〈S2〉クラス
2日目、朝は曇り。このまま1日なんとかもつかなと思われるような天候でしたが、 午後になるにつれて激しさを増す風と雨。そんななかでのゲームとなりました。 当日エントリーは事前エントリーの段階で定員数に到達してしまいましたので、 事前エントリー28チーム。キャンセルが4チームあったため合計24チームとなりました。
1R、1番のポイントを挙げてきたチームが笠原崇司&星流。5投中5投成功の24Pで1Rを終了します。 同じタープ仲間の鳥海達也&りんごは4P、さらにぽんずとのチームでは8Pと、1Rは伸び悩む結果となりました。 鳥海達也・真由美ご夫妻、今日は笠原崇司にすべてを託した様子。大会帰りに大きな唐揚げを食べて帰るとのこと。 ちなみに笠原崇司は、優勝すれば鳥海達也からおごりでその大きな唐揚げを食べられるとのことですが、果たして…。 このクラスの強豪、高橋芳則&sizukuもいいポイントを挙げてきます。5投中4投成功の22P。 1投のミスがありながら、それでも22Pを作り上げてくるところはお見事です。
2Rではさらに風が強さを増してきます。そんな状況下でナイスゲームをしてきたのが、吉池信也&デンデ。 2Rでは22Pを挙げ、1・2R合計28Pの5位Tで決勝R進出を果たします。
そして、今後面白そうなチームが関根泰造&HAL。1Rでは0P、2Rは14Pとなかなかキャッチに結びつきませんでしたが 受け渡しが非常にスムーズ。HALも足が速く、1R、2Rともに6投回しでした。スローワー関根泰造のディスクがもっと安定してきたなら 優勝も夢ではないと思います。投げるときにHALとタイミングを合わせ 慌てず、基本に忠実に投げ込めば、必ずいい結果が出てくると思います。
さて、決勝Rはすごい展開になりました。タイを含めると決勝はR9チーム。 しかし、能代谷篤士&扇がキャンセルとなりましたので、合計8チームでの決勝Rとなりました。 5位Tのトップバッターは植田麻美&ヴィント。大会参加はそれほど多くありませんが、 参加した際には決勝Rまで残っていることが多いような気がします。そんなチームです。 しかしながら、この決勝Rでは非常に強い風がコートに吹き込んできます。決勝Rではポイントを伸ばすことができずに0Pでフィニッシュ。 GT28Pとなりました。 同じく5位Tは吉池信也&デンデ。秋ヶ瀬公園はまさにホームグラウンドというべき場所でしょう。 落ち着きのあるしっかりとしたスローを投げ込み、5投中3投成功の7P、GT35Pとなりました。2R終了時点でのトップは高橋芳則&sizuku。 1・2R合計42Pを所持。吉池信也&デンデは7P届かずに優勝を逃します。 続くは、やはり5位Tの高梨雄次&ショー、こちらのチームも28Pを持っての決勝R。 ロングスローワーのイメージが強い高梨雄次ですが、ショート、ミドル狙いでもしっかりと決めてきます。 ただし、決勝Rでは10P、GT38Pとなり、こちらのチームも高橋&sizukuには届かずに幕を閉じます。 最後の5位Tは高倉知也&音羽。4投中2投成功の8Pでフィニッシュ。音羽もだんだんと受け渡しの距離をせばめ、 4投入れることができるようになりました。現在、年間ランキング13位。今後どこまでランキングを上げてくるか?!
ここから予選ランク4位となります。斉藤滋&Maple。年間ランキング28位。ここはぜひとも優勝してJCポイントを持って帰りたいところでしょう。 1投目はミスとなりましたが、2投目はMapleのいい反応で1Pをゲット! 続く3投目は3-4Pエリアまでディスクが伸びて、見事キャッチ。4投目はディスクダウン。 決勝Rは5P、GT36Pで、残念ながら高橋&sizukuには届かずにフィニッシュとなりました。 予選通過3位は笠原崇司&星流。1・2R合計は32P。年間ランキング29位。優勝してJCポイントを…否、唐揚げをゲットしたいところ! しかしながら、ベテランスローワー笠原でも、この風のなかではキャッチへ結びつけるのが難しく 5投中1投成功の4P。GT36Pでまたしてもトップに及ばずに幕を閉じます。でも、勝っても負けても 大きな唐揚げを鳥海真由美さんと食べているのは間違いないでしょう。 予選通過2位は村松孝文&ビュン2。今回の秋ヶ瀬公園大会の〈S2〉クラスで最も活躍したチームと言っても過言ではないんではないでしょうか。 1日目は見事2位となっていました。そして2日目も決勝Rへ進出。今大会でかなりレベルアップを遂げたのではないでしょうか。 1・2R合計36P。1投目はお見事! キャッチを決めて4Pをゲット。ただ、その後は強い風にディスクが流されてノーキャッチでフィニッシュ。 GT40Pで2位が確定となりました! 年間ランキング37位。ここから一気に浮上してきそうな予感…。 最後、競技を行わずしてすでに優勝を決めてしまったのが、高橋芳則&sizuku。決勝Rではまさかの0Pでフィニッシュとなりましたが、 風に負けないような豪快なスローを投げ込んで、会場を沸かしていました! 優勝おめでとうございました。 よって、GT38Pの高梨雄次&ショーが3位入賞となりまして、〈S2〉クラスは幕を閉じました。
〈ドギーズ〉クラス
1日目 優勝を収めたのは芹澤正彦&クリーム。以外や以外、今シーズン初の優勝とのことでした。 ウイニングランのあとにアントニオ猪木の入場曲「炎のファイター」に 合わせてコート中央にてマイクパフォーマンスをしていただきました! やはりこの方が元気だと周りも自然とテンションが上がってしまいますね。 「元気があれば優勝もできる!」まさにそんな感じでした。お見事!
2日目 前日は13チームと少なめでしたが、合計21チームまで参加数が伸びました。 前日、今シーズン初優勝を決めた芹澤正彦&クリームは不在。誰が優勝となるか?!
決勝R、トップバッターは予選通過5位の上川成年&LUKE。1・2R合計18P。 まさにダークホース的存在のこのチームが決勝Rでさらに見せます。 強風のなか、普通に投げ込んではディスクが流れてしまうため、 低い体制から1-2Pエリアでポイントを稼ぐ作戦に出ます。 7投中3投を成功させ、決勝R5P。GT23Pでフィニッシュ。しかしながら、 トップの川部明美&礼、川部浩&杏仁はともに1・2R合計24P。 優勝に手が届かずに幕を閉じます。
続いては、加島緑&てつ。1・2R合計20P。トップまでのポイント差は4P。さらに強風。 はっきり言って誰が勝ってもおかしくありません。そして加島緑&てつ、この時点で年間ランキング29位。 もう少しでLANK25に到達といったところ。てつ、優勝目指してもうひと踏ん張り! 決勝R、6投中1投成功の2P。GT22Pで終了。残念ながらこのチームもトップに届かずにコートを去っていきます。
予選通過3位は岩瀬久美子&雅。1・2R合計23P。年間ランキング10位の実力チームの登場。 ここはトップが入れ替わるか?! このチームも強風のなか、細かく刻んでポイントを稼ぐ作戦。6回投げ込みキャッチを3回成功させてきます。 ここで決勝R初のトップの入れ替わり! 決勝Rは4P。GT27P。
予選通過2位となったのが、川部浩&杏仁。杏仁はとくに注目のワンコとなったことでしょう。 1日目は川部明美とのペアで〈ドギーズ〉デビュー! そしてデビューにして早速の決勝R進出。 入賞は逃したものの、4位になるなど衝撃的なデビューとなりました。2日目は川部浩と組んで決勝Rへ。 結果は…0P、GT24Pでフィニッシュとなりましたが、杏仁…末恐ろしいですね…。
ラストに登場するのは川部明美&礼。杏仁がデビュー戦となりましたが、 川部家のエースはまだまだこの礼ではないでしょうか。 決勝Rはさすがのゲームでした。5投中3投を成功させ8Pを挙げてきます。 GT32Pで、2日目の優勝は川部明美&礼となります。おめでとうございました! 2位が岩瀬久美子&雅。3位に川部浩&杏仁となりました。 皆様、雨風が強いなか、本当にお疲れさまでした!
〈キッズ〉クラス
エントリーは2チーム。大田海里琉ちゃんと空良蘭のチームと、大田優叶空くんとオセロのチーム。 兄弟対決です。お姉ちゃんが海里琉ちゃん、弟が優叶空くん。果たして、優勝はどちらのチームなったでしょうか。 まずは海里琉ちゃん&空良蘭。1Rでは6回投げ込み4投のキャッチに成功! 空良蘭のキャッチもバッチリ。 海里琉ちゃんのスローイングも非常にきれいなフォームで、安定したスローを投げ込んでいました。1Rは7Pとなりました。 続く優叶空くん&オセロ。こちらは勢いのあるフォームからディスクを投げ込んでいましたが、キャッチならず…。 さらにフットフォルトを2回してしまい、1Rは0Pで終了となりました。
2Rではコート内に強烈な風が入り込み、どのクラスでもキャッチをさせることが一苦労。 そんななか、海里琉ちゃん&空良蘭のチームは1投キャッチに成功! 1・2R合計9Pでフィニッシュとなりました。 ここは負けていられないでしょう、優叶空くん&オセロ。2Rではフットフォルトをすることなくゲームを展開しますが、 強風の影響でキャッチに結びつかず、1・2R合計0Pで終了。
この結果、優勝は大田海里琉ちゃんと空良蘭! 2位は大田優叶空くんとオセロとなりました。 しかしながら、どちらのチームも非常に頑張っていました! もっと練習を頑張れば 〈プレジャー〉クラスへ、さらには〈S2〉クラスでも活躍できちゃうかも!? 今度はレベルアップした海里琉ちゃんと優叶空くんを楽しみにしております!
〈ベテランズ〉クラス
エントリー数は9チーム。今回もなかなかの盛況ぶり。非常にうれしいことです。 1Rでは、白川政明&こはるが5投中3投成功の10P。こはるは12歳なので、さらに年齢ポイント4Pを加算。 合計14Pのトップの成績で1Rを終えました。 秋ヶ瀬大会といえば、やはりこのチームを忘れてはならないでしょう、石川智洋&シンリ! 1投目はノーキャッチ…。呼び戻しのときは、智洋さんおなじみの“帰るよ”アピール! この作戦でシンリをスタートラインまでおびき寄せようとしますが、まるでその気がないシンリ。1投で終了…。 でも、すごく楽しそうなシンリでした。 2Rでは強風が吹いていたたため、4チームがキャンセルとなりました。さらには雨も激しさを増した2Rでは スタートラインもぬかるんで非常に滑りやすくなっていました。しかしながら、ケガの報告もなく、無事に終了することができました。 そんなバッドコンディションのなかで見事優勝を収めたのは、白川政明&こはる。 皆様お疲れ様でした。
〈チャレンジゲーム〉
2日目は全部で7チーム。なお、前日の結果は、優勝 片桐功子&soi、2位 津守信義&MIRACLE、3位 橋本亜理沙&セルフィとなっていました。 このなかで連日参加のチームは津守信義&MIRACLE。2日目は果たして何位に? 1R、大きなポイントを挙げたのが、前日の2位、津守信義&MIRACLE! 何と10Pエリアを3本、 さらに7Pエリアを1本決め、合計37Pで1Rを終了します。優勝確定??!! いや・・・まだわかりません! 面白かったチームが河内琴美&空。投げ込んでいたのはピンク色のカバの人形。空はこの人形が非常にお気に入りの様子。 だけど、このピンクのカバがなかなか飛ばない…。それでも3P×5の15Pでフィニッシュ。 多分、人形を使ってゲームをした人は初めてだったのではないでしょうか。
2Rは強い風のなかでのゲームとなりましたが、〈チャレンジゲーム〉は投げたモノが地面に落ちても大丈夫。 とにかく、くわえることができればポイントゲット! そして優勝したのは、1Rからとおして大きなポイントを挙げた、津守信義&MIRACLE! 1,2R合計51P。1日目、2日目連続入賞となりました! お見事です。おめでとうございました。 2位は、お友達の松村孝文&D-LOTUZ、3位は2チーム、河内琴美&空、渋木千晶&BonBonとなりました。 ご入賞しましたチームの方々、おめでとうございました。さらにご参加いただきましたチームの方々、お疲れさまでした。
〈プレジャー〉クラス
秋ヶ瀬公園大会の1つの楽しみなのは、この〈プレジャー〉クラスではないでしょうか。 2日目のエントリー数は16チームでしたが、キャンセルが2チームあったので合計14チームとなりました。 1日目の優勝チームは、なんとタイで2チーム。小野裕正&ルーニーと島村照章&レニー、さらに3位は遠藤希代子&海となっていました! 1Rから強風でなかなかポイントが入らない状況となっていました。 1Rでは、6投中2投成功の6Pでトップの成績を収めたのが佐々木裕子&フェアリー。 しかしながら、どのチームもほとんど並びの状況となりました。
2Rではさらなる強風。これキャッチできるの!?ってぐらいの風がコートに吹き込んできます。 この風で齋藤彩子&Konaが2Rはキャンセルとなりました。 そうした状況下、見事優勝したのは、村野千秋&海老蔵! 関東エリアの〈プレジャー〉クラスでは活躍中のこちらのチーム。 1・2R合計9Pでの優勝です! おめでとうございました。 2位は2チーム。まずは村野千秋&主水。1位、2位を見事射止めました。さらにもう1チームは佐藤隆之&ROLL。 こちらのチーム、ご入会いただきまして日は浅いのですが、他チームのゲームをしっかり見ているなど、これから活躍する1チームになってきそうです。 このスタートラインからどれだけ上がってくるか、非常に楽しみです!
〈クリニック〉
2日目の1Rと2Rの間を利用して〈クリニック〉を開催しました。講師は、ディスクドッグの先駆者とも言えるコミッショナー大塚裕。 ご参加いただきました方はお二人。〈スーパー〉クラスでも活躍中の中山政男さんと、 〈プレジャー〉クラスにご参加いただきました大田誠さん。 こちらは、〈キッズ〉クラスでご参加いただきました海里琉ちゃんと優叶空くんのお父さんです。
まずは、ディスクを投げるにあたっての基本的な話から実践的なことまで、短い時間ながら濃い内容となりました。 1つの実践的な内容としては、写真のようにディスクを並べて、これを次々と投げていくという練習方法。バタバタと忙しいゲームのなかでも、 常に安定したスローが投げれるようにとのことです。 もちろん個人個人、自分に合った練習方法があると思いますので これをベースに自分なりの練習を開発していくと面白いかもしれませんね! 大田誠さんに関しては、講習前と後ではまるっきりディスクの軌道が変わって 非常にきれいなスローとなっていました。これをぜひともゲームに生かしてもらいたいと思います!
岩 崎 泰 大