〈フリースタイル〉
合計7チームの戦いとなった〈フリースタイル〉は、ランキング上位陣の参戦もあり、白熱した戦いを繰り広げていました。
そのなかでも強かったのが、JAPAN CUP 2K13王者の鈴木康男&SKIP。決勝Rはとくに素晴らしいゲームで、ミスは1つのみという見事な演技を見せてくれての優勝でした。
現在ランキング1位を走る鈴木康男&SKIPは、このまま年間チャンピオンに輝いてくる可能性が高くなりました。そして、JAPAN CUP 2K14に向けての調整も仕上がってきている様子。JAPAN CUP2連覇の偉業を成し遂げてくれそうです。
その鈴木康男&SKIPを追いかけながら、あともう少しが届かずに2位になったのが平野浩一&ELBIEN。決勝Rは鈴木康男&SKIPに負けないぐらいのベテランらしい演技を見せてくれました。優勝こそ逃したものの、予選通過2位Tで並んでいた澤幹子&AILAを突き放しての2位入賞。このチームもJAPAN CUPに向けて調整をしてきているみたいでした。おめでとうございます。
3位になったのが澤幹子&AILA。今シーズンはAILA、そしてSIDのJAPAN CUPノミネートを目標に奮闘しているチーム。SIDが残念ながら敗退となってしまったが、AILAとのチームでなんとか3位入賞を勝ち取りました。今週末の最終戦・長岡大会に参加できないため、今週は結果を待つのみ。2頭立てのJAPAN CUPノミネートとなるか、今からドキドキですね。
〈S2〉クラス
ベテランの三木直人の新しいパートナー、NITROが見事3位に入賞。人気のあるスローワーだけに、ラウンド中にはコート周りに人だかりができるほど。まだまだ1歳のNITROをゆっくりと時間をかけて成長させているとのことで、これからも注目を集めていくのではないでしょうか。
2位には岡林さおり&ピッツ。この日が1歳の誕生日だったピッツは、前回の大会から活躍を見せて注目度もアップ。この日も1Rで6P×5本=30Pをあっさりと達成していました。1歳とは思えない息の合いようは本当に素晴らしかったです。これからも楽しみですね。
見事、優勝を勝ち取ったのが浮田徳久&茶々丸。この日はなんと1部も2部も優勝する活躍ぶりでした。浮田家のなかでも若手の茶々丸が順調に成長を見せていますね。セミファイナル40での活躍も充分期待ができそうです。
〈ドギーズ〉クラス
1部では各地域の強豪チームがぶつかり合って接戦を展開してくれました。
奈良の平岡喜代&十夢は持ち味のスローテクニックを生かし、決勝Rでは誰よりも高いポイントをたたき出します。しかし、予選の時点で上位と差が開きすぎていたため順位アップまでとはいかず、3位入賞でフィニッシュとなりました。
その平岡の追撃を押さえ込んだのが広島の青野浩紀&パンナ。現在ランキング3位を走るチームだけあって、今シーズンの安定した強さは本物ですね。
この2チームが追いかけてくるなか、1位を死守して優勝したのが愛知の三林利依&RJ-BONO。参戦してくれば優勝を手にしてくるチームだけに、予選から貫禄あるゲームを見せてくれました。決勝Rでは少しポイントが伸び悩んでしまったが、“強い”というイメージをあらためて印象つけたゲームでした。
今年こそJAPAN CUP王者に輝いてくるのではないでしょうか。このチームも今から楽しみです。
〈スーパー〉クラス 1部
決勝Rはやはり強豪チーム揃いとなっていました。
そのなかでも見事すぎるゲームで他チームを圧倒して優勝を手にしたのが、八幡瑛茉&DIESELでした。予選通過3位で登場して、1投目から勢いがよすぎるぐらいの攻めのゲームは、このチームならではでした。
その後もロングエリアのポイントを次々に決める勢いは見ている他チームも声を上げて観戦するほど。最後に投げ込んだ1投は見事な10P! 会場を多いに盛り上げてくれました。この日1番のゲームは間違いなくこのチームでした。
そして、このゲームをされたことによって決勝Rで攻めざるをえなかったのが深谷浩之&X。漢祭りにもノミネートされる実力を持っている深谷でさえ、目の前で完璧すぎるゲームを見せられると、さすがにプレッシャーがあったのかもしれません。攻めのゲームを見せたものの、あと1本足りずに優勝を逃して2位となりました。
3位には今村武史&Mercury。決勝Rは八幡瑛茉の前に登場し、6P×5本=30Pをたたき出す強豪ぶりを発揮。このゲームこそが八幡瑛茉に火をつけたのかもしれませんね。ただ、この日は八幡瑛茉に完敗といったところでしょうか。
〈スーパー〉クラス 2部
決勝R進出者のうち、予選上位いたのはいつもと違う顔ぶれでした。
そのなかでもこの日好調を見せていたのが浮田徳久&バロンでした。〈S2〉クラスを1部、2部とも茶々丸と制覇し、この〈スーパー〉クラスまで優勝してくるのはお見事。予選Rから安定したゲームを見せ、決勝Rでもプレッシャーがかかる場面でしっかり自分たちのゲームを展開! 自身初の〈スーパー〉クラス初優勝となり、温かい拍手のなかでのウィニングランとなりました。
2位はタイが3チーム並び、エキストラRにもつれ込みます。その3チームは、深谷浩之&天功、高坂健太&ウェイド、亀本正広&大和でした。そして、どのチームも一歩も引かずに攻めてくるゲームを見せてくれました。
そのなかでも深谷浩之&天功はトップバッターで30Pをたたき出し、後続に大きなプレッシャーを与える好ゲームを見せます。
その後登場した高坂健太&ウェイドも、若手ならではの勢いのあるスローイングでロングエリアを果敢に攻めてきます。惜しくもラストのロングエリアの1投がキャッチミスとなり、25Pでフィニッシュとなりました。
最後に登場した亀本正広&大和も、高坂と同じように攻めの気持ちが伝わってくる素晴らしいゲームを見せてくれました。結果は18Pでフィニッシュ。
これにより、深谷浩之&天功の2位、高坂健太&ウェイドの3位、亀本正広&大和の4位が決まりました。
どのチームも最後にいいゲームを披露し、会場を大いに盛り上げてくれました。
今大会の急遽会場変更した事を心からお詫び致します。
お手伝いいただきました皆様、本当にありがとうございました。
谷端 勇志
G58 兵庫・神戸農業公園トピックス
皆様、神戸農業公園大会、ご参加の皆様、お疲れさまでした!
ダブルヘッダーでの開催、気候も暖かく、人、ワンちゃんともに負担になった部分が多かったと思います。
そして、お手伝いをいただきました皆様、本当にありがとうございました!
それではトピックスです。
〈レディース〉クラス 1部
1部はとくに1Rで大きくポイントが伸びましたね!
当日エントリーをたくさんいただきまして、全22チームでのゲームとなりました。
当日エントリーをいただいた岡本彩&JEYJEY。
もともとは山梨・清里大会へのエントリーでしたが、竜巻のこともあって大移動!
日曜日に神戸へエントリーをいただきましたが、やはりプレーは堂々としたものでさらっと6×5=30Pを挙げてのフィニッシュ!
次に登場するは服部紀子&ファイン。このチームがさらに会場を沸かせてくれましたね!
まずは手はじめに10Pを1本、2本…ここまでは序の口。
次の3本目を決めて、1Rからさっそくクアドラプルにリーチをかけます!
最後の4投目は少し低めの軌道…。もう1頭の愛犬レインとではなく、
今回はファインで決めるのか!?…と思いましたが、最後の1投は少し距離が足りずに7-8Pエリアへ。
ファインがはじいたかと思いきや、くるっと回って見事にキャッチを決めて7P。
1Rから高ポイントの37Pを挙げ、もちろん1Rトップのポイントでフィニッシュ!
そのあとも20P後半のポイントを挙げるチームが何組も現れ、2Rでさらにポイントが伸びるかと期待がありましたが、
少し向かい気味の風のせいかあまりポイントが伸びてきませんでした。
…が!
そのなかでも高ポイントをたたき出したのは、まず小川知子&LUNA。
1Rも26Pといいポイントを持っていましたが、この2Rでも安定したいいディスクをミドルエリアで決めての26P!!
1・2R合計52Pは予選通過2位Tといい位置につけるかたちとなりました
そしてもう1人は、風の中のスローがさすがの一言!
平岡喜代&卑弥呼。2Rではあともう少しで6P×5でしたね。
4Pが1本入っての2Rのポイントは28P。
合計は小川さんと並んでの52Pでフィニッシュ
決勝R進出者は5名。
注目は、総合ランクが上位35チームには入っているものの、なるべく高いポイントを挙げておきたい木野島みゆき&向日葵、平岡喜代&彼巫女。
下からの追い上げを見せ、見事ランク35に入れるか!?といったところの小川知子&LUNA。
さらに、強豪の岡本彩&JEYJEYと八幡琳珠&GLAMOUR。
このなかで第1部を制しましたのは…なんと! 小川知子&LUNA。
岡本彩&JEYJEYが70Pで並んでエクストラRか!?となりましたが、
第2部があるということもあり、〈レディース〉クラス1部は1位Tでの表彰となりました!
ですが、それでもGIIゲームなので、なかなかいいポイントが入るのではないでしょうか。
このあとランキングがどう動くのでしょうか…。
次に紹介したいのは、〈S2〉クラス2部にエントリーをいただいていました高坂雄大&レブロン!
〈S2〉クラス2部、エントリーは少ない5チームとなりましたが、1R、2Rともに若いワンコがデッドヒート!
もちろん1組は高坂雄大&レブロン。
もう1組は、この日が愛犬の誕生日だったことで兄弟犬が大集合した岡林さおり&ピッツ。
高坂雄大&レブロンは、1Rはミドルエリアでのキャッチに加え、最後の1投げをしっかりとロングエリアで決めての20P。
一方の岡林さおり&ピッツは、3-4Pエリアでの6投回しをしてくるゲームで16Pのフィニッシュ。
1Rはひとまず高坂雄大レブロンのペアが一歩リード。
続く2Rは、安定したポイントを挙げる岡林さおり&ピッツに対して、高坂雄大&レブロンはミスが2本入り少し失速…。
ただ、合計ポイントは両者32Pで、1位Tの位置での決勝Rとなりました。
決勝Rは全チーム進出となりましたが全員僅差!
まずいいポイントをたたき出したのが浮田徳久&茶々丸。
なんと5投を投げ込んで全投キャッチの成功は26P!
一気にポイントを伸ばし、合計53Pでフィニッシュ
兄弟犬の期待を一身に集め、岡林さおり&ピッツが誕生日に見事優勝なるか!?と、思いましたが、
トップにはあと3P足らずとなりました。。。
最後に登場となったのが高坂雄大&レブロン。
今シーズン、終盤で見事初優勝となるか!と期待されていた方も多いことでしょう。
4本勝負ということであれば、ミドルを最低3本決める必要がありますが、レブロン、見事その3本を決めてポイントは49P! 残りの1投を決めれば優勝、というところで投げ出されたディスクはタイミングもドンピシャ! これは決まるっ!…と思ったディスクをレブロンはきれいに弾いてしまいまして、さすがは関西、見事にコケている応援の方々…(笑)。
初優勝は次の長岡大会に持ち越されます。高坂雄大&レブロンの初優勝に期待しましょう!
トピックスの最後にもう1組を紹介いたします。その方は大石哲也さん!
今回はMavisの子供たちの1歳の誕生日ということもあり、
小山さんのところのエル、岡林さんのところのピッツ、
そして大石さんといっぱい走り回ってくれたJ.ライデン、ブーマー、ルーク、アリーヤ。
ですが、そのなかでも一番走ってくれたのは、スローワーの大石さんでしょう…(笑)。
〈プレジャー〉クラス、〈チャレンジゲーム〉、〈タイムトライアル〉とエントリーをいただいていまして、
プレーが終わったら次のワンちゃん、次のワンちゃんとコートサイドを猛ダッシュ!
今大会、「一番走ったで賞」を差し上げたいと思います(笑)
どのコも今後が本当に楽しみなコたちばかりですね!
個人的にはJ.ライデンがなかなか面白い動きをしてくれて好きですね。
ぜひ今後もエントリーをお待ちしております!
今大会、皆様、本当にお疲れさまでした!
今シーズンラストの大会は今週末、長岡で行われます!
ぜひ皆様のエントリーをお待ちしております
〈伊藤慎吾〉