今年もこの時期がやってきましたね。ウインドマスター御前崎。
今年の風はどうでしたか? その風に対峙した者にしか得られない感覚が
そこにはあります。その感覚は、自らのスローに達成感を感じる者もいれば、
自身の不甲斐なさに、また今年も御前崎の風にのまれてしまった者もいるでしょう。
この時期になぜに御前崎なのか!?とある者は言い、また、やっとこの日が来たか!
と心躍らせる者もいます。それぞれの思惑はすべてあの風が運んでくるのです。
NDA ナショナルディスクドッグアソシエーション
GI Classic ウインドマスターカップin 御前崎
今回は4日間開催。GI Classic競技を中心に紹介していきます。
GI Classic 〈レディース〉クラス(エントリー:45)
今回は、平成 vs 昭和というよりは、昭和の若手・小林亜希子の一人旅を
誰が阻止するのか!?というかたちの展開でした。
注目の小林亜希子は、苦手な風を見事克服し、1・2Rで2位以下に対して14P以上の
アドバンテージを獲得。決勝Rも24Pと、決勝R単一でみても1位Tの記録を出し、
この日のGI Classicを見事制覇しました。
2位は、同じ広島の高村千穂&クアトロが奮闘。小林の背中を追って反撃ののろしを上げるも、
1・2Rのアドバンテージに阻まれるかたちに。8Pまで届きそうなプレーもあり、
これが決まればいいところまで予選ポイントを持ち上げられたのですが、
結果的には決まらずに悔し涙を飲みました。
3位は、半年のブランクを感じさせない服部みゆき&HandsomeLad!
小泉のおいちゃんの敬愛を受け、いろいろとLadの様子を気づかいながらの参戦にもかかわらず、
当日エントリーのトップバッターでしっかりとゲームを引っ張ります。
結果、1・2Rで1つずつミスを出してしまったことがあとあと響きました。
この悔しさを晴らすための直接対決は、JAPAN CUPまでおあずけなのか!?
4位は、しものちかこ&りん。ここもミスが2つ、あとは2スローが3-4Pエリアに
距離が落ちてしまったことが順位を落とす要因になりました。刻一刻と変わる風に
翻弄されてしまったかたちです。もう1つ順位を上げれば、念願の赤ゼッケン!
あと一歩です。
5位は、現在の年間ランキング16位と、TOP15まではあと一歩の黒岩幸子&かぼす。
6Pと4Pの割合が7:3で4Pが多く決まってしまったが、かぼすのナイスなアシストで
ここまで順位を持ち上げました。ここも頑張り次第では1つ順位が上がりそうです。
1位 小林亜希子&空(60P+FR24P=84P)
2位 高村千穂&クアトロ(46P+FR24P=70P)
3位 服部みゆき&HandsomeLad(46P+FR22P=68P)
4位 しものちかこ&りん(41P+FR24P=65P)
5位 黒岩幸子&かぼす(40P+FR20P=60P)
6位 小山内一之&アッシュ(40P+FR16P=56P)
7位 木野島みゆき&蓮花(40P+FR11P=51P)
〈レディース〉クラス・サバイバル(エントリー:32)
今回のサバイバルですごいと感じさせたのは、岡本彩&RONRON。
もちろん優勝という結果も見事ですが、何より1Rで見せた5投、
これがすべて10Pエリアだったこと。5投中3投を成功させて30Pで2Rへ進出。
クインティプルの可能性が見えた1分だったことが驚きでした。
〈レディース〉クラスにおけるロングの先駆者が、いまだ見ぬ自身のクワドラを
今シーズンまたは来シーズンあたりに達成してきそうな予感でいっぱいです。
2位は、この御前崎大会の絶好調女、小林亜希子&空。旦那の大きな声援を受け
(小林壮もよかったのですが、それを凌駕する他チームの素晴らしいプレーに圧倒されて
、その陰に隠れてしまい、なかなか影が薄かった、、、)、1位には届かなかったものの、
このGI Classicで成績を残し、現状では年間ランキング3位以内を勝ち取っています。
3位にはチーム土手の姉御・小向祐子&SOLの大活躍がありました。何よりも小向は、
会場でその大きさで目立つだけではなく、応援によって選手たちにいい意味で
気合いをいれてくれます。まさにNDAの姉御! 誰彼のへだたりなく応援してくれるその姿が、
各大会で非常に印象に残っています。そんな小向がこのGI Classicの大舞台で、
1Rはロングミドルを使い分けて26P、2Rはミドルをきっちり決めて28Pと好成績!
決勝Rでは1投目をミスから出してしまったものの、その後しっかりと立て直し、
3位入賞を果たしました。
4位の鈴木佳子&ミニーの1Rは、佐藤千秋を引き連れて2R進出と仏の顔をのぞかせ、
2Rでは4+4+6+6+6と26Pと、ミニーとのタイミングをうまく調整したさすがのプレー。
決勝Rではミスが出てしまいましたが、それでも6投は大したものです。14Pとポイントの
伸びはあと一歩欲しかったところですが…。
5位には八幡瑛茉&マイクロ。その戦い方は若さあふれる大胆なプレー。今シーズン、
クワドラプルを量産し、投練をあの黒ディスクで!と目論むお嬢様。多田が先になるか、
八幡が先になるかの戦いは、今後どうなるのか楽しみです。
1位 岡本彩&RONRON(30P)
2位 小林亜希子&空(26P)
3位 小向祐子&SOL(20P)
4位 鈴木佳子&ミニー(14P)
5位 八幡瑛茉&マイクロ (12P)
6位 岡まゆみ&ほのか(8P)
レディースクラス(エントリー:33)
初日はやはり地元のしものちかこがりん、BOLTとともに大活躍をし、この日は
現レディースクイーン・高倉芽生も花音とともに予選通過3位となり、岡本にまくられるも
2位入賞。そして、5位には木野島みゆき&蓮花。ここはすごい爆発力を秘めているチーム。
はまれば大きく加算が入るポテンシャルを十二分に持ち合わせ、何よりバランスがいいんだと
思います。華奢な体をしならせて45m先を狙い、それをしっかりとキャッチで応える蓮花。
今年のJCを湧かせてくれそうです。
1位 岡本彩&RONRON(44P+FR16P=60P)
2位 高倉芽生&花音(46P+FR10P=56P)
3位 しものちかこ&りん(47P+FR8P=55P)
4位 しものちかこ&BOLT(40P+FR14P=54P)
5位 木野島みゆき&蓮花(37P+FR9P=46P)
レディースクラス(エントリー:7)
最終日の4日目はかなりエントリーが激減。そんな少ないエントリーでも、この人は
いろいろな思い出とともにコートに立ちます。2010年レディース女王・鈴木佳子&ミニーは、
今シーズンをミニーとのラストラウンドとし、〈レディース〉クラス卒業を考えています。
ミニーは大病を患い、今シースンに見事復活を果たして、本当によく走ってくれました。
来シーズンからはパパのフォローにまわり、大会会場には来ても〈レディース〉クラスには
出ない予定。ですが、たまには参加して、ミニーやティンクとのプレーを楽しませて
いただきたいと願うばかりです。
なににせよ、JAPAN CUPを一区切りとし、佳子はそっとコートにディスクを置くかも、、、
最終日4日目を優勝で飾り、最高のレギュラーシーズン幕引きとなりそうですが、
機会があったらまだまだ参戦してもらいたいプレーヤーの1人です。
2位には、こちらも御前崎と言えば話題が尽きない小山家奥様の小山利子&Fankh。
現在のランキングは39位と、今の段階ではワイルドカード行きを余儀なくされている状況。
今年のJAPAN CUPノミネートという切符をその手につかむためには、必要なポイントを
あと2戦で算出しなければなりません。
3位には、伊藤マチ子&Salad。3日目終了後、家路に向けて5km進んだところで引き換えし、
パパのランキングを何とかセミファイナルにねじ込みたいマチ子さんの優しさ。
自身はしっかりノミネートをGETしているので、あとはパパの頑張りが重要!
4位は、木野島みゆき&向日葵。こちらも崖っぷち、あの男前なスローをもってしても、
ハイリスクハイリターンはやはりよいことも悪いことも表裏一体。今回で少し順位が
上がったものの、まだまだ安心はできないですね。
5位には、今回の大注目、魚野里美&ChouChou。一番この決勝を楽しんだチームです。
なぜならば、ほかの皆さんはランキングポイントで一喜一憂しているといった状況ですが、
あたし84位だし、、、と気楽に臨んだ魚野里美。笑顔が光ってました。結果は5位でしたが、
ChouChou が着実にうまくなっていて、今後が楽しみなチームです。
1位 鈴木佳子&ミニー(39P+FR16P=55P)
2位 小山利子&Fankh(27P+FR8P=35P)
3位 伊藤マチ子&Salad(26P+FR8P=34P)
4位 木野島みゆき&向日葵(24P+FR7P=31P)
5位 魚野里美&ChouChou(22P+FR8P=30P)
長南 幸宏
≪ 御前崎~ フリースタイル総評 ≫
G1ということもあり、盛況でした(*´ェ`*)b
御前崎にしては、風は、まぁまぁだったとは思いますが・・・
吹いては…いましたね(*-ω-))
とりあえず、会場で行った総評のまとめみたいな感じで(;´▽`A“
そうそう。
「みかり、辛口総評、良かったよ?」と言われますが、
えΣ(´Д`;)
辛口のつもりはないんです・・・m(_ _”m)ペコリ
愛を感じてください(ぇ。
では!
☆決勝チームを順に~
●5位:志茂野さん・ボルト
1R、点数が僅差のチームをディスタンスでかわしての決勝入り?
それもありだと思います(*-ω-))
ディスタンスで点数落とすのはもったいないですので(;´▽`A“
投げ手、ワンコ共にある程度ディスタンスの練習も必要ってことかと(*-ω-))
志茂野さん、最初に始めた時よりも、だいぶフリースタイルっぽくなってきていて
トスのタイミングや回転がかかったらもっと安定しそうだと思われます( ・∀・)=b
今は、ボルトにもぎ取られてる感があるのですが、ちょっとトスが遅いのかなぁ?と思います。
あのクマの曲は、JCまで貫くつもりでしょうか?w
●4位:小山内さん・アッシュ
息はあってましたが、両ラウンドともに少し風の影響を受けたのかな?という感じ
決め所のミドルが決まってくるとポイント伸ばせそう。
ミスの数はあまり変わらなかったように思うんですが、1Rの方が、テンポよく見えました。
テンポよく、スムーズに見えるっていうのは、フリースタイルの中でけっこう重要な要素ですね♪
アッシュもキャッチングの上手なワンコですね。よく見えてます(*-ω-))
●3位:鈴木さん・スキップ
コートを広く使おうとする意図が見えるルーティンで
投げ手もスピード感あるので(2分動くとけっこう体力使うと思う)
シーズン初めは後半バテて、崩れていたところが最近決まるようになっているので
頑張って動いているな~と思って拝見してます!(*-ω-))
ただ、中盤、ミスが出ると続けて落としてしまうことがあるので、今回惜しかった!
終盤 グランドでのジャグリングが、テイクに見えず、テンポもいいのはさすがだな~と思います。
●2位:平野さん・エルビン
決勝Rへは、パティと同点1位通過。
身体回りの近距離のトスワークと、スピード感がいいです( ・∀・)=b
そこが上手く決まってからの、ミドルをバラバラっとミスって惜しい!という展開が・・・
うまく回転かかってる感じだっただけに惜しい…。
あとスタンドからの小技が、完全に決まらず惜しかった!
マルティプルにせよ、ジャグリングにせよ、スタンドが安定して決まれば難易度がグッと上がるんで
安定すると、いいなぁ~と思います(*-ω-))
●1位:岡林さん・パティ
ノンディスクパフォーマンス 最初の秒数の使い方も素敵です(*-ω-))
フィールドの移動にノンディスクパフォーマンスを取り入れていて、移動がキレイです。
ワンコのと距離感がよくて、身体回りの近距離技はほぼ決まっていた印象。
ドッグキャッチもフワッと受けて落としそうもない安定感がキレイですね。
決勝ラウンドは、一番安定したキャッチングが出来てたと思います。
以上、御前崎フリースタイル総評でした。
木田美花
〈ドギーズ〉クラス
1日目
今シーズン最後のGI ClassicsとなりましたWINDMASTER CUP御前崎大会。4連戦となるビッグゲームです。
その初日のメイン競技の1つとなりましたのが〈ドギーズ〉クラス。事前、当日含めて42チームとなりました。東西のチームが御前崎にて激しい火花を散らすこととなりましたが、果たしてどのチームがGI Classicsを制したのでしょうか?
決勝R、初めに入ってきたのが1・2R合計21Pを持っている中村真二&ミモザ。こういったビッグゲームには名前を残してくる実力派チーム。御前崎にしてはまだまだ優しい風ではありましたが、それでも〈ドギーズ〉クラスの面々にとっては厳しい風となったのは間違いないでしょう。
持前の安定感あるスローでゲームを作り出そうとしますが、やはり風の影響か…、思うようにキャッチさせることができず、決勝Rは4P、GT25Pとなりました。次に入ってくる鈴木哲&PATTYが1・2R合計28Pということで、この時点で5位が確定してきます。
次は、鈴木哲&PATTY。年間ランキングトップのチームが予選通過ランク4位で登場します。1・2R合計28Pを所持しての決勝R。若手のチームが台頭するなかで、常にその1歩先を走ってきました。まだまだ若いもんには負けられん。そんな感じのオーラをまとっての入場です。
決勝Rでもスタイルを崩さず、強風に対してもそれに負けないような思い切りのいいスローを投げ込んできます。決勝Rでは4投中2投成功の9Pでフィニッシュ。強い風のなかではありましたが、1投は5-6Pエリアのランニング5Pを入れてきます。GT37Pまで伸ばしてきましたが、予選通過1位のチームは1・2R合計38P。そのチームに1P届かずに幕を閉じることになりました。
年間ランキング1位の鈴木哲&PATTYにこれほどの差をつけているチームとは…。
続いては、山本憲斉&我闘。1・2R合計29P。〈ドギーズ〉クラスきっての盛り上げ隊長。奇抜な衣装と、10Pを狙ってディスクをぶん投げてくるそのスタイルは唯一無二。
決勝Rでは苦戦を強いられ、なかなかポイントを伸ばすことができませんでした。決勝Rは合計7P、GT36Pと、鈴木哲&PATTYにかわされてしまいます。しかしながら、この御前崎の地でも相変わらずの盛り上げ隊長ぶりは健在でした。
予選通過2位での登場は、説明不要でしょう、まさに〈ドギーズ〉クラスにおける“生きる伝説”土田雅志&栗の介が、再び〈ドギーズ〉クラスに参上です。
〈スーパー〉クラスにも参加するほどの実力のあるチーム。栗の介のキャッチ力は群を抜いています。1・2R合計33Pで、決勝Rは5回投げ入れて2投のキャッチ。決勝R7P、GT40Pでフィニッシュ。ここでトップに躍り出てきます。
しかしながら、次に入ってくるチームが…「愛を知る女」でおなじみ! 愛知県からのエントリー、三林利依&RJ-BONO。土田雅志&栗の介とはよき友でもあり、よきライバルでもあります。
先シーズンの御前崎大会では、頂点を土田雅志に譲るかたちで幕を閉じていましたが、先シーズン以外の3年間は見事連続優勝を遂げていました。再び御前崎の頂点に返り咲くことができるか?
決勝R、強い風は収まることがなく、さすがのこのチームも苦戦を強いられましたが、それでも1・2Rのアドバンテージを生かし、決勝R8P、GT46Pまで伸ばして、今シーズン最後のGI Classics御前崎大会を見事制しました。
強豪らしい返り咲きを果たした三林利依&RJ-BONO! このチームの快進撃を止めることはできるのか?
2日目
GI Classicsのポイント適用となっていましたサバイバル戦。事前、当日を合計すると40チームとなり、1日目と同じく大盛況なゲームとなりました。
そんな多くのエントリーをいただいたなか、見事入賞の3枠に収まってきましたチームをご紹介します!
2日目のサバイバル戦は決勝R、タイのチームを含めて8チームとなりました。そして、決勝Rでは激しい戦いが繰り広げられ、12Pを挙げたチームが5チーム。
その5チームのエキストラバトルを制したのは、〈ドギーズ〉クラスでは知らない人はいないでしょう、芹澤正彦&クリーム。エキストラバトルで20P挙げて3位の位置に収まってきます。
2位となりましたのが、今シーズン、さまざまな活躍を見せてきた、辻圭介&なつみ。その戦いぶりは、山あり谷ありという言葉が本当にぴったりでした。時に喜び、時に苦しみ、しかし、そんななかでもしっかりと着実に結果を残したチームです。決勝Rは15Pで2位となりました。
そして、サバイバル戦40チームの頂点に立ったのが、天野歩美&寿来。1Rは19P、2Rでは18P、さらに決勝Rでも19Pと安定したゲームを展開。もうこのあたりのゲーム作りはさすがの一言。サバイバル戦、1投のミスをすることなく、2日目のサバイバル戦で優勝に輝きました!
ちなみに、天野歩美、今シーズンのゲームはこの御前崎でラスト。残すはJCのみ。また河口湖でお会いしましよう!
入賞したチームの方々、おめでとうございました!
3日目
エントリーは少なくなりましたが、それでも20チームを超える合計24チームのエントリー。
それでは3日目の入賞チームの紹介です。
まず、3位となりましたのが、鈴木哲&PATTY。1・2R合計36Pで予選通過1位でしたが、決勝Rで若干伸び悩んで10P。GT46Pで3位となってきます。
2位となりましたのが、藤田浩子&マイロ。決勝Rではどのチームよりもポイントを挙げていました。1・2R合計28P、決勝R18P、GT46P。鈴木哲&PATTYと並びますが、PATTYの連戦による体力消耗により、鈴木哲&PATTYがエキストラRを回避したために2位となってきました。
3日目の優勝となりましたのが、嵐を呼ぶ男・橋本秀一、パートナーはTronc。単身で宮城に赴任し、週末だけはディスクドッグに参加するというハードライフ。とはいえ、その顔には疲れなど一切ありません。〈ドギーズ〉クラス、いやNDAには欠かせないそんな存在でしょう!
決勝Rでは16Pを挙げ、GT47P! 強豪の鈴木&PATTY、藤田&マイロを退け、見事優勝を手にしました!
今シーズン初優勝! ウイニングランでは丁寧に一歩一歩踏みしめながら走っていました!
4日目
御前崎大会の最終戦は合計13チーム。さすがにこれだけ連戦が続けばどのチームも疲れが出てきているでしょうが、みんなケガなく頑張っていただきました!
まずは3位、山本憲斉&我闘。1・2R合計14P、決勝Rでは御前崎大会でも最も強い風のなか8Pを挙げ、GT22P。このあと登場の青野浩紀&メイプルと同じポイントで並びますが、エキストラRを制して3位となりました。
2位は上田眞実&レガロ。JCまであとわずか! それまでに完全復活といきたいところでしょう。決勝Rは12P、GT24Pで見事2位となりました! おめでとうございました!
そして、最終日の優勝は青野浩紀&パンナ。広島県の居残りチームです。最終日に居残りをした甲斐がありましたね。1・2R合計20Pで予選通過1位、そのまま決勝Rでは8Pを挙げ、最終日を見事制しました。
入賞チームの方々、おめでとうございました!
〈スーパー〉クラス
怒濤の御前崎4連戦
初日は今シーズンから新しく生まれ変わったサバイバル戦。
決勝Rに進出を決めたチームのなかには、ランク50圏外の蓑島三樹&BECK、佐治紀仁&オリーブの姿が。2チームとも入賞こそは逃したものの、強者揃いのサバイバル戦での決勝R進出はうれしかったのではないでしょうか。
そのサバイバル戦で優勝争いを繰り広げたのが山本純久&RAPTOR、今村武史&Mercuryでした。絶好調の山本純久&RAPTORと、数々の修羅場をくぐり抜け、JAPAN CUP王者に輝いた実績も持つ今村武史&Mercuryの戦いは拮抗し、エキストラRにまで持ちこまれます。どちらも一歩も引かない戦いを見せ、会場を大いに盛り上げてくれました。
結果は、今村武史&Mercuryがわずかの差で勝利を手にし、山本純久&RAPTORは2位となりました。
翌日の〈スーパー〉クラスはレギュラーポイントのゲームだったにもかかわらず、74チームのエントリーが集まっていました。
決勝Rでは、大ベテランの小泉伸人が若いパートナーLuchaと好成績を残して3位になり、久々に入賞を手にします。
この決勝Rで誰よりも勢いのあるゲームを見せ、会場を沸かしてくれたのが木田高弘&カルーアミルク。決勝Rで37Pという大きなポイントをたたき出し、一時トップに躍り出ます。
しかし、その後に登場した三浦武也&CYBELEが負けじと35Pをたたき出し、予選ポイントのアドバンテージによって木田高弘&カルーアミルクを1Pかわしての優勝となりました。大きなポイントが出たあとに、同じようなゲームを見せてくるあたりはさすがでした。
最も熱い戦いを見せてくれたのが5月5日でした。その日はGI Classicゲーム、そして年に一度の漢祭り開催ということもあり、全国各地から101チームが集まり、今シーズン最多のエントリー数となりました。
そのなかにあって、漢祭りは過去最高の盛り上がりを見せます。
トップバッターで出てきた〈ドギーズ〉クラス界のパフォーマー、山本憲斉&我闘は、1本目から文句なしの10Pを決めて漢祭りのスタートを華々しく切り、その後、東エリアの若手ロングスローワー吉池聖&デンデも、流れを引き継いでしっかりと10Pに投げ込んでくる勢いを見せてくれました。
何よりも驚かせてくれたのが女性陣。今シーズンは女性プレーヤーが4チームもノミネートとされる稀に見ない漢祭りです。
まず登場したのが京極明日香&ROYCE。クアドラプル達成を果たしていないチームがノミネートされた理由は、10年のキャリアでロングスローにこだわり続けてきたその熱い気持ち。念願の漢祭りの舞台は、持ち前の熱い気持ちが伝わってくるゲームでした。
続いて登場したのが木野島みゆき&蓮花。ロングスローワーとしてはまだまだ新人のチームだが、期待以上の活躍を見せてくれました。迷うことなく腕を振り切る思いきりのいい10Pを次々と決め、気づいたときにはクアドラプルにリーチをかけ、漢祭りをさらに盛り上げます。それだけではなく、〈スーパー〉クラス初出場にして決勝R進出という偉業まで成し遂げたのには会場中が驚きました。
次に驚かせてくれたのが服部紀子&レイン。おそらく今シーズンの女性プレーヤー中、最も10Pエリアに投げ込んでいるプレーヤではないでしょうか。この日も1投目のミスのあと3本連続で10Pを決める活躍ぶり。2Rも高ポイントを挙げ、決勝R進出の可能性さえも作ったのはさすがでした。来シーズン、〈スーパー〉クラスのルーキー候補になるのは間違いなさそうです。
女性ロングスローワーといえば、八幡瑛茉&DIESELの存在は欠かせません。2年連続の漢祭りノミネートとなった八幡瑛茉は、今年は女性初クアドラプル達成チームとしての参戦です。ランキングもシングルランクを走るだけあって、その精度は一番高いかもしれません。女性チームのトリで登場し、貫禄さえ感じさせるスローイングはさすがの一言!
続くは深谷浩之&X! 肩、肘、膝に不安要素を抱えながらの参戦は、漢祭りメンバーからも今年は辞退したほうがいいと言われていたほど。それにもかかわらず、「出る!」を押しとおしての参戦となった漢祭りは、見ているだけで熱い気持ちにさせてくれました。豪快なゲームは深谷浩之&Xの真骨頂! これからも見続けたいチームです。無理はだめですよ!
漢祭りも佳境にさしかかったところで、会場のボルテージを一気に上げたのがシューティングスター杉本流星&うらん。年に一度のこの祭りを楽しみにしている1人。今大会も漢祭りだけのために日帰り参戦でやってきたくらいです。スローイングにはかなりの定評がある杉本も、久々の参戦ということもあってさすがに試合感が鈍っているのでは、と心配されていました。パートナーのうらんも11歳ということで、体力のほうも気がかりなところです。ところが、1投目から見事な10Pを決めて、あっという間にクアドラプルにリーチをかけます! ラスト1投も思いきり投げ込み、距離も文句なしの10Pを豪快に決め、漢祭り史上初のクアドラプルを達成して会場を盛り上げてくれました!
興奮冷めやらぬなか、バトンは東エリアのロングスローワーの大黒柱、お祭漢・小向智宏&SOLに渡ります。クアドラプル達成のあと登場すると、その熱を冷ますどころか10P×3本をしっかり決めて、会場をますます盛り上げるあたりはお祭漢ならではではないでしょうか。実は、ランキングが危ない位置にいる小向。2Rではポイントを取りにいくこともできたはず! そんな状況でもリスクの高い10Pのみのゲームをしてくるのが、このチームのらしさです。
次の登場となったのが八幡誠&WIN。今シーズン、NDA史上初の1R、2R連続クアドラプル達成し、一躍名を上げたチームはその期待も大きいもの。ここのところ10Pをなかなか決めることができていなかった八幡としては、少し不安もあったのではないでしょうか。それでもゲームがはじまれば、鋭い独特のスローをしっかりと10Pエリアに投げ込んできます。1R2本の成功は、八幡としては少し悔しさがあったかもしれないが、久々に納得のいくスローイングはできていたようでした。
そして残り2チーム。NDA創設期からロングスローにこだわり続けた漢2人が、今年も漢祭りを締めてくれました。
まずは、大陸間弾道ミサイルI.C.B.M.の異名を持つ依田充弘&TED。誰よりも漢祭りに熱い情熱を持っていて、この祭りを心待ちにしていたチーム。今年の漢祭りはいろいろな思いが交差するなかでのゲームでした。その依田のミサイルは、今大会も誰よりも早く10Pエリアに届きます! 出てくれば注目が集まるプレーヤーだけに、これからもたくさんのロングスローワーにその情熱を伝えてくれるに違いありません!
最後に登場し、今年も祭りを締めくくるのは、漢祭りの生みの親、10P KINGこと直井吾郎&ハリマオ。漢祭りが開催されるようになったのはこの漢がいたからこそ! 年に一度の漢祭りの聖地に帰ってくる漢を楽しみにしているチームも多く、今年も熱いメンバーを引っ張っぱります。2R最後の1投を10Pエリアのど真ん中にしっかり決めて、今年の漢祭りを締めくくってくれました。
その直井吾郎からも、過去最高に盛り上がった漢祭りだった、とコメントも出るぐらいに、今年の漢祭りは素晴らしいゲーム内容でした。
盛り上がりを見せた〈スーパー〉クラスの決勝Rのメンツは、どのチームもNDAを代表するトップランカーたち。
そんななか、ダークホース的存在で決勝進出を決めたのが、漢祭りの生き残り、木野島みゆき&蓮花。101チームのエントリーで決勝R進出という衝撃デビューとなったチームは、何かまだ見せてくれるのではという期待が大。
迎えた決勝Rは、やはりロングを狙ったゲーム! 決まれば一発逆転の可能性を秘めたが、〈スーパー〉クラスの決勝の舞台はそう甘くはなく…。果敢に攻めてきた結果は、あと一息のところで入賞を逃して6位。だが、充分すぎる結果には、会場から大きな拍手が湧き起こっていました。
3位入賞を手にしたのは望月昭吾&F.Sirius、そしてFLY! F.Siriusとのチームではもっと結果を残せただけに悔しさもあったに違いないが、12歳のFLYとのチームでの入賞は本当にお見事でした。
ミドル6投回しのゲーム、ロング5本のゲームをバシバシ決めてくる若手チームが活躍を見せるなか、どうしても逆らうことができない年齢の壁としっかり向き合い、そのなかでしっかりと攻めてくるゲームは、まさに信頼関係がないとできないもの。お互いを信じてひたむきにプレーする1分間には、見ていてこみ上げてくるものがありました。12歳にしての3位入賞は、優勝とはひと味もふた味も違う思いを抱いたのではないでしょうか?
今年のウィンドマスターカップの優勝争いは熾烈そのものでした。予選通過の時点で優勝に最も近かったのが木田高弘&カルーアミルク。
その木田に立ち向かいストップをかけたのが伊東由樹&吹雪。決勝Rで見事6投回しの34Pをたたき出し、3位通過から一気に追い上げて一時トップに立ちます。
逆に木田高弘は、決勝Rのラスト1投でまさかのミスをしてしまい、優勝争いはエキストラRまでもつれ込みました。これで流れは完全に伊東由樹に傾いたと思ったチームも少なくはなかったでしょう。
そうして迎えたエキストラRの戦いは、お互いに一歩も引かないゲームを見せてくれます。
伊東由樹はエキストラRも6投回しのゲームで高ポイントを作ろうと奮闘し、1ミスの25Pを挙げてあとは木田の結果待ちとなりました。
続いて登場した木田高弘は、パートナーであるカルーアミルクの疲れという不安要素を抱えながら、最後の意地のゲームをスタート。そのゲームはまさに木田高弘らしい展開! ロング4本勝負の1投目がまさかのミスからのスタートと、いきなり追い込まれる状況に。その後、2投目に8P、3投目に10Pを決め、勝敗をラスト1投にかけます。
そのラスト1投は、木田も体力をすべて使い切る渾身のスロー。8P以上を挙げないといけない場面で、その1投は向かい風をどんどん押し切り、6Pと8Pのライン際、さらに右エッジギリギリのラインでホバーし、あとはカルーアミルクのキャッチと着地地点次第と運命は託されました。するとカルーアミルクは見事にキャッチを決め、しかも着地地点は…コートの中。8Pに両足が収まっていました! その時点で木田高弘&カルーアミルクの優勝が決定。息をのむ瞬間とはまさにこのことだという1投でした。
これにより2位となった伊東由樹&吹雪は悔しさもあったはずですが、さすが木田高弘&カルーアミルクだ、彼らは何かをもっている!とコメントを残し、木田の優勝を心から讃えました。これにより、木田高弘が年間ランキング1位の浦野優一&凛娘を一時追い抜き、ランキング1位に返り咲くことになります。
迎えた最終日。この日、最も注目されたのがランキングをひっくり返された浦野優一&凛娘。この結果を真摯に受け止め、最終日は優勝のみに的を絞ってゲームに挑んできました。
しかし、浦野の前に立ちはだかったのが菊池誠&MAYHEMでした。昨シーズン、ランキング2位に輝いた実績を持つチームだけあってさすがと思わせるゲームを展開し、独走態勢で予選通過1位で決勝進出。
浦野も懸命に追いかけてきたが、菊池の好調ぶりには歯が立たず、優勝を逃して2位となりました。
よって、この日の優勝は菊池誠MAYHEM。菊池としては今回の御前崎大会で満足のいく結果が残せていなかったので、最終日の優勝にはホッと胸をなで下ろしたのではないでしょうか。
今シーズンは大会参加数も少なく、シングルランクとまではいかなかったものの、JAPAN CUPノミネートはもう確定の位置。JC優勝候補の予想にも上がる実力の持ち主だけに、今から期待が高まります。
2位になった浦野は、なんとか年間ランキングの順位をまた1位に戻してきました。しかしそのポイント差はかなりの僅差! 年間チャンピオン争いは最終戦までもつれ込むのではないでしょうか。
谷端勇志
〈S2〉クラス
シーズン終盤、ランキングポイント獲得争いが最も激しくなる大会なのではないでしょうか。
GW恒例のGI Classic WINDMASTERCUP 御前崎大会!
初日からメイン競技となっていました〈S2〉クラスのエントリー数は、当日エントリーを含め全34チーム。
この日の優勝者にはランキングポイント117Pが加算されます。
やはりGI Classicということもあり、東西から総合ランキング上位チームがしっかりと名を連ねておりました。
西からは総合ランク1位の木野島佑亮&蓮花をはじめ、
西のゴリこと青野浩紀&LITA、広島の宝石商・森本克明&サファイア。
東からは木野島のトップの座を狙う鳥海達也&りんご、ぽんず、
クアドラプルも決め絶好調!?の高橋芳則&Sizuku、少し久しぶりの参戦となった鈴木貴博&カイザー。
このように〈S2〉クラスシングルランカーが多く集まりました。
やはり注目となるのは、トップ争いを繰り広げる木野島佑亮と鳥海達也の順位の変動はあるのか!?ということ。
さらに、セミファイナル40に出場するためのトップ20争い。
果たして初日を制するのはどのチームとなったのでしょうか!
1R、なかなかポイントが伸びてこないなか、しっかりとポイントを挙げてきたのが、見事に6投回しで全投キャッチを決めた近藤啓太&ウェリナ。
4P×6=24Pと安定した結果を残して1Rトップに躍り出ます。
それを追いかけるのはダークホース的存在が、まだ参戦数が少ないものの30位中盤の位置につけていた小松高人&SALTO。
6投回しの全投キャッチの成功で、1-2Pエリアが入ったぶんあと一歩届きませんでしたが、それでも20Pでのフィニッシュです。
2Rは、大きくポイントを伸ばしたチーム、風に苦戦を強いられるチームと大きく2つに分かれました。
この2Rで大爆発!
4本勝負のゲームでしっかりとロングエリアでのキャッチを決めた高倉知也&音羽。
1Rのポイントはわずか9Pに終わり、2Rは攻めるしかない状況で、1投目から見事10Pを決めると、次の2投目もロングエリア7P。
課題である受け渡しを行ってしっかりと残りの2投を決め、2Rのポイントは見事31P! ナイスゲームでした!
次に、小松高人&SALTOがこの2Rで6P×5までもう少しといったポイントの28Pを記録します。
1・2R合計48Pはさすが!
一番乗りで決勝進出を決めました。
この日、決勝Rに進んだ上位5チームは下記のとおり。
1位通過 年間ランク35位 小松高人&SALTO 48P
2位T通過 年間ランク14位 高倉知也&音羽 40P
2位T通過 年間ランク13位 白川政明&六花 40P
4位通過 年間ランク12位 近藤啓太&ウェリナ 36P
5位通過 年間ランク6位 鈴木貴博&カイザー 35P
なんと、〈S2〉クラス決勝常連の木野島佑亮&蓮花、鳥海達也&りんご、ぽんずの名前がありません…。
その上位3チームより見事に高ポイントを挙げた5チームの決勝Rの結果は…
優勝に輝き、大きなランキングポイント117Pを獲得したのは、ダークホース・小松高人&SALTO!
ここ数大会での大活躍はもとより、この御前崎での優勝はさすがですね!
これで順位は10近く上がってくるのではないでしょうか。
残りの大会の参戦予定が気になりますね。
見事な逃げ切り優勝でした。おめでとうございました!
あと一歩届かなかったのが白川政明&六花。1・2Rでの差を埋めることができずに、
惜しくも2位でのフィニッシュとなりました。
3位となったのが5位の位置からの追い上げを見せた鈴木貴博&カイザー。
やはりビッグゲームでは強さを見せますね!
以上、上位3チームの結果で初日の〈S2〉クラスは幕を下ろします。
2日目
2日目はサバイバル戦となります。
このサバイバル戦も年間ランキングにかかわる大きなポイントとなります。
サバイバル戦は1Rだけポイントが高いだけでは意味がない…。
続く2R、さらには決勝Rと、安定していいポイントを挙げなければいけません。
この日、1Rから好調だったのは高橋芳則&Sizuku!
4投勝負のゲームでは、必然的に長いエリアでのキャッチが必要となってきますが、1Rはロングをからめたゲームで26P。
1Rではほかのブロックの誰よりもいいポイントでしたね!
続いての2Rは1Rから勝ち上がったメンバー。
そのなかからさらにふるいにかけられ残ったのはこちらの5チーム!
トップバッターからいいポイントを作ってきたのが、岡祐二&ほのか。
まだ若いワンコのほのかとベテランスローワーの岡さん。
ミドルを中心としたゲームで26Pというポイントを作ってくるのはさすがです!
次に、こちらも若いワンコがパートナー、岡林さおり&ピッツ。
まだ若いながらも高いキャッチ力といい脚の速さを持っています!
1R、2Rともに1本ずつミスがありましたが、それでも合計は20Pと効率よくポイントを挙げておりました。
2Rでもしっかりとポイントを挙げてきたのが、高橋芳則&Sizuku。
1本ミスが入ったものの、1R同様のロングをからめたゲームはお見事でした。
このサバイバル戦では驚異の強さを発揮する、木野島佑亮&蓮花。
これまで参戦しているサバイバル戦でほぼ上位での結果を残しています。
このチームが決勝に上がってくると、誰にとっても手ごわい相手となりますね。
残りの1枠にしっかりと名を残したのは、広島からの遠征チーム、森本克明&サファイア。
ミドルエリアでゲームを展開し、しっかりと確実なゲームで決勝R進出を決めました!
以上の5チームのうち、この日のサバイバルを制するのは、やはり総合ランキング1位の木野島佑亮&蓮花となるのか…、
それともその強豪を抑えてほかのチームが優勝となるか…。
決勝R、トップバッターでいきなりの登場は木野島佑亮&蓮花。
どこまで高いポイントを挙げるかと思いましたが、蓮花とのタイミングが少しずれてしまっていたでしょうか、
なんと決勝Rはまさかの1投キャッチ成功のみの6Pでフィニッシュ…。
これは後続に大きなチャンスとなりましたが、2番手登場の森本克明&サファイアもまさかの大失速…。
木野島さんと並んで6Pでフィニッシュとなります。
こうなると残り3チーム勝負といった雰囲気が漂い、若手のワンちゃんとの1分間、岡林さおり&ピッツがしっかりとポイントを出します!
1・2Rよりもエリアを伸ばしてのミドルエリアをからめたゲームで22P。
1投のミスが惜しかったですね…。
4番手登場は高橋芳則&Sizuku。
ラインジャッジをしていたので、一番近くで見させていただいていましたが、以前の大会でクアドラプルを決めたからでしょうか、スローをする姿には自信があふれているようでした!
やはりそういうオーラをまとったスローはSizukuもキャッチを決めてくれます。ロング2本にミドル2本は28P!
ここまでの〈S2〉クラスで1番のポイントとなりました!
最後の登場となったのが、ここ最近、上位に名前を残すもののあと一歩優勝に届いていなかった岡祐二&ほのか。
岡さんのスローテクニックはもちろん、ほのかのキャッチ力もなかなかのスキルを持っています。
1投目からミドルエリア6P、なんとそのあともミドルの6Pを重ね、6P×4=24P!
あと1投で6P×5、今日こそは初優勝を決めるか!…
というところで、やはりと言いますか、ミスが1つ…。合計24Pはまたしても優勝には手が届かずフィニッシュとなりました。
この日の〈S2〉クラス・サバイバルを見事制しましたのは、高橋芳則&Sizuku!
最後の1投を決めたときのガッツポーズ姿が強く印象に残っています
優勝おめでとうございました!
最後に、この御前崎大会で個人的に印象が残ったチームを1組紹介させていただきたいと思います。
それは…佐々木武&フェアリー!
間違いなく、この日の3日目の〈S2〉クラスを引っ張った一人でしょう。
当日エントリーをいただいて序盤で出したポイントは、佐々木さんがいつも目標としている6P×5!
このポイントを1Rからしっかり決めてくれました!
東のゴリと呼ばれている佐々木さんですが、その姿を西のゴリこと青野浩紀さんもしっかりと見ていて、
言った言葉が『あれ、泣いてるんちゃう?笑』。まさかと思って見てみれば、うれし涙を流す佐々木さんの姿が!
できるなら、いったんゲームを止めてでも写真を撮らせていただきたかったぐらいです(笑)。
いつもフェアリーが取れるようなディスクをと心がけて練習している様子を見ていただけに、
こっちまでうれしくなってしまいました!
そして2Rも最初の1投にミスがあったものの、そのあとを決めて6P×4で24P!
なんと、1・2R合計は54P! 見事決勝に駒を進めておりました!
ですが…決勝Rにはふれないでおきましょうか…(笑)。
(こっちは西のゴリこと青野さんです)
実力があるだけに、今後の活躍に期待したいと思います! 応援しています!
皆様、御前崎大会終わってしまえばあっという間の4日間でした
そして今週の大会は、清里、神戸農業公園となっております!
残りゲームも僅か最後まで走り切りましょう!
〈伊藤慎吾〉