VOL.020
Do Your Best!最終章
今シーズンも東西の最終戦GⅠの赤穂、長岡スーパードックスコンペティションのみとなった。
先日の御前崎GⅠクラシックでは、前半は例年になく穏やかだったために予想をはるかに超えるハイパフォーマンスの競演となり、プレーヤーはもちろん、応援する観客も興奮するほどの好ゲームが展開されていた。我々スタッフの予想を超える展開に、用意したブラックディスクが足りなくなるという事態がそのレベルの高さを物語っている。
ところで、ディスクドッグという競技を皆さんはどんなきっかけで始め、どんな拘りをもってプレーしているのだろうか。初めて見た大会のスーパープレーへの”憧れ”、愛犬が初めてキャッチした時の”歓喜”、パートナーと試行錯誤を繰り返しながら深めていった”絆”、そして何よりも自分達のパフォーマンスを魅せ続ける”情熱”、十人十色だろう。
御前崎で行なわれた”漢祭り”はその中の一つのスタイルの集大成であるが、御前崎らしい強風の中で行なわれ、誰一人として10Pを決められた漢祭りのメンバーは居なかった。それなのに何故皆さんは拍手を送るのか。それは、先に述べた一人ひとりの拘りや情熱が一つひとつのプレーににじみ出ており、その姿に胸を打たれるからに他ならないだろう。ロングスローを投げるから素晴らしいのではなく、そこに拘る姿勢や、それを成し遂げようとする全力のプレーが心を打つのである。負け惜しみと言われるかもしれないが、私はそのメンバーと一緒にプレーする機会を得たことは勲章だと思っている。依田美黒や直井3など、私にとって”憧れ”の存在が心の中にあるからだ。
さあ、いよいよ河口湖ジャパンカップに向けて最終章を迎えます。愛犬の長所を最大限に引き出す自分達のスタイルに拘り、情熱を放つ精一杯のプレーを魅せてください。皆さんそれぞれの想いを載せたDo Your Best!で今シーズンを締めくくろうではありませんか。