2015-2016年度閉幕
熱い戦いを繰り広げたシーズンも閉幕しましたね。
今年は最後の最後まで熱い戦いでした。
まさに手に汗握る状況、誰が好きだとか嫌いだとかでなく純粋に
凄い奴らの今シーズン全てを出し切るラストバトル、誰が勝ってもおかしくない状況で
選手達は最高のパフォーマンスを出したのではないだろうか?
2日間共に微風、照りつける日差しが痛いくらい、
気温も暑いプレーも熱い、本当に盛り上がる試合内容でしたね。
どのクラスでも言えることですが、誰もが一生懸命なプレーには
心を打たれ、応援したくなる。純粋に楽しい時間はあっという間に
過ぎていく。
14代目に輝いた皆様本当におめでとうございます。
Jcノミネートを決められた皆様そこはスタートラインです。
あとは、今シーズン最大最高のお祭り!おおいに騒いでください。
まだチャンスがある皆様! 必死で追い求めてください。
そして、残念ながらチャンスを手にすることができなかった皆様
今シーズンお疲れ様でした。次のシーズンにリベンジです。
JCを見て気合を入れ直すもよし、ひたすら練習、山籠りするもよし
パートナーとの熱い絆を、その胸に、次のステップに進みましょう。
それが僕らと共に進む道であるならば僕らは嬉しく思います。
今回のドギーズクラスでは
天上界から見下ろし平定させたのは愛知の重鎮、鈴木哲&PATTY最後優勝で締めくくりたい所を
加藤宣文&夢結、初代王者が貫禄と声をパワーアップし、その名の通り夢を結びをつなぎ
JCへの切符を手に入れる。これによりランク外に追い出されたのは柴田好寿&キール、
今シーズン熱い思いでキールと歩んできた道最後の最後で落とされたのはやはり悔しかったことでしょう。
レディースクラスでは
今期の強さを象徴するリトルモンスター八幡琳珠がその圧倒的ポテンシャルで会場を
沸かせるプレーでポイントを引っ張るそれに、服部紀子&L.ZONも井上美&クムも、
女王の岡林&ピッツも白濱&禄来も、高倉&羽陽も熱いプレーで最後の最後まで気持ちよく投げ抜いた。
今年のレディースはきっとジャパンカップでも大爆発!?艶やかに花開くプレーだろう大輪を期待します。
できればスーパーを飲み込んでいただき
そのうちmen’sクラスを作らなければいけないくらいの活躍が見たいです(笑)
S2クラスでは
さすがにあの暑さと遠征の疲れでS2クラスを1年間引っ張り切った関川裕介もダウンする中
最後の最後で夢の切符を手に入れたのは田川誠&Rayleighまだまだセミファイナル40ですので
JCノミネートを純粋に受けたわけではないのでこの勢いを土曜日爆発させていただきたいと思います。
セミファイナルを逃したものの最後に6×5=30Pは最後に最高のラウンドを行った民兄とこ
松田民也&ひなたが清々しい気持ちでコートを後にする。
そんな中での注目だったのは今シーズンはセミファイナル40にノミネートを目標に戦った
野村弘一&Rayleigh結果終わってみれば年間ランキングは3位まで浮上して来た。
今年のS2クラスの面々も強そうですね。セミファイナルが楽しみです。
フリースタイルでは
最後の最後まで少しでも順位を上げようと切磋琢磨する戦いがあった。
体のさばき方、ギリギリのトスでスピンをかけてDISCを安定させる技術。
DISCを拾うときの仕草、個々のいいところをドンドンジャッジにアピールして。
もっとカッコ良く羽ばたいて下さい。
そして、会場で見ている方の声援だけではなく、今まで自信の出番で忙しくしてた方も
つい見とれてしまうようなすごい技を繰り出して下さい。
会場の拍手がきっとそれに答えてくれるはずです。
ディスタンスと違って難しいことはあります。
人により好みもあります。
ただ、やはり見ている人の心を動かす演技はおのずと高い評価が出てくるはずです。
ディスタンスにおける闘いもしかり
今回は本当に凄かった、決勝枠7チーム中5チームが40Pオーバーを叩き出すハイレベルな戦い。
ここまで凄いのは未だかつて、見た事が無い、コンディションも良かったことは要因の一つではあるが
それよりも皆さんの闘志、気迫が相乗効果で「やってやる!」というベクトルに向かったからこそ
最高のパフォーマンスを作り出したのだと思います。
あれを見たら、スーパーはバケモンだ、俺は無理、と匙を投げてしまう人もいるかもしれない。
でも皆さん、確かに化け物ですが、そこに至るまでの練習や考え方、を積み上げたからこそ
そこに立っているのだと思います。 だからこそ面白い、だからこそ感動がある、
1日で積み上げたものではない努力+天賦の才+時の運を兼ね備えている、それに一番のスパイスは
現場にいた皆さんの熱い想いが選手に力を与えてくれたと思います。
三つ巴戦結果制したのは
1位伊東由樹&シャドウ(70P+FR42P=112P)
2位八幡瑛茉&Quebee(70P+FR40P=110P)
3位八幡瑛茉&GLAMOUR(P68+FR40P=108P)Ex:40
4位多田朱利&シャノン(65P+FR43P=108P)Ex:38
5位木野島佑亮&蓮花(66P+FR40P=106P)
6位伊東由樹&吹雪(63P+FR25P=88P)
7位山本純久&RAPTOR(59P+FR28P=87P)
山本隊長もシニア代表として熱いプレーをしてくれました。
瑛茉ちゃんの火種が俺らもやらなきゃ喰われると思ったところも
あると思います。
シーズンラスト最高の終わり方で、逆にジャパンカップどうなるの?
と期待で胸が膨れます。
最後に、今年もたくさんの方々にNDAを支えていただきました。
運営をサポートをして頂いた皆様、本当にありがとうございました。
僕らはまだまだ小さな団体です。もちろんいずれは日本一最高の現場を
作り出したいと思ってます。
至らない事も多かったと思います。
皆さんの寛容な心で支えていただいた部分が多様にあると思います。
年間50戦皆さまに支えていただいたシーズンの最後のお祭り!
皆さんと一緒に作り上げられれば幸いです。
心から感謝を込めて。
ありがとうございました。
長南幸宏
< スーパー>クラス・サバイバル
ついに今シーズン最後の締めくくりのSDC長岡大会が開催されました。
木野島&蓮花、伊東&シャドウ、多田&シャノンの年間頂上争いが注目を集める中
RANK50のボーダーラインギリギリの熱い戦いにも注目が集まっていました。
初日のサバイバル戦では久々に登場の水上雄大&八朔が優勝を飾ることになり
ました。最終戦長岡大会前までは59位とRANK50をきる位置にいましたが
この2日間の活躍により、ランキングは一気に38位までランクアップ。
最後の最後でJCの切符を手に入れることになります。
そして注目の三つ巴の戦いはどうなっていたかというと木野島&蓮花、そして多田
&シャノンは共に決勝へ進出を果たします。木野島&蓮花は決勝で28Pを叩きますが
最終的に5位に落ち着きます。そして多田&シャノンは決勝30Pを獲得。
しかし兵庫からの刺客、八幡瑛茉&Quebeeも負けじと30Pを挙げて、エクストラRへ
突入。ここで八幡&Quebeeが36Pという高ポイントを叩き出し、多田&シャノンは
敗北。4位と入賞を逃すことになります。今季は関東大会を大いに盛り上げてきた
鳥海&みずなが33Pという素晴らしいポイントを挙げて2位を勝ち取ります。
一方、伊東&シャドウは悔しさが残る中、静かに初日を終えることになりました。
< スーパー>クラス
2日目、まさに歴史残る戦いが行われるとは誰も予想しない爽やかな朝。
今回の長岡大会は風もほとんどなく、素晴らしいコンデションでした。
当日エントリーはなんと14チーム。蓋を開けると< スーパー>クラスは合計60チーム
までエントリーが膨れ上がっていました。
1Rからアクセル全開の戦いとなり、まず八幡&GLAMOURが34Pと高ポイントを
叩きます。そしてそれに負けじと高倉知也&羽陽が32Pと高ポイントをマーク。
さらにシーズン佳境、不調続きだった伊東&吹雪も見事な6投回しを決め33Pを挙げます。
午後にかけて気温が上がるようにゲームも後半になり肌を焼く熱さになります。
そして熱いゲームを見せてくれたのが木田&カルーアミルク。これだけの猛者が
集まっては木田も黙っていられなかったのかロング1本勝負。
高齢のカルーアミルクもその想いに応えるかのように10Pを3本キャッチ。
30Pで2Rを迎えます。そして注目の三者の登場。まずは多田&シャノンが32Pを
叩くとその後の2人がさらにその上を行くゲームを披露。伊東&シャドウ、そして
木野島&蓮花ともに36Pと、誰も一歩も引かない意地を見せます。
そんな三者が争っている中、見ている人を魅了したのが八幡瑛茉だったのでは
ないでしょうか?1R34Pと高ポイントを叩いた八幡&GLAMOURでしたが2Rでも
同じく34Pを挙げて合計は68Pで決勝へ。
さらにその後に入ってきたQuebeeとのチームではなんと40Pを獲得。ブラック
ディスクはもちろんのこと1位通過70Pで最終決戦を迎えることになります。
この八幡瑛茉こそ今回の三つ巴の戦いの火付け役でありキーマンでした。
八幡がいなければ、全体の戦況も大きく変わっていたでしょう。
しかし黙っていなかったのが伊東&シャドウ。2Rは34Pを叩き合計70Pと八幡&
Quebeeと並んで1位T通過を果たします。
決勝、沈黙を破るようなゲームを見せてきたのが多田&シャノン。予選合計65Pで
一歩遅れをとっていたものの、やはりここで終わる男ではありませんでした。
決勝立ち上がりの1投は10Pからスタート。会場がどよめく中、さらに10Pを決めて
最終的には43PのGT108Pを挙げます。ここから現場の空気が一気に変わります。
続くのは木野島&蓮花。若さ溢れる勝ち気のゲームを終始見せつけてきましたが
この決勝でも変わらずの勝負強さを見せます。8P×5の40P。しかしGT106Pとあと
1歩、多田&シャノンに届かずコートを去ることになります。さらにキーマン八幡が
GLAMOURで40PのGT108P、そしてQuebeeで40Pの110Pとまさに天井知らずの
ゲームを見せます。仕事で忙しく大会にはなかなか出れなかった八幡ですが
実力はシングルランカーそのものであることは誰もが認めるところでしょう。
そして最後は伊東&シャドウ。Quebeeと共に予選合計70Pで決勝へ進出。
いつものゲームであれば6P深めのシャドウのジャンプで8Pというゲームを見せます
がやはりこの局面ではそのスタイルでは勝てないと踏み、エリア45を果敢に狙い
ます。8P,8P,10P,6Pと頂を目指すかのようにしっかりとキャッチを決めます。
4投までは32P、合計は102P。最後の1投に託されます。誰もが緊張する中、投げら
れたディスクの軌道はエリア45。シャドウは最後もいつもと変わらずのキャッチを
見せてくれました。決勝42P、GT112P。2015-16年ナショナルチャンプ誕生。
閉会式、長年NDAのゲームを見続けてきたコミッショナー大塚でさえも「未だかつ
てない試合だった」と一言もらしていましたが、この一戦は間違いなく後世に
語り継がれることになるでしょう。
S2クラス
S2クラスも今季は色々とありましたね。小野裕正による大遠征。オルフェーブル、
LONA、バンデ、ジェイスターの兄弟の台頭。静岡チームの快進撃などなど。
数え切れないほどのドラマを生んできたのではないでしょうか?
締めくくりのSDC長岡、ここでも様々なドラマが生まれました。
まず1R当日エントリーの田川誠&Rayleighが6P×5の30Pといきなりの高ポイントを
生みます。それに遅れをとるまいと松田民也&ひなたが同じく6P×5の30P、そして
その直後に入ってきた平野浩一&WILLも6P×5の30PとS2クラスもシーズン後半戦は
かなりレベルの高いクラスになっています。
大石哲也&A.ブーマーもこの最後の戦いに参戦。1R26Pを挙げます。
そして野村弘一&Rayleighも同じく26Pとまったくわからない展開になります。
2Rは黒岩正樹&カラマンシーが一気に30Pを挙げて予選通過3位にて決勝へ。
今シーズンはこのカラマンシーがS2クラスで華麗なジャンプキャッチにより
会場を大いに沸かせていましたね。
そしてエピローグにも登場した小野裕正&ルーニーも最後に意地を見せつけ29Pを
挙げます。が1R伸ばしきれずGT33Pによりフィニッシュ。
決勝は予選5位T含めて6チーム。トップバッターは黒岩正樹&かぼすからのスタート。
かつて< スーパー>クラスで猛者と渡り歩いただけあり、流石のプレーを見せます。
決勝28Pを挙げて入賞まであと1歩でしたが4位に落ち着く結果になりました。
そして親父とともにS2クラスを盛り上げた功績者の一人、佐々野海優&REA。
今季はどのクラスでも八幡ブランドが会場を沸かせていましたがこちらのチームも
例に漏れることなく見事なプレーをみせていました。決勝はロングエリアを2本
とらえるが後が続かず、18PのGT62Pで5位で終了。そして予選通過4位を果たした
黒岩&カラマンシーですがこちらはポイントが伸びず12PのGT58Pでフィニッシュ。
6位となります。そしてここからさらに激しい戦いに移っていきます。
まずは予選3位だった野村&Rayleighですが決勝では1投ミスがあっての26Pを
挙げるナイスゲームをみせます。GT74Pで後続のチームに大きくプレッシャーを
かけていきます。3位入賞を果たします。
そして予選2位通過、松田&ひなたは受け渡しに若干の難を残しているため
基本は4本勝負。この日の松田民也のスローは一味違った。
しっかりと1投1投ひなたに気持ちをぶつけるかのように投げ込まれるスロー。
そしてそれに応えるひなた。まさに天才のゲームをみせます。26Pを挙げて
GT79Pにてフィニッシュ。2位を勝ち取ることになります。
そして今回1番の活躍をみせたのが田川&Rayleigh。いつも早すぎるジャンプに
スカッ飛びとなってしまいヤキモキさせられるゲームが多いのですが、この日は
エンドで応援する田川実紀の声にしっかりと応えてくれました。決勝では1投4Pに
入るもその他4投は6Pで28P、GT82Pと高ポイントでシーズン最後の大会SDC長岡
を制することになりました。
親戚揃って1,2,3位を奪取するとは来シーズンはどんな方向性を考えているので
しょうか?
< フリースタイル>
< フリースタイル>の方々も今季は大変お疲れ様でした。今季は鈴木康男&SKIPが
長期の休暇に入り、その間に岡林さおり&ピッツ・パティが< フリースタイル>を
引っ張ってきました。そして今季はSKIPの代わりではないですが、鈴木千香子&
BOLTが< フリースタイル>に全面的に参加をしてきて会場を盛り上げていましたね。
あとはコーギーで参加をしてた西田文広&KUUもサマーシーズンからしっかりと
参加し、さらに実力を発揮していました。あとは最後の長岡にも参加してきました
滝沢宏匡&grooveも忘れてはならない存在でした。そして平野浩一&ELBIENも
病により、コートに戻ってこられるか心配される中、見事カムバックを果たし慎重に
様子はみながらとなっていたかと思いますが、それでも変わらず平野浩一とまるで
会話をしているかのような、そんな息のピッタリな演技をみせていただきました。
そして最終戦長岡を優勝で飾った小山内一之&アッシュ。ぶっちも< スーパー>
クラスや< レディース>クラスで参加してなかなか< フリースタイル>に参加できない
ながらも、その中でみせる演技はさすがの一言でした。そして加茂可寿美&Komachi
秦泉寺淳子&Zizel、赤木慶子&LUCCAと女性チームも会場を温めるような演技を
みせてただきました。挙げたらキリがありませんが全てのフリースタイラーに
賞賛を送りたいと思います。
決勝前緊張している井上美紀。「載せるんじゃねーぞ!」というふりをいただいたので載せました
常に服部紀子の撮影をしてきた服部親父。今季もお疲れ様でした。
今季はスタッフ2人体制となり、今まで以上に皆様にはご負担とご協力を頂くことに
なってしまいました。しかしながら多くの方のご尽力を頂くながら、何とか1シーズン
やり遂げることができました。ありがとうございました。
JAPANCUPノミネートされた方、おめでとうございます。
あとは河口湖で日本一を決定するのみとなりましたが、そこにいる皆様がご自身の
ベストゲームができるよう心からお祈りいたします。
そして皆様だけではなく、我々スタッフ一同もベストを尽くし、皆様に負けないような
運営をしていく所存です。
岩 崎 泰 大