Do Your BEST!
皆さんにとってのシーズンはいかがでしたか?
先週末開催したSDC長岡大会で2014-2015レギュラーシーズンが終了しました。
気がつけば13年本当に年々過ぎ行く年が飛ぶように過ぎていきます。
あんなに小さかった福島家のご長女もお姉さんになり、
あんなに若く元気に走り回っていた
ワン子逹がいつのまにか、ベテランズクラスに参加している。
今年は特に世代交代も多かったのではないだろうか?
芹澤さんの企画や大塚さんの企画を拝見しながら、新たな発見や
思い、みたいなのものを感じました。
一年愛犬と真剣に向き合い、いま自分たちができる最高のDo Your BESTを体現
するためには!?と試行錯誤しながら、練習に励み、大会に挑み、
そして問題点を修正また大会へ、と繋ぎ、結果日本一決定戦にノミネートを
受けたもの、皆さんの支えを頂き投票により選出されたもの、
NDAの最高表彰でシードを受けたものと色々なルートからノミネートを
受けて日本一の祭典JAPANCUPへと道が繋がっていきます。
その道が険しければ険しいほど、心が強くなる、あまりに険しく
心折れる事もあるでしょう。そこでやめてしまえば楽にはなりますが
後で思い返したときに。きっと心にモヤっとしたものが残ると思います。
最後の最後まで諦めず自分自身のDo Your BEST!を体現できれば
最後の最後結果が伴わずともそれはきっと人生の糧になり
きっと次の自分に繋がると思います。
引くのは簡単でも続けることの難しさ、体現すべき事の難しさが
あるからこそそれを乗り越えた時の喜びや感動が大きなものになると思います。
それだけでは無く諦めずにやりきる気持ちが大切であり、
それを求めた時間の共有パートナーと過ごした時間は大切な思い出に
なっていると思います。
命あるものはいずれその命を全うし虹の橋を渡ります。
ですが求めた志は次の世代へと!強い心や絆を、作り出します。
今シーズンの王者、多田朱利まさにそれを体現した年だったような気がします。
それに挑んだ兵達も各々、自分の志を作り、新たなステージに自分たちを
持ち上げ、各会場を盛り上げてくれました。
この事はスーパークラスのみならず、
レディース、ドギーズ、S2クラスでも言えた事でしょう。
フリースタイルでは新しい顔の野仲&ROA、それに今年急成長加茂&Komachi
DOGダンスの要素もある岡林、総合的に上手くなってきた小山、最年長が
今期にかける思いをぶつける神立、LUCCAのおっちょこちょいさを
うまくカバーできるか!?赤木
と毎年フリースタイルにご参加いただいている方々の愛犬との絆は
本当に頭がさがるばかりです。ディスタンスには無いコミュニケーションの形
思い通りに演技ができるのか?パートナーに意志は伝わっているのか?
見所満載ですよね。
プレジャークラスやチャレンジゲームでも沢山の笑顔がありました。
仲間内で写真の撮り合い、美味しいご飯の持ち込み週末を
みんなで楽しく過ごす休日もちろん夏の暑い日差しの中、
雨の日だって雪の日だってそんなことは御構い無しで各会場を
盛り上げてくれた皆さんがいるからこそNDAの大会は
面白いものであったと、改めて思い返します。
だからこそ、皆さんにはJAPANCUP日本で一番の祭典を感じてもらいたい。
だからこそ、皆さんと一緒にJAPANCUPを作り上げたい。
今シーズも沢山の笑顔と感動をありがとうございました。
長南 幸宏。
フリースタイル
野仲大輔&ROA
今大会は野仲1チームしかエントリーはなかったが
注目を浴びる演技で会場を盛り上げてくれた。
技のキレ、スマートな動き、個性を生かしたルーティンは
自然と誰もが目線を向ける素晴らしさだった。
今年のジャパンカップの優勝候補にも上がっても
おかしくない実力なのは間違い無いだろう。
レディースクラス
今シーズン熾烈を極めたレディースクラスは
最終戦で大きな盛り上がりと涙で溢れるゲームとなった。
まず注目だった八幡琳珠&WINと鈴木千香子&りんの年間チャンピオン争いだった。
1位の八幡琳珠&WINは参戦していたが2位の鈴木千香子&りんは不参戦。
この時点で八幡琳珠&WINの年間チャンピオンが決定となりシーズンに終止符を打つゲームとなった。
そして、もう一つの戦いは原田安沙子&Tikiと岡林さおり&ピッツの
ルーキーオブザイヤー争い。
どちらも1シーズン繰り返し遠征を繰り返しただけあって最終戦でも全力の素晴らしいゲームで
会場を沸かしてくれた。結果は原田安沙子&Tikiに軍配があがることとなったが
どちらのチームもピンクゼッケン獲得のベスト5に収まる素晴らしい戦いとなった。
ゲーム終了後には抱き合って涙する姿もあった。お互いにいい戦友に恵まれたのではないだろうか。
そして、ピンクゼッケン嵐を繰り広げていた白濱歩美&禄来、井上美紀&クムも熱い気持ちが伝わってくるゲーム
で会場を感動の渦に巻き込んでくれた。白濱に至っては悔しさの方が強く残ったみたいで
ジャパンカップで絶対勝ってやるという力強いコメントを残して長岡を後にした。
もう一つの戦いボーダー付近の熾烈な争いもやはり感きわまる戦いとなった。
どのチームもランク35位を目指す素晴らしいゲームを展開し今年のレディースクラスの最終戦を
彩ってくれた。
そしてこの日一気に注目株となったのは兵庫からの遠征チームの佐々野海優&風呼。
今大会を迎える前のランキングは59位。
この長岡で立てた目標は55位以内には入りワイルドカードに参戦する権利に掴むということだった。
条件としては2日間の大会で6位以内の順位に入らないといけないという厳しい条件だった。
1日目は1Rで敗退となってしまったが2日目強い気持ちで挑んだゲームで見事決勝Rを掴み取るという
活躍を見せた。
さらに決勝Rでは会得したばかりのロングスローで勝負をかけ逆転優勝を掴み会場を沸かせ
見事ワイルドカードに参戦する権利を手に入れることとなった。
この後ジャパンカップノミネート最後の2枠をかけた戦いワイルドカードへと移っていく。
ワイルドカード参戦のチームには最後までレディースクラスを盛り上げていただきたいところだ。
スーパークラス
スーパークラスはまさに最高峰という戦いで幕を閉じた。
まず注目だったのはレディースクラス同様ルーキーオブザイヤー争い。
シーズン序盤から有力候補だった高倉芽生&花音とシーズン後半で順位をひっくり返し
候補最有力になった木野島祐亮&蓮花の戦いは1Rからどちらも一歩も引かない展開で
決勝Rまでも連れ込んだ。
その決勝Rでは先行して登場した木野島佑亮&蓮花が爆発的なポイントを叩き出し
高倉芽生のみならず他の強豪チームにも大きなプレッシャーをあたえるパフォーマンスを見せた。
これを受けて登場した高倉芽生&花音も全力で応戦してきたが1本のミスにより
木野島に届くことができず悔し涙を流した。
そして、その後登場した1位通過の王者・多田朱利はそのゲームをさらに上回るゲームで会場を盛り上げてくれた。
追いかけるチームは木野島佑亮&蓮花。
この2人は今シーズン開幕間もなく同じ長岡にて行われたハロウィン大会で一度対戦をしていた。
その時は王者・多田朱利が西で活躍を見せる木野島を呼び寄せて両者とも決勝Rに進出を果たし
軍配は多田朱利にあがっていた。
木野島としてその時の敗戦のリベンジを果たすチャンスでもあった。
しかし、王者はそれを許すことなく木野島を交わす冷静沈着なゲームで
見事に最終戦までも制した。そしてゲームが盛り上がりを見せたのはここからだった。
優勝を決めた時点でのグランドトータルは110P。
望月昭吾&F.Siriusがもつ日本記録118Pに再度挑むチャンスを自ら掴むことになっていた。
ラストの1本を10Pで決まれば日本新記録達成といった場面で一気に会場が盛り上がりを見せた。
しかし、残されたタイムはわずか。足が速く受け渡しが素早い多田朱利&シャノンにとっても
間に合うかどうかわからない時間だった。
多田もここぞとばかりに大きな声でシャノンを呼び戻しそれに応えるかのように
シャノンも猛ダッシュで多田の元に帰ってきた。
そしてシャノンから多田にディスクが渡った時残りタイムわずか2秒。
間に合ったと思った瞬間手元からディスクが溢れてしまいそれをすぐに拾い上げたが
崩れた体制でのスローはインジュアリータイムに収まらずに二度目の挑戦も失敗となってしまった。
しかし、このゲームは誰もの印象に残り大きな拍手が多田朱利、そしてシャノンにおくられていた。
今シーズンここまで2度歴史を塗り替え用とした多田朱利&シャノン。
その強さはまさに王者だったのではないだろうか。
この後ジャパンカップに帆を進める多田朱利にもやはり注目は集まってくるだろう。
最後にここまで1シーズンジャパンカップを目指してきた皆様。
それぞれの思いや情熱が伝わるシーズンでした。
ジャパンカップでも会場を感動の渦に巻き込んでください。
そして惜しくもノミネートを逃したチーム、
ワイルドカード、セミファイナル40へと挑戦をしてくるチーム。
ここまで戦ってきた思いを思い切りぶつけるラウンドを期待しています。
ひとまずシーズン本当にお疲れ様でした。
Tシャツ買ってね!今年も注文がない方には僕が電話しますよー笑
ALL DISC DOG & ALL PLAYER BIG UP!
勇志
S2クラス
1日目のサバイバル戦では、最後の最後にして復活の兆しを見せつつある
高倉知也が音羽とのチームにより優勝を収めます。
そして5位にも高倉知也&羽陽の名前が・・・。JAPANCUPをこのまま上り調子で迎える
ことになるのでしょうか?
そして2位には鳥海達也&みずなが・・・。
S2クラスだけではなく各クラスから非常に大きな注目を集めていますこのチーム。
現在< スーパー>クラスで活躍を見せているぽんずもS2クラス時代は高評価でしたが
そのぽんずを凌ぐ逸材と噂されています。
そして3位には高橋健二&ルイ。先シーズンは非会員ながらもその実力でS2クラスを
沸かしていました。今シーズンからしっかりとランキングを追うようになり
スローテクニックにさらに磨きがかかりました。
JAPANCUPではどんな活躍を見せてくれるのか?今から楽しみです。
2日目、事前・当日エントリー合わせて26チーム。
各々、様々な想いで挑む最終戦。結果はどうであれ、楽しむことができました
でしょうか
1R、当日エントリーからいきなり他の参加チームを恐怖に陥れたのが福島弘明&LONA。
8P,10P,10P,4P,8Pの合計40Pを叩き出し、1Rでありながらいきなり決勝Rへ王手を
かける形となります。その他のチームも20P中盤から後半のポイントを出すチームが
多数。やはりシーズン後半は各々が実力をつけてきていることがわかるそんな1R
でした。
2R、1番のポイントを挙げていたのが高倉知也&羽陽。1Rでは24Pそして2Rは28Pを
挙げて52P、予選通過2位にて決勝を迎えます。
ギリギリのところで決勝を逃してしまったのが、服部香織&しゅるり。
1Rでは26Pと大きなポイントを挙げて迎えた2R。しゅるりのハジキがあり、14Pと
伸び悩み、1,2R合計40Pで決勝ボーダーギリギリに立っていましたが、最終的な
決勝ボーダーが44Pとなり、決勝を惜しくも逃す形で今シーズンの幕を閉じることに
なりました。
決勝R、トップは津守信義&LINK。シーズン後半は体調不良や仕事の関係により
なかなか大会参加ができませんでしたが、最終戦にやってきての決勝R。
この時点で44Pを所持していますがトップの福島弘明&LONAは64Pと20Pの大きな差が。
決勝Rでは10Pを挙げるも福島&LONAには届かずGT54Pで5位に結果に収まります。
そして続いては白川政明&六花。今シーズンもやはり安定力を武器にS2クラスで
戦い抜いてきましたこのチーム。
先ほどのチームと同様の44Pを持っての決勝R。得意の6P×4で何とか福島&LONAを
かわしたいところでしたが、最終的には6P×3の18P。GT62P。このチームも
トップを入れ替えることができずに幕を閉じます。
そして3番手は鳥海達也&みずな。皆さんもご存知かと思いますがすでにその実力は
S2クラスの枠を飛び出しています。
決勝Rでも見事なゲーム。合計25Pを出し、GT71P。ここで初めて福島&LONAをかわす
チームが出てきます。
続いては高倉知也&羽陽。S2クラス屈指のロングスローワー。現在52Pを持って決勝R。
ここで高倉&羽陽が会場を沸かせます。まず挨拶代わりの10Pからスタート。
続いてはミスをしてしまうものの、その後は10Pを2本成功させ30Pにてフィニッシュ。
GT82P!トップに立ちます。
そして最後は福島弘明&LONA。1投目はディスクダウンからの立ちあがり。しかし
2投目は10Pをしっかりと決めて一気に高倉&羽陽との差を縮めます。そして
最後の1投は8Pを決めてフィニッシュ。決勝R22PのGT86P。さすが最終戦と言わんばかりの
ハイレベルなゲームがS2クラスでも見れました。
今シーズンまずはお疲れさまでした。S2クラスはチームのレベルが前半と後半では
まったく違いますね。チームの成長が手に取るようにわかるのがこのS2クラスの
魅力の1つ。LANK20以内に入った方々は、まだセミファイナル40が残されています。
最後にS2クラスで培った力を思う存分JAPANCUPで発揮していただきたいと思います。
< ドギーズ>クラス
当日・事前合計31チーム。最終戦長岡を制するチームは果たして・・・。
1R、トップの成績は辻圭介&なつみ。座った状態ながら投げ込むディスクはミドルエリアへ
吸い込まれていきます。色々と悩みながらの1年だった今シーズン。後半になって
自分のスタイルを確立したでしょうか?21Pでフィニッシュ。
そして悩んでいたといえばこのチーム。三林利依&RJ-BONO。エントリーも最初はBONOで
エントリー、その後やっぱりRN-DINOにしようと変更。さらにさらにまたまた変更で
RJ-BONOに落ち着くという悩みっぷり。
しかしそれが吉と出たか4P×5の20Pを挙げて喜びのまま2Rへ。
2R、愛知県からエントリーのチームが一気にポイントを伸ばします。
中村真二&Heath。1Rでは9Pと下から数えた方が早い順位でしたが、爆発を見せ
23Pを挙げ決勝進出を3位で果たします。この時点でLANK25からもれている中村&Heathが
ランクインをかけて奮闘します。
決勝R、トップバッターは南孝太郎&タルラ。今シーズン< ドギーズ>クラスを大いに
沸かせたホイコーローの面々。タルラももちろんその一人。
ゲームからディスクドッグを本当に楽しんでいるなぁと常に思わせてくれるのが
南孝太郎。南家から色々と教わった方も多かったのではないでしょうか?
そんな多くのリスペクト受けている南孝太郎。決勝Rでは22Pを挙げてGT51P。トップに
躍り出ます。
続くは辻圭介&なつみ。今シーズンは悩み、苦しみ自分探しの旅ともいえるまさに
そんなシーズンだったのではないでしょうか?
決勝Rでは1投のミスながらも16Pを挙げてGT47Pでフィニッシュ。JCに期待が集まります。
そして中村真二&Heath。シーズン当初はHeathとの連携があまりできておらず
不安要素がある中スタートとなりましたが、後半はしっかりとパートナーシップを
築き上げ一気にランクアップ。決勝Rでは< ドギーズ>クラスご意見番の岡真由美も
応援する中でのゲーム。決勝R18PのGT50Pでフィニッシュ。
そして今シーズン、圧倒的な強さを見せていたのが川部家×杏仁だったのでは
ないでしょうか?ダブルヘッダーながら川部明美と川部浩のスローに合わせるキャッチを
見せてきた杏仁。1位T34Pの成績で夫婦そろって勝ち上がってきました。
まずは明美&杏仁から始まり決勝12Pを獲得。GT46Pとここは他のチームに順位を
かわされてしまう形で終了となります。
そして最終戦最後の最後に川部浩&杏仁。現在のトップがGT51の南&タルラ。
ホイコーロー対決となりました。川部最後はきっちりとしたゲームを展開し18Pを
獲得。GT52Pと1P差ながら最終戦のGⅠ長岡を制することになります。
< ドギーズ>クラスの方々も1年間お疲れさまでした。
今年の< ドギーズ>クラスは苦難も多い年となりながらも、若いワンコ達が大活躍を
見せる年ともなりました。歴史を作ってくれた者、またその歴史を引き継ぐ者。
これからも< ドギーズ>クラスはさらなる発展を遂げていくでしょう!
あと残すはJAPANCUP。1年の集大成です。楽しんでください!
oboz様のブースにて。スタッフが履いているタイプの色違い。これ格好良かったなぁ。
河内さんも武藤さんも今シーズンはサマーシーズンからの本格参戦でした。
中村さんのランクインにより芹澤さんのカスタードがランク外になってしまいましたが
中村さんと芹澤さんによる熱い握手。JAPANCUPではスイートとHeathの闘いが見どころになるかも
しれませんね。
岩 崎 泰 大