VOL.028 デイ・ドリーム・ビリーバー
元気ですか~!元気があれば何でも出来る!!
JapanCup2017(以下JC2017)が終わりました。どのクラスも見ごたえ十分の決勝ラウンドでした。女性陣の活躍が凄かった今シーズンを象徴する様に、JC2017でも“Women Power”が目立ちました。フリースタイルでは、年間1位を獲得した岡林さおりがピッツとパティの2頭を決勝に導き、ドギーズクラスでは、三林利依&RJ-BONOが連覇に向けて、決勝Rで5投パーフェクトを決める。レディースクラスでは、木曽三川大会で日本記録を塗り替えた木野島みゆき&蓮花が、1,2R74Pとスーパー決勝のポイントよりも高いポイントで決勝進出を決めるも、過去JCで悔し涙を流して来た八幡琳珠&TATTOOが2Rめにクインティプルを達成し、圧巻の2R合計88Pを叩き出す。スーパークラスでは、須貝ひとみ&Cheri、八幡瑛茉&TATTOOが同点の1位通過を決めた。決勝Rでは、木野島佑亮&蓮花が意地の39Pを掴み獲り、昨年1Pに泣いたリベンジを果たして念願のチャンプに輝いた。レディースクラスは八幡琳珠&TATTOOがシーズン通しての勢いのまま優勝。ドギーズクラスは、加藤宣文&夢結が三林のプレッシャーに負けず6Px5投の最高のゲームで優勝。第1回に“なな”ペアで優勝した以来の2回目の優勝。フリースタイルは、野仲大輔&ROAが安定したゲームで連覇を達成した。入賞を果たしたチームの皆様、おめでとうございます。感動をありがとうございました。
JC2017を最後と決めて臨んだチームも多くいました。JC12年連続出場の日本記録を達成した木田高弘&カルーアミルク、数多くの活躍をしてきたカルーアミルクがまた一つ偉業を達成しました。おめでとうございます。その他にも、年齢・病気・環境と理由は様々ですが、今回を最後に臨んだチームに、心から伝えたい。「これまで勇気をありがとう。その雄姿を忘れません。お疲れ様でした。」
今年も多くのレジェンド達が虹の橋を渡りました。ドギーズドリーム木村&マル、JC2K15ワンDAY賞を獲得した青野&ノエル、JC2007ドギーズ優勝した井上&アンナ、松浦&ボニータとドギーズ創生期を盛り上げてきたレジェンド達です。JC2017プログラムの「大石に聞け!」にも記載がありましたが、今のドギーズクラスの競技スタイルや他のクラスと同等と思える様になったのは、先駆者たちの努力と活躍である事を心に刻み、新しい世代へ引き継いでいきましょう...そして、我が家のアイアンワンであるクリームもまた、5月28日に虹の橋を渡りました。JC2017の一週間前の日曜日の朝でした。3月の裾野大会のベテランズで3投パーフェクトキャッチを決め、まだまだ元気さをアピールしていました。その時は、それがクリームとの最後のゲームになるとは思ってもいませんでした。「生涯現役」と公言してやって来ましたが、クリームもまた今回が最後のJCと思っていました。でも、クリームは「最後は自分で決める」と言いたげに、引退をせずに逝きました。クリーム自身「生涯現役」を守りたかったのかも知れません。クリームと一緒に過ごしてきた14年間は、とっても充実した時間でした。クリームとずっと夢をみて来ました。ドギーズで優勝する事。JCに出場し聖地鳥羽に行く事。ドギーズランキング1位になる事。JCで優勝する事...そして、クリームから命について教えられました。生まれてくる命。クリームから生まれたRJ-BONOとホイップを育てた時間は今も忘れられない。去りゆく命。悪性腫瘍が転移して腹水で腹がパンパンになり、食事も摂らなくなった。クリームとの時間は残り少ないことを感じる。最後の瞬間は自分の腕の中で安らかに逝きました。クリームと一緒にずっと夢をみて幸せでした...♪ずっと夢みさせてくれて、ありがとう。僕はデイ・ドリーム・ビリーバー、そんで彼女はクイーン♪(セブンイレブンのCMで流れている歌「デイ・ドリーム・ビリーバー」より)今回15th ANNIVERSARY AWARDの「Brand New Days賞」をクリームがいただきました。本当にありがとうございました。そして、これまでクリームに多くの応援をありがとうございました。
今シーズン「迷わず投げよ!投げれば分かるさ!」コラムをなかなか投稿する事が出来ず、申し訳ございませんでした。「復活を楽しみにしているよ」「さぼりすぎでしょ」と叱咤激励をいただきました。来シーズンは、「カスタードの年間ランキング1位への道」をテーマに“大将”村松&ピノとのガチンコバトル中心に掲載したいと思います(笑) それでは、“燃える投魂”の復活を楽しみにして下さい。今シーズンも最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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