VOL.017 ロング vs. ミドル
元気ですか~!元気があれば何でも出来る!!
久しぶりに備前で開催されたGⅠ大会に参加しました。海に面した場所で、ロケーションも良く、グランド状態も良い会場で、もう少し近ければ何度も遠征したい会場です。各クラスとも今シーズン初の西でのGⅠ大会に、熱い戦いがありました。フリースタイルは王者鈴木康男&SKIPチーム、レディースは昨シーズンランキング1位八幡琳珠&WINチーム、ドギーズはなでしこ服部紀子&SEVENチーム、S2クラスは福島悠生&LONAチーム、スーパークラスは優勝決定戦の末、広島の隊長こと山本純久&RAPTORチームが備前GⅠを制しました。おめでとうございます。
今回の備前大会は、いろんな事を感じました。スーパークラス、レディースクラス、S2クラスともに、レベルが上がっていますね。犬の身体能力が凄いです。ロング5投できる犬が増えて来ている事に加え、スロー技術が格段と進歩している。以前のロングスローの印象は「剛腕」パワースローであったが、今は柔軟で腕が鞭のようにしなる弓を引くスロー。1R40P以上、3R合計100P以上のブラックディスク続出には驚きだ。そんなロング主流になりつつある現状に「待った」を掛けているのが、ミドル6投のチームだ。こちらも犬のスピードとシルキーな受け渡し、そして素早く確実なスロー技術が必要である。かつて世界王者である野呂瀬さゆり&PASSERチームが、ロングチームに対抗し、ミドル5投からミドル6投にレベルアップした。今シーズン、怪我から復帰した伊東由樹&吹雪チームがミドル6投スタイルで70P、王者今村武史&Mercuryチームもロングを混じえながら70P、前戦山口大会を制した絶好調の山本純久&RAPTORチームがミドル6投を2R揃えて72P、昨シーズンのルーキーであり前戦強風の浜名湖大会を制した木野島祐亮&蓮花チームが74Pと、4チームが70Pオーバーで決勝進出を決める。ロングVSミドル6投の見応えのある決勝Rの結果は、ミドル6投の2チームが104Pのハイスコアで並び、決定戦でもノーミスであった山本純久&RAPTORチームが優勝を飾った。今回のロングVSミドルは、ミドルに軍配が上がったが、今後も楽しみな戦いである。
ドギーズクラスは、なでしこ服部紀子&SEVENチームが、最後の一投を10Pを決めて、後続プレイヤーにプレッシャーを掛けて優勝した。SEVENもテンションのコントロールが難しい。毎回、テンションを気にしながらのラウンドで苦労している。その苦労は自分も良く分かるのだが、終わってみれば2位入賞で、今シーズン優勝できないのは、ここ一番の勝負弱さだろう。まだまだ「自信と信頼」への道は遠いですが、「迷わず投げよ!投げれば分かるさ!!」で頑張ります。
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