VOL.002
ベテランズ
新しい会場、裾野芝生広場はとても気持ちのいい会場だった。
さて、今回は日曜日11/17に開催された〈ベテランズ〉 クラスを取り上げたい。 この日はベテランワンコのなかでも大御所が顔を揃えた。 あいにく、少々きつめの右追い風が吹き込むなかではじまり、 セカンドラウンドは逆に向かい風にディスクが押し戻されるという 、高齢犬にキャッチさせるのはひと苦労であったのだが、 14歳のお馴染み太田バジルを初め、15歳の土田アンナ・ 望月インディが元気にコートに登場してくれた。
いつも、〈スーパー〉 クラスで見せる迫力あるスローイングとは好対照の笑顔と慣れない チョロスローと個性あふれるパートナーとのやりとりは見ている仲 間をほっこりさせてくれた。もちろん、 わが家唯一の癒し系BRAVO!も投入したのだが、 前述の先輩犬トリオの1位揃い踏みをお膳立てする玉砕ぶりであっ た。
今シーズン、JAPAN CUPでの〈ベテランズ〉クラスノミネートは、 会員間の投票制は継続するものの、大きく方向転換をする。 それは、昨年度までのノミネート数から倍増の20チームとし、 プレーは土日いずれかの1ラウンド制。 記録としての順位は付けるが、入賞の表彰は行わない。
これは、 長くパートナーと楽しんでいるより多くのチームにJAPAN CUPでその存在そのものをお披露目してほしいという願い、 それぞれの晴れ舞台に順位を付けるのはナンセンスであるとの思い も込めたものである。
高齢犬を家族に持つ皆さん、 無理に運動させることを推奨するわけではないけれど、 今シーズンはあなたに長く寄り添ってくれたパートナーをJAPA N CUPでお披露目することを目指すのも、 悪くないと思いませんか?