VOL.017
会員番号:1081
水上 雄大・恵美子さん(東京都)
柚子(♀8歳/ボーダーコリー)、八朔(♀4歳/ボーダーコリー)、Trigger(♂5カ月/ボーダーコリー)
林さんからご紹介を頂き身に余る光栄を感じながらのネクストエリアからの入場です失礼します。
しかし我が家、シベリアンハスキーのブリーダーに予約を入れていたにも関わらずふらり立ち寄ったペットショップでたまたま居たボーダーコリーをアクシデント的に迎えたので何とも肩身の狭い思いをしております。そんな迎え方なので柚子を迎えた時に持ち合わせていたボーダーコリーの知識はほぼ皆無。犬種の特性としての賢さ、身体能力などは動機ではなく、某犬映画の中の短編「ねえまりも」のまりもちゃんが大好きということがレッドボーダーを迎える唯一の理由だったのです。
そうして迎えた柚子ですからしばらくの間は犬の競技とは無縁の生活で、訓練士の経験を持つ友人に協力をしてもらいながら最低限のしつけをしつつ我が家がもともとやっていたモトクロスの同伴犬として連れて歩いているだけでした。
今では考えられないことなのですが、その時は本当にかわいがるだけが目的だったのでしっぽを7色にカラーリングしたり、ビーズやら羽やらが付いた耳飾りを着けたり、駒沢公園、下北沢、渋谷のブランドショップに出入りするといったセレブライフを送っておりました。
そんな毎日にある日転機が訪れます。
その日はいつものように柚子を連れてららぽーとTOKYO-BAYにいたのですが、柚子を見て駆け寄ってくる美人姉妹がいるではないですか。それが福田TINK家でした。この一家に強くNDAを勧められ、まずは一見とG1長岡大会に参加しました。
そうしてとったローラー2位。この日1位のキラキラディスクを持ちかえったのが林勝利&リンチームでした。気づけば7年を超える因縁の仲です。
試合をする楽しさを覚えた我々は、この時期から日々練習に励むようになります。お師匠である福田家にたまにお相手を依頼しながら毎日毎日練習を重ね、答え合わせをするように大会に出てはまた悔しい思いをし、そしてまた練習を重ね、お金がなくなったからと言ってバイクを売り、そのお金を足しにしてエントリーを重ね、気づけばどっぷりディスク三昧の毎日になりました。
しかしそんなディスクドッグまみれの生活に我が家を引きずりこんだ張本人の福田家は気づけばNDAを卒業してしまいました。長女YUKIMIちゃんに至っては今をときめくスラックラインの世界チャンプでメディアにもたびたび露出するほどの大物に。
こんなにかわいかったのにね。今ではパワーアップして超かっこかわいいです。
↓NDA卒業生のYUKIMIちゃんのブログはこちら
http://ameblo.jp/ganba143/
近いうち会場に彼女を連れていきますのでNDAのかっこいいMCで素敵なパフォーマンスを見せてもらいましょう♪
参戦間もなく、JCにどうしても出たかった私たちはプレジャー経験そこそこにしてそれぞれスーパークラスとレディースクラスに出るようになります。しかしこの時にはS2クラスはありません。レディースではJC行きの切符を手にすることは出来ましたが、スーパークラスでは強豪ひしめく中で入賞など程遠い位置にあり、最も参戦回数が多かったにも関わらずJC行きを決めることは叶いませんでした。そうして迎えた3年目、試行錯誤によって生まれた座り投げでついに備前大会にて初のG1優勝を勝ち取り、その年ついにスーパークラスでもJC行きを決めることができました。
しかしその頃になると、私たちは勝負に対する強い欲を持つようになり、同時にそれに耐え兼ねた柚子がラウンドを拒否するようになります。二人分の思いに答えることが柚子にとって苦痛になっていることを感じる日々、2頭目を迎える決意をしたのはその頃でした。
柚子が4歳のこの年、そうしてやってきたのが八朔です。実は八朔を迎えるにあたっては実際に希望する時期から1年が経過していました。このことには授かりもののタイミングの妙というものを強く感じています。その間に得た経験と知識がなければ今のような八朔はなく、また同じことの繰り返しだったのかも知れません。
振り返ると我が家のディスクドッグライフは行きあたりばったりのように感じますが、むしろその偶然が今では全てが必然のように思えてなりません。何せ柚子を迎える動機となった「まりもちゃん」は、実はJ隊はK家の先輩ワンコだったのですから。しかし柚子を迎えて間もないころに彼女の血筋を調べている時おじいちゃん犬と偶然同じ名を持つワンコに逆立ちでディスクを投げている方の写真を見つけ「こんなことまでしなければならないのか」とディスクドッグに敷居の高さを感じてしまったこともありました。後にこの方が東の魂という通り名を持つ、同じくJ隊の、しかも隊長だと知ることにもなり、またここでも運命を感じます。あの時ディスクドッグ諦めなくて本当によかったです。
気づけばそんな我が家もディスク歴8年になり、八朔が4歳になったこのシーズンに3頭目のTriggerを迎えることになりました。そうして重ねる日々にも我が家に声をかけ続けてくれる方たちがいること、そしてそんな方たちとのどの繋がりも長女柚子が与えてくれているということに日々感謝です。ホントに長生きしてね。
NDA参戦元年からビッグマウスを貫いてきた水上家は我が道を進み続けます。より一層ご迷惑をおかけすることになると思いますがこれからも何卒よろしくお願いいたします。