GIゲーム 兵庫・神戸農業公園大会
暑いッ! まさに猛暑。空気が熱く、日差しが痛い、そんな感じの神戸エリアでした。
とはいえ、キャンセルがありながらも、2日間で90チームあまりが参戦してくれ、
各クラスで熱戦と好ゲームを繰り広げてくれました。
暑いのは当たり前、だったら思いっきり夏を楽しんじゃおう!というノリで、
コート外では皆さんずいぶんはっちゃけてましたね。
盛り上がるためのさまざまなアイテムを持ち寄ってくるあたり、
いつでも遊び心を忘れない皆さんに脱帽です!
熱中症対策の水分・塩分補給と、愛犬のコンディション管理、お互いの体調の様子に気を配る心づかいで、
2日間とも暑さによる健康トラブルもなく、無事に大会を終えることができました。
会場に足を運んでくださった方々の万端な準備と数々のご配慮およびご協力に、
この場をお借りして心よりお礼申し上げます。
それでは、トピックスです。
〈スーパー〉クラス
土曜日
今シーズン初のサバイバル戦は合計19チームにて行われました。
シーズンもはじったばかりということもあってエントリーは少ないものの、
福島弘明、今村武史と歴代のJAPAN CUP王者が参戦してくれました。
そうした濃いメンツのなかでも強さを発揮したのが今村武史&マーキュリー。
毎年少ない大会数でJAPAN CUPノミネートを狙う省エネ参戦の今村は、
出場すればやはりさすがの活躍ぶりを披露します。
この日もたまたま遊びにきた感覚でさらっと決勝Rへと進出。
決勝Rでもマーキュリーのキャッチセンスを生かした見事なゲームを展開し、
早速シーズン1勝目を手にして帰路につきました。
2位には八幡瑛茉&DIESEL。
決勝Rでは1投のミスにより優勝を逃したとはいえ強さは健在。
今年も〈スーパー〉クラスのトップランカーになるのは間違いなさそうです。
3位は助定潤司&RAI。
しかし、ゲーム内容がイマイチよくない決勝Rだっただけに、
本人のなかでは悔しさが残った様子でした。
日曜日
朝からゲームを引っ張っていたのは、地元チームの大井隆生&テン。
実力のあるチームだけあって、ここぞというときの集中力はさすがです。
決勝Rでは最後の1投でミスをしてしまい、あと一歩のところでパーフェクトゲームを逃す結果に。
最後にオチをつけるあたりが大井隆生らしいですね。
今シーズンはかっこいいキャラか、おもしろキャラか、どちらの大井隆生になるかも楽しみです。
この大井の1ミスをついて見事に優勝を飾ったのが助定潤司&RAI。
前日のサバイバル戦の決勝Rでは納得のいくゲームができなかった助定潤司は、
この日の決勝Rでは32Pの高ポイントをたたき出すハイパフォーマンス。
今大会であらためて感じたのは、助定はもちろんパートナーのRAIのキャッチ力が素晴らしいということ。
頭の真上を鋭く走る難しいディスクでも器用にキャッチを決めたのには、見ているチームも大いに感心していました。
3位につけたのは東エリアからの遠征チーム、中山政男&龍。
今大会唯一の東エリアからの遠征チームには西エリアのプレーヤーも驚いていました。
中山はここ最近の不調を振り払うためにも、できるだけ大会に参加したいという気持ちだったみたいです。
昨シーズンからのライバルである八幡誠から注がれる威圧的な視線が好結果を後押しして、
ある意味よかったのかもしれませんね!
〈レディース〉クラス
土曜日
毎年熱い戦いを見せてくれる西エリアの〈レディース〉クラスは、
今シーズンも早速のレベルの高さを見せてくれました。
今シーズンからクラスアップしてきたのが、山口からの遠征 チームの原田安沙子&Tiki、
そして地元の佐々野海優&風呼。この2チームはデビュー戦から素晴らしい活躍を披露します。
原田安沙子&Tikiは、あと1人のところで決勝Rを逃す惜しいゲームを見せる健闘ぶり。
佐々野海優&風呼は決勝R1位通過という期待以上のゲームを見せてくれました。
決勝Rはデビュー戦で初優勝かと期待が高まっていましたが、
〈レディース〉クラスはそれほど甘くありませんでした。
広島の高村千穂&クアトロは決勝Rで25Pたたきだす強豪ぶりを示します。
八幡一家のエース、琳珠&GLAMOURは、決勝Rでここぞとばかりに6P×5本=30Pのパーフェクトゲームを達成し、
佐々野海優の前に立ちはだかりました。
この状況で迎えた佐々野海優&風呼は1投のミスが響いてしまい優勝を逃し、3位という結果になりました。
それでも22Pと決して悪くないポイントを挙げています。
デビューからこの活躍はすごいことではないでしょうか。おめでとうございます!
2位には高村千穂&クアトロ。
あの暑さのなかでもしっかりと実力を発揮してくるあたりはさすがでした。
熱さで顔が真っ赤でしたけど、大丈夫でしたか?
そして堂々たる優勝に輝いたのが八幡琳珠&GLAMOUR。
言うことなしの素晴らしいゲームでした。早速のGI優勝おめでとうございます。
今年も八幡一家は強い! 誠さんの活躍は?????????
日曜日
サバイバル戦不成立ということでオープン戦になりました。
1Rから素晴らしいゲームを見せたのが亀本まりこ&Bio 。
開幕戦だった前回の神戸大会でもキャリアハイの32Pをたたき出す活躍。
今大会も1Rでロング4本勝負で30Pを記録する素晴らしいゲームでした。
勝負を決する2Rでは2本のミスが響いてしまいましたが2位に輝きました。
その亀本まりこ&Bioを1P上回って優勝を手にしたのが、クラスアップチームの原田安沙子&Tiki。
前日は悔しいデビュー戦となった原田が早くも1勝したのは驚きです。
今シーズンの〈レディース〉クラスの勢力図に変化が出てきそうで楽しみです。
3位には八幡瑛茉&マイクロ。
優勝常連の八幡瑛茉にしては、不甲斐ない結果で終わったのではないでしょうか。
それでも持ち味のロングエリアのゲームはこの日も会場を沸かしてくれていました。
〈ベテランズ〉クラス
1日目は関川裕介、富久子&HIKARIが元気な姿を見せてくれました。
12歳になったHIKARIと、昨シーズンに孫が誕生した裕介じいちゃんと富久子ばあちゃんとのラウンドは、
本当に楽しそうでした。まだまだHIKARIの元気な姿を見ていたいなと思いました。
2日目は亀本まりこ&みなみ。
亀本家の1番のキャッチ力の持ち主のみなみも暑いなか頑張ってくれました。
亀本さんもみなみとのラウンドのときは特に素敵な笑顔を見せてくれ、
〈ベテランズ〉クラスのよさを体現してくれました。
今大会のベテランズ参加のHIKARI、みなみには、
まだまだ西エリアの〈ベテランズ〉クラスを支えてもらいたいですね。
今年の暑い夏、頑張って乗り越えてくださいね!
谷端勇志
〈ドギーズ〉クラス
1日目
事前エントリー4チーム、当日エントリー4チーム合計の8チームでのゲームとなりました。
決勝進出チームは5チーム。
まずは西正己&ソフィーの登場。1・2R合計14P。
1投目は4P、2投目は3Pと順調にポイントを重ねていきましたが、
3、4投目はディスクダウンでフィニッシュとなりました。
コート恐怖症から完全に復活を遂げたかソフィー。
今シーズンはソフィーの西正&ソフィーの動向に注目です。
GT21P、5位でGIゲームの幕を閉じます。
続くは、GAME1に引き続いての参加となりました溝口千尋&たれ蔵。1・2R合計17P。
今シーズンは溝口達也 から千尋にバトンタッチしての参戦となります。
決勝Rは4投中2投成功の5P。GT22P、4位の成績を収めて終了となりました。
さらに溝口千尋が続きます。続いては溝口千尋&まきばこ。本来のチームでの登場です。
灼熱の暑さとなったGAME5神戸大会にあって、連投はなかなか厳しいものです。
先ほどのラウンドの疲れからか、なかなかポイントにつながらず苦戦。決勝R4P、GT22Pとたれ蔵と並びます。
プレーヤーが同じ場合、ゲームをせずに順位を決定することができます。
溝口千尋、ここはまきばこを3位に、たれ蔵を4位としました。
次に登場は、昨シーズンのシングルランカーでもある山本憲斉&我闘。
強豪チームが今シーズン初のGIゲームに参戦してくれました。< br>
1・2Rでは昨シーズンと変わらずの豪快なスローで会場を沸かします。
決勝では、4投中2投成功の12P、GT30Pでフィニッシュ。
GIゲーム、優勝となりました。
今シーズンも山本憲斉&我闘、西エリアの〈ドギーズ〉クラスを引っ張っていくことになる!?
そして最後は山本憲斉&ナイル。珍しくも山本真衣ではなく憲斉とのチーム。
我闘と同様のプレースタイルで挑んだGIゲーム。1投目からロングエリアの7Pに
たたき込んできます。しかし、あとが続かず、4投中1投の7P、GT26Pの2位。
見事、我闘、ナイルで1・2フィニッシュを果たしました。
〈S2〉クラス
1日目はサバイバル戦でしたが、定員揃わずのオープン戦となりました。参加チームは全6チーム。
まず3位となりましたのが、原田奈々&Thina。
昨シーズンは妹の原田安沙子のドライバー、そしてカメラマンとして、
コート外で妹をフォローしてきた原田奈々ですが、今シーズンは本格参戦宣言。
昨シーズンも〈プレジャー〉クラスでその腕を磨いてきたチームだけあって、
早々と結果を出してきました。GT17Pでフィニッシュとなりました。
2位は浮田徳久&いちご。
〈スーパー〉クラス、そして〈S2〉クラスと灼熱の神戸大会で大忙しだった浮田徳久。
しかしながらゲームはいつもと同じ、冷静沈着。
きっちりと決め、1Rは15P、2Rは10P、GT25Pで2位となりました。
1位は大井隆生&ハン。 テン、シン、ハンの末っ子の登場。
〈S2〉クラスでのんびり、ゆっくり育てますとのことでしたが、はっきり言ってかなり強いです!
大井隆夫のスローも冴えていましたが、ハンのキャッチ力もお見事!
1・2Rともにディスクダウンなし。GT40Pで優勝となりました。
このまま〈S2〉クラスか、それとも…。
いろいろと期待が高まるデビューだったのではないでしょうか?
2日目
全3チームとなりました。昨日の優勝チーム、〈S2〉クラス・オープン戦を制した大井隆生&ハン、
見事入賞を遂げた原田奈々&Thina、そして惜しくも入賞を逃していた光田真樹&エリーゼ。
果たして2日目の勝者は…。
それでは3位から。
神戸大会おなじみのチーム 、光田真樹&エリーゼ。
前日は4位と非常に悔しい思いをしていました。2日目は3位入賞です。
3-4Pエリア中心のゲームとなりましたが、やはり高みを望むとなると
少なくとも5-6Pエリアまでディスクを運ばないと、厳しい戦いとなってくるでしょう。
1・2R合計23P、決勝R4P、GT27Pでフィニッシュ。
2位は山口県から原田奈々&Thina。
〈S2〉クラスのデビュー戦ながら、昨日に続いての2位を獲得します。
しかしながら、ここからが本当の戦いになってくるでしょう。
今シーズン注目のチームとなるでしょうか!?
1・2R合計24P、決勝R13P、GT37Pで幕を閉じます。
優勝チームは大井隆生&ハン。
1・2R合計35Pと、他チームとは頭1つ抜き出るかたちでの決勝R。
決勝Rでもその強 さを見せつけます。4投中4投成功の23P、GT58Pでフィニッシュ。
前日に引き続き、連続優勝の偉業。
今シーズンはこの大井隆生&ハンに注目が集まることは間違いなさそうです。
〈プレジャー〉クラス
参加チームは1チーム、静岡の浮田たかよさんと&茶々丸のチームです
〈プレジャー〉クラスでは説明不要のチーム。
この日は熱いなか、浮田徳久さんのサポートに大忙しとなっていた一方、
ご自身の出番では浮田徳久さんがサポートに回ってのゲームとなりました。
浮田たかよさん、今シーズンもよろしくお願いいたします!!
〈チャレンジゲーム〉
参加エントリーは1チーム。高村哲也さんとブーティのチーム。
暑いなかでのゲームとなり、ちょっと心配ではありましたが、
ブーティが暑さを物ともせずにジャンプキャッチを試みていました。
小さい身体ながらスピードが乗った走り、そのギャップにかわいさ倍増!
まさにそんな感じでした。優勝おめでとう!
岩崎泰大
〈BINGO〉
回を重ねるごとに確かな盛り上がりを見せるこの競技。
シーズンチャンピオンの座を狙う面々が、
可能なかぎりの出場機会を求めて大会を追っています。
そのチャンスも、今回は変則で2日間開催となった神戸大会を含めて残すは3回のみ。
結果次第で最終順位の固定に大きく影響を及ぼす1戦だけに、
プレーヤーの本気度があふれるゲームとなりました。
1日目
エントリーは、事前6チーム、当日1チームの全7チーム。
多頭エントリーでもしっかりと結果を残している谷端賢二に、
〈スーパー〉クラスでおなじみの強豪たちが挑みます。
決勝Rに進出したのは、予選通過3位Tの谷端賢二&JAHKNOW、
浮田徳久&バロン、谷端賢二&WICKED、予選通過2位の関川裕介&Beryl、
予選通過1位の谷端賢二&NATTY DREAD。
トップバッターは谷端賢二&JAHKNOW。1・2R合計は115P。
いつもの作戦どおり、手前の9、8、7エリアを攻め、幸先よくビンゴPをゲット。
続けて5、3を狙って奇数エリアの10PとビンゴPを上乗せしますがここまで。
あまり大きなインパクトを残せないまま合計85P、GT180Pの3位Tとなりました。
続くは浮田徳久&バロン。1・2R合計は同じく115P。
9、5、1と奇数を狙い、まずは斜めのビンゴPが成立。次に6、7を獲得して、
あと3を抜けばダブルでビンゴPの獲得でしたが、ここは間に合わず…。
合計55P、GT170Pで終了です。
次は谷端賢二&WICKED。1・2R合計は同じく115P。
JAHKNOWのときと同様に手前のエリア狙い。見事ビンゴが成立して、
さらなるエリアを目指します。立て続けに奇数の5、3、1を獲得し、
各10Pとダブルビンゴを追加。合計85P、GT200Pで、堂々の2位に輝きました。
4番手に登場は関川裕介&Beryl。1・2R合計は135P。
1ミスからのスタートとなりますが、次々に7、8、9を攻めてビンゴPをゲット。
奇数の5に続いてさらに攻めますが、最後にミスが入って終了。
合計45Pと伸び悩み、GT180Pの3位Tとなります。
トリを務めるのは谷端賢二&NATTY DREAD。1・2R合計は、ほかを大きく突き放す180P。
前出の2頭同様に、まずは手前のエリアを攻めて滑り出しよくビンゴPを獲得。
この時点で優勝が決定します。
次の作戦は奇数エリア狙い。5、1、3を沈めて加算ならびにダブルビンゴ。
さらに6を獲得するとビンゴPを積み上げ、合計100P、GT280Pと、
他の追随を許さないゲーム内容で頂点に立ちました。
2日目
エントリーは、事前5チーム、キャンセル1チームの全4チーム。
谷端賢二が連日の3頭立てでのぞみ、それに対するは神奈川からの“刺客”、中山政男&龍。
調整ゲームの意味合いを込めた参戦ながら、1人で果敢にビッグネームへと挑みます。
結果は…、谷端賢二の1・2・3フィニッシュ。予選Rから貫禄のゲームで、終わってみれば、
優勝 NATTY DREAD(1・2R合計190P、GT250P)、2位 JAHKNOW(1・2R合計115P、GT195P)、
3位 WICKED(1・2R合計125P、GT190P)。前日と見劣りしない見事なゲーム内容で、
あらためて強烈なインパクトを残すかたちとなりました。
一方、シーズン前からチャンピオンの座獲得を公言していた強豪に1人で立ち向かった中山政男は、
持ち前のスキルを存分に発揮できず、また、龍もやる気が空回りしている感じで思うような結果は残せませんでした。
予選Rでは、連続ミスやビンゴPの上乗せができなかった点が面はゆい様子でした。
決勝Rでは2R同様に2ビンゴを獲得しましたが、大事なところでのミスが成績に響きました(1・2R合計100P、GT160P)。
しかしながら、大遠征での参戦に、会場に居合わせた人たちたちは温かな拍手で健闘を讃えていましたね。
西エリアのプレーヤーとのコミュニケーションもますますはかれたことと思います。
これからもディスクドッグを心から楽しむ姿をもっと見せてくださいね。
お疲れさまでした!
〈BERMUDA〉
日曜日のみ開催の〈BERMUDA〉には、2日目の〈BINGO〉で紹介した中山政男&龍がエントリー。
いろいろな競技に挑戦するなかで、現在のスランプから抜け出すきっかけを模索しているようです。
1Rにまず、4P、4P、5Pと、序盤から好調な滑り出しを見せます。
続いても4P、5P、5Pとサークルの中心エリアで加算していき、合計27Pで終了。
上々の成績を残し、2Rへの期待感が高まります。
2Rも4P、4P、4Pと絶好のスタート。ところが、続くポイントが3Pと1Pのまたぎだったり、
サークル外の1Pだったりと、それまでの好調ぶりをキープできず、合計18P、GT45Pで終了となりました。
それでも全体的には好成績を記録する予感でいっぱいでした。手元の感覚を取り戻し、
龍とのグッドコンビネーションを再構築して、強い中山政男&龍に返り咲いてください。