安沙子、地元山口県で乗りに乗っています。決勝R、1投のミスはありましたが28Pを挙げ、GT67Pで木野島佑亮&蓮花をかわしてトップを入れ替えてきます。
そして注目チーム、大井佑季乃&シン。1・2R合計40Pで、決勝進出を成し遂げていました。すごい緊張していたようで、思うように力を出し切れなかったのでしょうか!? 1投成功の6P、GT46Pで幕を閉じました。
2日目の優勝も見事原田安沙子&TiKi! 1日目そして2日目も原田安沙子が制することになりました。今シーズンの初めから見てみますと、かなりのレベルアップを遂げているこのチーム。果たしてどこまでその力を伸ばしてくるのか…。
2位は木野島佑亮&蓮花、3位が高坂雄大&レブロンとなりました。
入賞したチームの方々、おめでとうございました!
〈プレジャー〉クラス
2日目
事前エントリーの2チームとなりました。1日目は、川田秋子さんとアヤのチームが見事優勝を遂げていました。
「ロードにとって初めての大会です。」とコメントいただいていましたのが清田真里菜さんとROADSTARのチーム。ROADSTARは1歳のボーダー・コリーの男の子。
「ディスクになかなか興味をしめさない」とのコメントもいただいていましたが、しっかりとディスクを見ながら追いかけ、ジャンプキャッチも決めていました。1Rは6P、2Rは8Pを挙げ、合計14Pで2日目の〈プレジャー〉クラスの優勝となりました。
そして、1日目に引き続き、ご参加いただきました川田秋子さんとアヤのチーム。「わが家にとっての最終戦です。目指せ1キャッチ」とコメントいただいていました。1・2R合計4Pで2位となっていました。
川田秋子さんも中国地方の大会では、よくご参加いただいていました。1シーズンをとおしてありがとうございました。また来シーズンもよろしくお願いします!
〈チャレンジゲーム〉
2日目
事前エントリー2チーム、当日エントリーが1チーム。合計3チームとなりました。
最初は高村哲也さんとブーティから。1日目の〈チャレンジゲーム〉にもご参加いただきましたが、そのときは空中で何度かキャッチを決めるなど、素晴らしい活躍を見せていました。
2日目は惜しくも空中でキャッチならずでしたが、〈チャレンジゲーム〉ですから問題なし! 1・2R合計40Pと大きなポイントを挙げていました。
続きましては高村哲也さんとクアトロ。お話ではブーティを先に走らせるとクアトロがそれを見て、走りたくなるみたいとのこと。そのお話どおり、非常にいい動きを見せていました。1・2R合計47Pで2位となりました。
来シーズンは再び〈スーパー〉クラスへ! ぜひともお待ちしています。
最後に登場は、もうおなじみのチームでしょう、青野浩紀さんとBeenie。久しぶりにBeenieを見ましたが、やっぱり足が速いですね! もうちょっと落ち着きが出てくるとさらにレベルアップしてくるでしょう。来シーズンから本格参戦!? 楽しみです。
1・2R合計48Pで優勝となりました。おめでとうございました。
〈ベテランズ〉クラス
事前エントリー3チーム、当日エントリー1チームの合計4チームとなりました。
当日エントリーは、1日目に〈スーパー>クラス・サバイバル〉に参戦いただいていました関川裕介さんとHIKARI。スローもキャッチもさすがベテランといったそんなゲームでしたね。3-4Pエリアを中心にHIKARIが連続キャッチを決めていました!
ちなみにHIKARIは12歳なので、1Rごとに4Pの年齢ポイント加算となっていました。1・2R年齢ポイントも合わせまして、2位となっていました。おめでとうございました。
3位だったのが、青野浩紀さんとノエル。ノエルは13歳。今回は年齢を重ねたワンコが非常に頑張っていましたね! 3位、おめでとうございました。
見事優勝となりましたが福家美智子さんとPoca。こちらのPocaは13歳。3-4Pエリアを中心にキャッチを決めていました。福家美智子さんの独特のスロー(?)も堪能できました! 1・2R合計32Pで優勝となりました。おめでとうございます!
岩 崎 泰 大