神戸GI3日間大会、ご参加の皆様お疲れさまでした。今回の神戸大会は、前回のバレンタインカップ開催時に記録的な大雪の影響で会場に来られなかった方々のリベンジもあり、3日間にわたって寒さは残っていたものの、楽しい大会になったのではないでしょうか?
西らしい決勝の雰囲気もあり、惜しくも決勝に残れなかった方々も楽しめた、、、はず。
それではトピックスです。まず初日からです。
〈スーパー〉クラス・サバイバル(エントリー:57)
1位 鈴木康男&SKIP(24P)
3日間、大活躍したチーム。この初日の優勝から勢いがついた感じです。〈フリースタイル〉でおなじみの鈴木康男&SKIPは、初日の決勝Rで浦野さんと1位Tで迎えたEXラウンド…の予定だったのですが、浦野優一&凛娘が決勝Rを行った際に凛娘の様子が少しおかしかったため、今回は大事をとってキャンセル。不戦勝での勝利でした。
2位 浦野優一&凛娘(24P)EX:キャンセル
この日は大事をとって凛娘の様子をうかがうかたちでしたね。次回、鈴木、浦野の直接対決、またはサバイバルのくじ引きで同組の対戦カードが出たりしたら、面白いでしょうね。
3位 八幡瑛茉&DIESEL(10P)EX:29
この3日間でランキングをググっと上げたチーム。これで父親をさらに引き離しにかかってます。狙うはもちろん年間ランキングのトップ。野呂瀬さゆり以来の女王誕生なるか!? あの鉄の女王以来ですから、ここも楽しみですね。
4位 水上雄大&八朔(10P)EX:26
独特のフォームから繰り出される、投げ出しの低いスロー風の影響なども加味してここまでたどり着く。ここも6投回しが可能しかもロングも狙えるので爆破力がある。ただ、安定感はまだまだです。
5位 木田高弘&チョコレートフラッシュ(10P)EX:23
まだまだばらつきがあるなかでも一歩一歩成長中。いつ開眼なるか!? 大傾奇者の木田高弘のスローについていくことができるのか!? 木田高弘もG1神戸がはじまる前には総合ランキング46位とまだまだ微妙な位置。この順位ををグッと上げて、今年のJCを見据えます。
〈レディース〉クラス・サバイバル(エントリー:40)
1位 岡本彩&RONRON(28P)
現在、年間ランキング第2位。1位の高倉芽生との差を今回のGI神戸でグッと縮めてきました。あとはGI、GIクラッシックでもうひとつ結果を出せると、さらに高倉に詰め寄るかたちになるはず。
2位 平岡喜代&彼巫女(27P)
現在、年間ランキング31位。今回は旦那様を奈良に残してエントリー。帰ったらパパさんが、燻製卵、スモークチーズ、ビーフジャーキーでおいしくお出迎えしてくれたとか、、、、おいしかったですか? いいなあ~~~。
3位 しものちかこ&りん(26P)
小さい体をフルに生かし投げ込んできます。今回のポイントを反映させると年間ランキング第7位。あと2つ順位を上げ、まずはランキングTOP5まで持ち上げたいところです。
4位T 杉浦幸子&こう(24P)
最近は1人での大会参加が多く少し寂しいとはいえ、それでも今シーズンのランキングはここまで15位。もうJCも見えてきたのでは? あとは気を抜かずにシーズンを駆け抜けるのみ!
4位T 高倉芽生&花音(24P)
現在の年間ランキング1位。今年高校を卒業したばかりのお嬢様が、年間ランキングの頂点に。追う立場よりも追われる立場のプレッシャーは、メンタルの強さがなければはねのけられず、それができなければ現在の地位がその手からするりとこぼれ落ちてしまうことに。このあとの大会も、勝ち続けることがプレッシャーになるかもしれないけど、頑張れ!
6位 小林亜希子&空(20P)
現在、“昭和ランキング”ではTOPですが、年間ランキングを平成がTOP5独占中なので、ここをどう打破するかが重要。なんとか1つ順位を上げて、まずは年間ランキングTOP5までは昭和の意地で頑張りましょう!
〈ドギーズ〉クラス・サバイバル (エントリー:26)
1位 青野浩紀&パンナ(20P)
広島のTOPプレーヤーは久々の大人数の〈ドギーズ〉クラスに心躍り、しっかりと結果を残して、名実ともにトッププレーヤーだ!と名乗りを上げました。
2位 村松佳代子&ピノ(19P)
女将…もとい監督は、かわいいピノちゃんとともに、今回不甲斐なかった大将に「この風はこう投げるの!」と体現し、しっかりと決勝Rまで登ってきた。あと1P多く取れれば青野に大きなプレッシャーを与えられたところだったのですが…。それでもサバイバル2位は大金星。
3位 三林利依&RJ-BONO(16P)
いつもならば余裕で優勝を勝ち取るチームですが、不調でしたね。実力があるチームですから、それが発揮できれば現在のランキングからさらにUPして10位以内、いやTOP5にはきっと納まってくるはず!
4位 藤田浩子&オーティス(12P)
藤田浩子さん、いろいろな意味で話題の提供者。最高のネタを仕込み、自身はそーっと帰っていく。オーティスとは現在、年間ランキング20位とまだまだ安心できない位置。今後もネタの提供を期待しています。
5位 山本憲斉&ナイル(8P)
今回もやってくれました、ディスクのスローを教える赤ペン先生ならぬ、赤パン先生。、ジャイアント馬場なみの赤パンだけならまだしも、鈴が…。まあ、このネタは現地に来た人が楽しむものとして大きくは触れません。次回はどこで赤パンが見られるのか!?
また、最終日の〈スーパー〉クラスの戦いも面白かったです。
金納、山本、多田の6投回しにどう対抗してくるのか? もう投げるしかない鈴木、安定感の白川、そしてロングに照準を合わせている紅一点の八幡瑛茉! 何より、多田の100Pオーバーブレイクも可能性として含んだ決勝Rは、手に汗握りました。
結果は以下のとおり。
1位 八幡瑛茉&DIESEL(62P+FR29P=91P)
2位 多田朱利&シャノン(56P+F34RP=90P)
3位 多田朱利&レムリア(66P+FR20P=86P)EX:28
4位 山本純久&RAPTOR(54P+FR32P=86P)EX:27
5位 金納洋&ベラ(52P+FR25P=77P)
6位 白川政明&寿杏(54P+FR18P=72P)
7位 鈴木康男&SKIP(52P+FR18P=70P)
最終的には予選トップ通過の多田が崩れ、ロング攻めを見せた八幡が優勝! カッコよかったです。
長南 幸宏
≪ 神戸G1トピックス ~フィールドマネジメントってなに?の巻 ≫
初日は風が結構あったんですが、
2日目(フリーの日)は風も穏やかで、よかったですね^^b
今回9チームということで、約半分が予選落ちする激戦でした(*-ω-))
上野さん(九州から遠征ご苦労さまです)、ようやく会えましたね( ・∀・)=b
個別総評などは会場でも行いましたので、
今回は、ポイントシステムのエレメントの中の
「フィールドマネージメント」について触れてみたいと思います!(*´ェ`*)b
フリーを、やってない皆様は、まず
「フィールドマネジメントってなに?」って思いますよね?^^;
簡単に言うと、フィールドを、上手く広く使うと点数が上がるのです(*-ω-))
犬だけが、広く使っても意味がなく、
人間が、「投げるときに踏んだエリア」を数える感じです。
基本は、人間が投げる時に踏んだエリアが多いほど良いんですが
NDAでは、フィールドマネジメントの中に、ディスクマネジメントが含まれていて
「ただ全部踏みましたよ?」だと、満点は取れない仕組みです(*-ω-))
では 投げ手が投げるときに、広いエリアを使うとなぜ点数が上がるのか?
そう、それなんです(*-ω-))
①ルーティンを考えるのに、工夫が必要。
②広いエリアを踏んで投げようとすると、どうしてもディスクが散らばるので、
ディスクの回収が大変(;´▽`A“
この辺りがネックです(*-ω-))
今回、ベテランの皆様は、ルーティンが、よく練られていて
フィールドを上手く使っていた印象でした♪
とにかく、「ディスクを拾っているだけ」って姿を見せない(←ココ重要)。
あとは、
フィールドを踏むために、ただ移動してるって姿を見せない
(ディスクマネジメントで、これもポイント!!)
↑
これ、例えば 今回、稲屋さんとアリスの
ディスクを1枚拾うために移動する際に、
ワンちゃんを後ろ向きに移動させてついて来させるって工夫が面白かったです(*´ェ`*)b
上手くフィールドを移動しようと思うと、投げるスキルも必要で
思った位置にディスクを落とさねばならないわけです(*-ω-))
上位ベテラン勢の皆様は、ここ、上手かったですね(*´ェ`*)b
ワンコを所定の位置に移動させていくのは、かなり練習しないと、スムーズにいきません。
「あ~かなり練習されているなー?」というのは見ていてわかります(*-ω-))
逆に「まだ、ルーティン替えて、間がないのかなぁ?」も、わかりますが(;´▽`A“
ご観覧の皆様も、
次回から この辺を、ジャッジ目線で見ていただくと面白いかも!です(笑)!
フリースタイルは、みんな、同じことをやっているわけではないので
他の人と比べるというよりは、自分のベストを出しきると、満足できるものかな?と思います。
(私がプレーヤーだった時も、自分ではそう思ってやってたんですが(*´ェ`*)b)
上手く出来た時の達成感は、半端ないです( ・∀・)=b
なんて言ううか、自分との戦いなんですよね(;´▽`A“
何度も練習してきたのに、ガッチリうまくいかないと、悔しいんですよ(;´▽`A“
だから、その悔しさ、すごくわかります(*-ω-))ウン
今回うまくいかなかった部分、次回につなげて、
またベストプレーを見せた頂きたいな!と楽しみにしてます♪
今回、多くのディスタンスプレーヤーの皆様が
フリースタイルをコートサイドで見学していただき、
いい雰囲気だったと思います(*-ω-))
これからも、ぜひぜひ、コートサイドで ご観覧くださいねっ!m(_ _”m)ペコリ
木田美花
今大会は最終日の開催となり、少しエントリーが少ないのかな?と思っていましたが、なんとたくさんの当日エントリーをいただきまして、合計17エントリーと大変盛り上がりましたね!
そんな〈ベテランズ〉クラスには、いつも大会に参加していただいている方々に加え、今大会が初参加のチームも! 今回の会場である兵庫・神戸農業公園のすぐ近くからエントリーの宮崎康一さん。パートナーは8歳のW・コーギー、アルです。
宮崎さんといえば、今やもう1頭の愛犬ボーダー・コリーのLADDIEとのイメージが強い方が多いと思いますが、ディスクをはじめるきっかけとなったのがアルなのです! その経緯はこちらのページ(NEW AGEのリンク)でご紹介もさせていただいています。
普段はクールでかっこいいラウンドを魅せてくれる宮崎さんが、かわいらしいアルと少しドタバタとした1分間のゲームを楽しんでくれました。普段は〈スーパー〉クラスに参加していただいている宮崎さんが、小型犬のコーギーとラウンドを行っているのは、どこか新鮮な感じがいたしました。またぜひ〈ベテランズ〉クラスでその姿を見せていただきたいと思います!
もう1組ご紹介させていただきたいのが、今回のこの神戸には初めての大遠征となり、3日目には開会式でご挨拶をしていただきました、NDAのマツジュンこと松田純子さん! 神奈川の横浜市から遠征をしていただいてのエントリーです。
さらに今回は、この神戸大会で見事キャッチも見せてくれていました。いつもヒラヒラテケテケとミニスカカットのかわいらしい姿を見せてくれるのは、アメリカン・コッカー・スパニエルのボギーです。追い風だったり、向かい風だったりと難しい風のなかでしたが、1Rでは2投、2Rでも1投を見事にキャッチ。キャッチが決まるたびに飛び跳ねて喜んでいた松田さんの姿が、本当に印象に残っております!
神戸までの道のりは遠かったと思いますが、楽しんでいただけたでしょうか? ぜひまたほかの会場へも遠征してくださいね。お疲れさまでした!
〈タイムトライアル〉
ここ最近はエントリーが少なかったですが、今回は初参戦の方たち、
服部敬子&セブン(コイケルホンディエ)
八幡美可&しそ(ミニチュア・ブルテリア)
仲本和弘&おちよ(パピヨン)
この3組のチームがエントリーをしてくれました!
残念ながらそれぞれ記録は残りませんでしたが、1分間、一生懸命にディスクを追いかけてくれる姿は、なんともかわいらしかったですね!
この〈タイムトライアル〉、エントリーが少なめの今がチャンス!? いい記録が出れば、もちろんJAPAN CUPに出場することも…。
〈タイムトライアル〉は、20m先のラインを越えてのキャッチを2本決めて、スタートラインに戻ってくるまでのタイムを競う競技ですが、ただワンちゃんのディスクを追いかける足が速ければいいというわけではなく、戻ってくるときの速さ、そして何よりもスローワーのスローテクニックにかかっています。20mぎりぎりのラインに的確に投げ込むことができれば、小型犬のワンちゃんでも充分にJAPAN CUP出場のチャンスがあります。ぜひ皆様のエントリーをお待ちしております!
今回の〈タイムトライアル〉をにぎやかにしていただいた3組の方々、ありがとうございました! また次の機会があればぜひエントリーしてください。
〈キッズ〉クラス
今回は2エントリー。7歳の鈴木彩乃ちゃん&BOLTと、9歳の古野捷之介くん&Kemi Jesus(ケミ・ジーザス)の各チームです。
鈴木彩乃ちゃんはコメントのほうに「練習嫌い」と書かれていましたが、それでも上手なスローを投げていました。そのディスクを超高いジャンプで見事キャッチを決めてくれるBOLTの迫力に、メインジャッジをしていた大井隆生さんも思わずポイントを間違えるほど!(笑)
フットフォルトが1回ありましたが、見事ポイントを重ねてくれていましたね。とくに2RはBOLTとのタイミングもしっかりと合っていました。次エントリーをしてくれるときは、練習をしてもっとうまくなっているのを期待しています!(笑)
もう1組の古野捷之介くんとKemi Jesusのチームといえば、とくに西エリアではご存知の方も多いかと思いますが、捷之介くんはスローが上手! あの小さな体からきれいな軌道のディスクを、見事5-6Pエリアまで投げ込みます。それを見事にキャッチするKemi Jesusも古野さんのお宅の若手のワンちゃん。この若いコンビのゲームも本当にすごいですね。ぜひまたの大会での出場をお待ちしております。
〈伊藤慎吾〉
〈レディース〉クラス
メイン競技の〈レディース〉クラスは37エントリー。
そのなかには、今シーズンの〈レディース〉クラスを牽引する平成生まれの若手強豪チーム、高倉芽生&花音、服部紀子&レイン、岡本彩&RONRONとランキングトップ争いを繰り広げているチームも集結。厳しい予選争いが繰り広げられました。
今シーズンは、平成生まれのチームが決勝枠の5つを埋める大会が目立ち、今大会も予想されていたものの、1Rから番狂わせの展開。高倉芽生&花音、服部紀子&レイン、岡本彩&RONRONのポイントが伸び悩み、決勝Rを逃してしまうことに…。
そんななか、決勝Rに2頭立てで進出を決める活躍を見せていたのが、しものちかこ&りん、BOLTでした。決勝RではBOLTとのチームで安定感あるミドルエリアのゲームを見せ、見事優勝を勝ち取ります。
2位には、若手軍団のなかでも最も若く、実力も1、2を争うチーム、八幡琳珠&GLAMOUR。一時は、しものちかこ&りんと同順位になり、エキストラRにもつれ込んだが、しっかりと高ポイントをたたき出しました。今シーズンはビッグゲームの優勝をあと一歩で逃し、2位が続いている状況で悔しい思いをしているところ。このあとのシーズンも注目は続きそうです。
これによってしものちかこ&りんは3位に。久々に入賞2つを勝ち取ったベテランチームの今後のランキング追い上げも楽しみです。
今大会もランキングの変動が大きくあった〈レディース〉クラス。JAPAN CUPノミネートはさらに厳しい道のりになるのではないでしょうか。
〈スーパー〉クラス
今シーズン、関西エリア最後のGIゲーム。
この日は微風ながら時に風向きも変わり、なかなかポイントが伸びず、静かな予選ラウンドが続いていました。それでも東からの強豪チームの遠征もあり、見応えのある予選だったのではないでしょうか。
その東からの遠征チームのなかから決勝Rに進出を決めたのが、7位 中山政男&龍、6位 金納洋&ベラ、5位 水上雄大&八朔の3チーム。上位入賞こそは逃したが、今シーズンの東エリアでも常に話題に上がっているチームだけあって、さすがといったところではないでしょうか。とくに、今シーズンが初の〈スーパー〉クラス参戦の中山政男&龍、そして新しいパートナーを迎え久しぶりにこのクラスへ帰ってきた金納洋&ベラの急成長にはどのチームも驚き、確実に驚異的な存在とみなしているはず。残りのシーズンでどこまでランキングが上がってくるか楽しみです。
水上雄大&八朔は、予選1位通過からまさかの順位ダウンとらしくない成績。勝ち続ける難しさをあらためて感じたのではないでしょうか。
4位には木田高弘&カルーアミルク。予選5位Tグループの3チームから抜け出して4位に順位を上げてきたものの、木田にとっては本来の実力を発揮できない大会となったことでしょう。しかしながらビッグネームの決勝Rは、やはり注目度において高さを感じたゲームでした。
そしてここから、上位入賞3枠のうちの3位を勝ち取ったのが深谷浩之&天功。木田高弘と同じく5位Tから追い上げたかたち。モンスターウィペットで名の知れらた深谷は、今シーズンも大きな大会での優勝を逃し続けている状況。それでもランキングは急上昇してきているので、ここから本領を発揮してくるのではないでしょうか。
2位は、2012-2013シーズン年間チャンピオンの三浦武也&CYBELE。このチームも決して勝てない試合ではなかっただけに、悔しさが残っているのではないでしょうか。もうひと息のところで爆発しきれず、優勝を逃してしまいました。
最後に、これだけの強豪チームを打ち砕き、この日一番会場を盛り上げるゲームで大逆転優勝したのが、広島の山本純久&RAPTOR。新しく迎え入れたパートナーのRAPTORと、シーズン後半から〈スーパー〉クラスに参戦して急成長を見せているチームが、この日の決勝で見せたのは6P×6本=36Pの驚異的なゲーム。まだデビューしたばかりの1歳という若さで、早くもGI制覇というのはお見事の一言。
ランキングも一気に上がり、JAPAN CUPノミネートもほぼ確定。安定のある6投回しのゲームで、このあともシングルランカーにとって驚異的な存在になるのは間違いなさそうです。
今回のゲームには、”記憶に残るゲーム”としてブラックディスクを授与。初のブラックディスク獲得となりました。この先会場をさらに盛り上げてくれるのが楽しみです。
谷端勇志
〈ドギーズ〉クラス
1日目
当日エントリーなしの事前エントリー21チームのみとなりました。
1日目はレギュラーゲームですが、あとの2日間を考えると気合の入るところでしょう。ちなみに、2日目のサバイバル、その日のメイン競技だった3日目は、それぞれGIゲーム適用のJCポイントを獲得できます。
3位となったのは佐々木武&しおん。この時点で年間ランキング46位。1Rではお見事なプレーで合計16Pを記録しました。2Rでは若干失速ぎみでしたが、決勝Rで10Pを挙げ、GT35Pまで伸ばします。
そして決勝R、同じくGT35となりましたのが、藤田浩子&マイロ。エキストラRへ突入しますが、制したのは藤田浩子&マイロ。1日目の2位となりました。
優勝となりましたのが、やはり強い、このチーム、鈴木哲&PATTY。2Rでは20Pと大きなポイントを挙げ、1・2R合計32P。予選通過2位で決勝Rへ進出します。予選通過1位は藤田浩子&マイロの35P。決勝Rで見事な逆転劇となり、1日目を制します。
3日目
事前エントリーは25チーム。キャンセル1チーム。当日エントリーは4チーム。合計28チームでの闘いとなりました。
〈ドギーズ〉クラスの面々にとっては、この3日目が本番といったところではないでしょうか? JCまであとわずか! どのチームもこのビッグゲームを制したいところでしょう!
1R、一番大きなポイントを挙げたのが、平岡喜代&十夢。エントリーは少ないが、参加する1つ1つの大会で確実に結果を出しているチームでもあります。26Pと大きなポイントを挙げて、周りにプレッシャーをかけつつ、2Rを迎えることになります。
次にいいポイントを挙げたのが、またも平岡喜代。パートナーは百子。5-6Pエリアを中心に攻め、6Pを3本、4Pを1本決めて22Pでフィニッシュ。平岡喜代、1Rから飛ばしてきます。
2Rでは、〈ドギーズ〉クラスきってのロングスローワー、山本憲斉&我闘が本領を発揮してきます。ロングエリアに見事3本を叩き込んで、2R合計23P、1・2R合計39P。予選通過2位の結果で決勝Rへ進出してきます。
1・2R続けて安定感のあるゲームをしてきたのが、青野浩紀&メイプル。1Rでは20P、2Rでは18P。GT38Pで予選通過3位で決勝Rへ。
決勝RはGIゲームにふさわしいビッグネームが集結しました。
予選通過5位Tは、平岡喜代&十夢と三林利依&RJ-BONO、32P。予選通過4位は藤田浩子&マイロ、35P。3位は青野浩紀&メイプル、38P。2位は山本憲斉&我闘、39P。予選通過1位は平岡喜代&百子、43P。
歴戦の強豪チームを見事打ち負かし、今回のGIゲームを制したのは…
平岡喜代&百子。1・2R続けての20P超え。さらに決勝Rでも20Pを挙げるという安定感いぱいのゲームを展開。1Rからとおして1度もディスクダウンなしのパーフェクトゲーム。お見事というしかないでしょう。
この時点で年間ランキング8位。このゲームを制したことにより、6位までさらに浮上してきました。おめでとうございました!
2位には、〈ドギーズ〉クラスでも絶対王者的存在の三林利依&RJ-BONO。決勝Rではどのチームよりも大きなポイントである驚愕の26Pを挙げてきました。年間ランキングは21位ですが、エントリーの回数が非常に少ないこのチーム、それでも参加するたびに大きくランキングを上げてきます。このあとどんな動きを見せるのか? 〈ドギーズ〉クラス参加のチームは目が離せないでしょう。
3位となったのが、山本憲斉&我闘。1Rから常に攻めの姿勢はさすがでした。決勝Rでは4投中3投成功の18P。GT57Pまで上げてフィニッシュ! 見ていて気持ちのいいプレーでした。
上位入賞は逃しましたが、4位に青野浩紀&メイプル、5位に藤田浩子&マイロ、6位に平岡喜代&十夢といった最終結果です。
関東からの遠征チーム、3日間連続でのエントリーのチームの方々もいらっしゃったと思います。本当にお疲れさまでした。
〈S2〉クラス
3日目はGIゲーム適用のメイン競技。どのチームが制するか? 非常に楽しみな1日となりました。事前エントリー18チーム、当日エントリー5チームの合計23チームとなりました。
まずは1R、飛ばしてきたのが山口県からの遠征チーム、原田安沙子&TiKi。5投中4投成功の24Pでフィニッシュ! せっかくの遠征、そしてGIゲーム。ここはご自身も気合十分だったのではないでしょうか。年間ランキング4位の力をはじめから見せつけます。
これに続くは23Pを挙げたのが、年間ランキング3位の鳥海達也&りんご。3日目は、3/23時点で〈S2〉クラスのトップランカーである木野島佑亮&蓮花が不在。これは絶好のチャンスではないでしょうか。さらに、鳥海達也&ぽんずも22Pといい成績を残して2Rを迎えることになります。
2R、原田安沙子&TiKiがさらにいいゲームを展開します。2R合計28P、ミスなく全投キャッチ。1・2R合計52Pまで上げて、文句なしの予選通過ランク1位で決勝R進出を成し遂げます。
続いて、非常にいいゲームをしていたのが、大井佑季乃&シン。2Rは5投中4投成功の23Pでフィニッシュ。しかしながら、1Rが0Pと残念な結果で終わっていました。1・2Rをとおして安定感あるゲームができると、非常に恐ろしいチームになるのではないでしょうか。
決勝Rは、全部で5チームとなりました。
予選通過5位は鳥海達也&りんご、35P。4位に高倉知也&音羽、39P。3位は白川政明&六花、40P。2位には岡本憲明&RONRON。そして、1位が原田安沙子&TiKiの52P。
どのチームも年間ランキング20位内に納まるチーム。誰が勝ってもおかしくなかったでしょう。ただし、優勝できるのは1チーム。その栄光に輝いたのは…
山口県からの遠征チーム、原田安沙子&TiKi! 1・2R合計52Pと決勝Rまでにしっかりと貯金を作っておき、なおかつ決勝Rでも合計22Pを挙げてGT74Pまで伸ばし、見事GIゲームを制しました。
やはりこういった土壇場の大きなゲームだと、女性のほうが肝がすわっていて強いのでしょうか? さすがでした。おめでとうございます。
2位となったのは、年間ランキング12位の岡本憲明&RONRON。今シーズン急激な成長を遂げたチームです。落ち着きがない場面はありますが、これから年齢を重ねるごとに、RONRONの若さあふれるプレーでさらにキャッチ力も増してくるのではないでしょうか。
そして、着目すべきは岡本憲明のスローイング。以前、〈プレジャー〉クラスに参加していたときよりも格段にレベルアップしています。それが手に取るようにわかるから面白い。GIゲーム2位、おめでとうございました。
3位となったのが、高倉知也&音羽。決勝Rでは6P、8P、8Pとロングエリアをからめたダイナミックなゲームを展開していました。GT61Pで、岡本憲明&RONRONとのエキストラRへ突入しますが、こちらは惜しくも敗れるかたちとなり、3位に落ち着きました。
音羽の受け渡しのタイムロスも、大会ごとに短くなってきています。スローワーは〈スーパー〉クラスですでに活躍中。間違いないスローセンスを持っています。音羽がさらに進化してくると…楽しみですね! 年間ランキング17位から13位とググッとランキングアップさせてきました。入賞おめでとうございました。
4位は千葉県から600kmの大遠征でした、白川政明&六花。5位は鳥海達也&りんごといった結果になりました。
ご参加いただきました皆様、3日間大変お疲れさまでした。入賞されたチームの方々、あらためておめでとうございます。
〈岩崎泰大〉