愛知・木曽三川大会へのご参加、ありがとうございました。
中部エリアの開幕戦となった今大会はエントリーも増え、
ゲームも盛り上がり、大盛況となりました。
ではトピックスです。
〈レディース〉クラス
昨シーズンまではルーキーとして活躍していた
服部紀子&レインが大活躍! 今ではもうこのクラスの
トップレベルにまで上り詰めている強豪チームの1つ。
この日も1R・2R合計57Pと、〈スーパー〉クラスに
匹敵するゲームで決勝R進出。
決勝Rでもその強豪ぶりを発揮し見事優勝。
後日の同クラスでも決勝Rに進出し、
連日優勝を狙いましたが、
古野智子、しものちかこ、木田美花と、
名の知れたベテラン勢に破れ、連日優勝は逃すことに。
この日の優勝チームは古野智子&Mike。
JAPAN CUP 2K12王者に輝いたペアで早速1勝目を獲得。
2位との差を15Pも広げての優勝は圧巻です。
3日目に活躍を見せたのはベテラン、
中村絵里&RamFernieAlpine。
決勝Rでは難しい風が吹いてどのチームも苦戦するなか、
他チームよりも多く積んだ経験値を生かして
見事なゲームを披露し、この日の優勝を手中に。
今季からクラスアップしてきたチーム、
服部紀子のような成長著しい中堅チーム、
そして、底力のあるベテランチームの熱い戦いが、
今シーズンさらにこのクラスを盛り上げてくれそうな予感がしました。
〈ドギーズ〉クラス
今季開幕戦を制した村松久弘&ピノが、
この日も1Rから高ポイントを記録。
その活躍に一蹴するかのように藤田浩子&マイロ、
愛知の重鎮・鈴木哲&PATTYが
2Rから追い上げを見せて村松の2勝目を阻止。
優勝こそは逃したものの、ピノのキャッチセンスのよさと
村松の攻めのスローは、爆発力さえも感じさせる
大きな成長を見せていました。
そして、この戦いを制したのが、
ドギーズ界でも1、2を争う”勝負強さ”の持ち主、
藤田浩子&マイロ。2Rからの追い上げの勢いで
決勝Rも戦いきり、見事優勝!
2位には鈴木哲&PATTY。
鈴木としては満足のいくゲームができないままの
この順位は悔しさがあったみたいです。
本来の強さが見られないチームは、
次の日も優勝を逃して結果はまたしても2位。
数々の試練を乗り越えたチームだけあって、
この後のさらなる成長に期待ができそうです。
その鈴木を倒して優勝に輝いたのは小泉和喜&リン。
キャッチ力抜群のリンと小泉の男気あふれる試合運びで
優勝を手に。おめでとうございました。
3日目には、ピンクの衣装でおなじみの遠藤恵子が大活躍。
フラワーと優勝、さらにフラワーの娘パフィーとは
3位に輝きました。
このチームの安定感も素晴らしかったです。
〈S2〉クラス
毎年多くのルーキーを生み出すこのクラス。
今大会もフレッシュなチームがたくさん参戦し、
目覚ましい活躍を見せていました。
そのなかでも1日目、とくに輝いていたのが
宇佐見万里江&ロンド。
若いロンドのスピードは本当に素晴らしかったです。
注目している方も多く、この先ますます期待ができそうです。
2日目を制したのは、昨シーズンに続き、
今シーズンも〈S2〉クラスに参戦の
近藤啓太&ウェリナ。
決勝Rでは29Pの高ポイントを挙げて
後続にプレッシャーを与え、逆転優勝劇を披露。
場数も次第に多くなってきているだけあって、
今シーズン、さらなる飛躍も期待できそうですね。
この日、悔しい思いをしていたのが木野島佑亮&蓮花。
1位通過からまさかの6位までに順位ダウン。
次の日の試合でも1位通過を決めるも結果は4位と、
相当悔しさが残る大会になったのではないでしょうか。
ただ、まだまだ成長段階のチーム、これをバネに力をつけて
リベンジに挑んでくることを期待しています。
最終日、見事優勝を手にしたのが杉浦幸子&甚助。
昨シーズン、甚助がラウンド途中で止まってしまうことが
たまにあり悩んでいたチームでした。
そこからは、とくに甚助とは楽しむことを優先して
ゲームに励んでいた杉浦にとっては、
この優勝はとてもうれしいものだったことでしょう。
優勝が決まった瞬間、飛び跳ねて喜んでいた姿が
何より印象的でした。
おめでとうございます。
〈スーパー〉クラス
初日からハイスコアな戦いが繰り広げられたこのクラス。
決勝Rは激戦そのものでした。
口火を切ったのは昨シーズンの年間チャンピオン
三浦武也&CYBELE。決勝Rで40Pを挙げ、GT90ポイントで
盤石と思わせる状況でコートを後に。
これだけの追い上げを見せた三浦が優勝かと思いきや、
その後、古野渓太郎&schumacherが
10×4=40Pのクアドラプルをたたき出し、
三浦のパフォーマンスを超えて一躍トップへ。
そして最後に登場してきたのが、木田高弘&カルーアミルク。
数々の大偉業を成し遂げた超大型トッププレーヤーの登場で
会場にいる皆が木田に注目し、期待は高まるばかり。
決勝で40Pが2度飛び出すほどのビッグゲーム。
決勝常連チームでも萎縮してしまうことはよくあるが、
規格外のこのチームにとっては
心地いいぐらいの緊張感だったのかもしれない。
決勝Rでも持ち味のダイナミックなゲームで
35Pをたたき出し、GT103Pで見事優勝!
とにかく素晴らしいゲームでした。
この勢いで2日目はさらなる激戦に発展。
決勝にはやはり木田高弘の名前もあったが、
〈レディース〉クラスにも決勝進出していた
カルーアミルクの体力消耗が響いてしまい、
思うようなゲームができないまま入賞は逃すことに。
決勝Rに火をつけたのは谷端賢二&IRIE。
2Rから爆発しだしたチームの勢いは
決勝でもとどまることなく10Pを3本決める攻めっぷり。
ラスト1本は時間が足りなくなり、
神戸大会に続くクアドラプルを逃したのは残念…。
その後、古野渓太郎&schumacherが出てきて、
ロングにこだわった勢いのあるゲームで37Pを挙げ、
GT99Pでトップへと躍進。
そして、この日の主役、福島弘明&クロアの登場。
昨日の木田と同じく、このチームもハイスコアゲームを
楽しんでいた様子。決勝Rはクアドラプルを捨てて、
さらに高ポイントへと攻める10.10.10.6.10の46P狙い。
惜しくもラスト1投は時間ギリギリで
力のないディスクで終わったものの、
高見を目指した挑戦には惜しみない大きな拍手が。
GTも104Pと、昨日の木田よりも1P高いポイントを
挙げているあたりが、負けず嫌いの福島らしいところです。
3日目はエントリーが激減し、全12チームの戦いに。
ただ、少なければ少ないなりの熱い戦いになるというもの。
1/2以上の可能性で決勝R進出ができるという情報は、
ある意味プレーヤーにとって嫌なプレッシャーか!?
ましてや、決勝常連の三浦武也、浦野優一の名前があれば、
枠はさらに狭く見えてしまうというのがプレーヤー心理。
そんななか、決勝Rで果敢に攻めてきたのが
成長著しい高坂健太&ウェイド。
決勝で見せた10Pへのエリア4本勝負は、
成功は2本のみながらスローはすべて枠をとらえ、
観る者は興奮しながら拍手喝采。
今シーズン、さらなるレベルアップに期待大。
順位も終わってみれば2位と、今シーズンの初入賞。
それに続くように大井隆生&テンも3位に入賞し、
熱い気持ちを見せつけていました。
そして、この日優勝を手にしたのは浦野優一&凛娘。
三浦と1Rから繰り広げた戦いは圧巻。
難しい風の吹く決勝Rでも高ポイントを挙げ、
GT98Pの圧倒的な力を見せつけて終了。
三浦武也は2Rから失速して4位となり、
今大会での優勝は逃す結果となりました。
このリベンジ戦に燃える三浦武也に注目です。
今大会はプレジャークラス、チャレンジゲームも
たくさんエントリーがありました。
今後は初心者向けのクリニック開催も予定しています!
初めての方もお気軽に会場に遊びに来てくださいね!
お待ちしております!
そして、今大会2日目の大会終了後、
会場クリーン作戦!としてゴミ拾いを行いました。
閉会式後、参加者のほとんどの方がボランティアで
集まってくれ、5分から10分程度のゴミ拾いですが、
たくさんのご厚意によって会場清掃をすることができました。
今シーズンはこのように、各地の会場で清掃活動等を
行っていきたいと思っています。
皆さんのご協力、よろしくお願いいたします。
谷端 勇志