NDA最終戦・長岡大会
2103-2014シーズンは皆様にとってどんな年でしたか?
今年は大会数を59戦予定し、結果的に開催されたのは57戦(清里は1日開催)。
9ヵ月前の9月第1週、まだ残暑厳しいなかではじまった河口湖から
最終戦長岡までの間、たくさんの方々の支えがあり、とうとう
2013-2014シーズンの閉幕を迎えました。
今年は、天候の不順から大会中止を余儀なくされたこともあった年です。
参加者の安全を第一に考えて下した判断とはいえ、せっかく会場に
足を運んでいただいた方々、大会予定日に休みを合わせて心待ちに
していた方々、多くの皆様に迷惑をかけてしまいました。
愛犬や仲間とともに過ごす休日を、笑顔でレッツ・エンジョイ!
できるよう、今後も企画・運営してまいりたいと思います。
あんなに小さかったワンコがもうこんなに成長してるのか~とか、
あのおっちょこちょいさ加減はいつまでたってもなおらないなあ~とか、
皆様のプレースタイルに一喜一憂したり、それが歓声になり拍手になり、
時に涙を流すことも、時に仲間とともに喜びを分かち合い、
歓喜の雄叫びをあげることもあったでしょう。
今年のシーズンが皆様にとって最高の一年であったならば、
私たちにとってそれほどうれしいことはございません。
結果として、JAPAN CUPにノミネートできた方々、できなかった方々が
います。ノミネートを勝ち取った方は、できなかった方のぶんも
思いっきり楽しんでプレーしてください。できなかった方は
その悔しさをバネに、練習してさらなる上達を目指すことと、
勝ち取ったチームに心からのエールを送って応援してください。
今シーズン、各クラスで年間チャンプを勝ち取った方に、
次のような名言を贈りたいと思います。
〈成功は偶然の出来事ではない。
勤勉、忍耐、練習、研究、謙虚、そして何よりも愛情が必要である〉
〜ペレ(エドソン・アランテス・ド・ナシメント)〜
一年間、その位置をキープできたのは、
まさにこの言葉どおりだと私は感じました。
〈レディース〉クラスは、最後の最後までボーダライン近辺は
ドキドキして心が落ち着かない2日間だったのではないでしょうか?
ここでしっかりと決めきったのは、京極明日香&ROYCE、岡真由美&ほのか。
初日の大健闘で2日目にかけるも惜しくも届かなかった渡辺恵美&SALTO、
ランク外からのまくりに屈してしまった木野島みゆき&向日葵、
亀本まりこ&Bioは、悔しさに枕を濡らしたことでしょう。
初日〈レディース〉クラス・サバイバル
決勝Rでは、トップバッターの井上美紀&クムが初っ端から
オールキャッチで27Pを出し、このあとのチームに大きな
プレッシャーを与えます。
2番手に登場は、年間チャンプを勝ち取った高倉芽生&花音。
1投目は8Pと攻め、年間王者のプライドを見せつけるも、
その後に3投目をミスしてしまい、トータル20Pで最終順位3位Tに。
3番手は、しものちかこ&りん。りんは長岡前に年間ランキング7位。
あと2つ上げればTOP5と狙いを定め、最後の長岡大会に挑みました。
両日ともに決勝Rに進んだのですが、惜しくも年間ランキングは
6位という位置に終わりました。
4番手は、八幡琳珠&GLAMOUR。今シーズン、小4はここまでほんとに
よく戦ったと思います。純粋無垢(たぶん)なスローも生きて、
ある意味、一番楽しんだチームではないでしょうか? 結果は、
初日サバイバル戦のみではありますが、決勝Rに駒を進めます。
高倉芽生&花音と同ポイントの20Pとし、順位は3位Tにて終了です。
決勝R進出チーム内で誰よりもポイントが欲しい渡辺恵美&SALTO。
山梨・清里大会では不運にも竜巻被害を受け、神戸ではラウンド中に
不安が残ったものの、この長岡ではしっかりとした走りを
みせてくれました。結果は5位とはいえ、SALTOがよく走ってくれた。
〈レディース〉クラス・サバイバル(エントリー:24)
1位 井上美紀&クム(27P)
2位 しものちかこ&りん(22P)
3位T 高倉芽生&花音(20P)
3位T 八幡琳珠&GLAMOUR(20P)
5位 渡辺恵美&SALTO(12P)
最終日〈レディース〉クラス
熾烈なボーダー争いは決勝Rまでもつれ込み、しびれるラウンドがばかりでした。
予選通過5位Tの岡真由美&ほのかは、1投目から順位を上げるための攻めの
姿勢が8Pを引き寄せ、その後のミスは痛かったものの、結果は5位と
いうかたちでフィニッシュ。
予選通過同じく5位Tの木田美花&チョコレートフラッシュは、
ここぞというときには芯の強いラウンドを出すチーム。
結果は1つ順位を上げて4位に。
予選通過4位はしものちかこ&りん。ここは緊張からかポイントが伸び悩み、
結果は6位まで順位を落としてしまいました。
予選通過3位は京極明日香&ROYCE。長岡前に37位とランキング争いのなかから
2つ外れていました。決勝Rでは10、10、ミス、10と猛追をみせ、結果は
3位からジャンプアップの1位!
最高の終幕を迎えます。
(母親、会社、依田さん)との約束をしっかりと果たし、
男前な凱旋を果たしました。
予選通過2位はチーム土手の姉御、小向祐子&SOL。
最終戦長岡にてGI獲りをもくろむも、京極明日香の熱にあてられ、
1投目をミスからのスタート。このあとしっかり立て直すものの、
最終的には2位と京極には届かずフィニッシュ。
2013-2014の〈レディース〉クラスを締めくくるプレーヤーは、
八幡瑛茉&マイクロ。今シーズン、女性初のクアドラプルを達成した
注目チームがラストを飾りました。結果として最後の最後、
締めくくりの緊張からか、気合いが空回りしたのか、
いつもどおりのプレーではなかったものの、
マイクロのフォローがあり3位にてラウンドを終了。
やはり、戦う女性たちの表情は凛として素敵ですね。
今年も本当にお疲れさまでした。
〈レディース〉クラス(エントリー:26)
1位 京極明日香&ROYCE(44P+FR30P=74P)
2位 小向祐子&SOL(47P+FR24P=71P)
3位 八幡瑛茉&マイクロ(52P+FR17P=69P)
4位 木田美花&チョコレートフラッシュ(40P+FR18P=58P)
5位 岡真由美&ほのか(40P+FR14P=54P)
6位 しものちかこ&りん(43P+FR10P=53P)
〈タイムトライアル〉
鳥海が最後の最後まであきらめない戦いを狙い勝負をかけ挑戦!
津守も自己ベストを目指し、宮崎は15秒台を視野に入れ挑んだ
それぞれの最終戦。
安定した強さを発揮していたのは宮崎で、17秒30と好記録をマーク。
自己ベストには届かなかったものの、この記録がJAPAN CUPでも出てくれば
上位を目指せるはず。
2013-2014シーズン本当におつかれさまでした。
長南 幸宏
≪ 長岡G1 ~ フリースタイル総評 ≫
☆決勝チームを順に~
風自体は、強風ではなかったので、やりにくいという程ではなかったのですが
ちょっと変な横風で、ディスタンスも難しかったかな?
●4位:原田さん&SAVANA
全般的にミスが多かったかなぁ?(半分近く落としてしまった印象^^;)
ちょっと難しいトリックが、けっこう失敗してしまったのが残念><
練習だと決まっているようですので、あとは本番で決めましょう!( ・∀・)=b
●3位:加茂さん&Komachi
コマチとも、どんどんタイミングが合ってきて、いい感じなのですが
ドロップに時間を取られた場合、投げる数が減ってしまい
減点対象まで減る可能性や、トリック数も減る要因になるので
そこを調整できると安心かなぁ?と思います!
●2位:しものさん&BOLT
オーシーっぽいところを活かした綺麗なジャンプが良いですね。
着地が4本で綺麗に降りれているので、
色々なルーティンを作れそうなので、今度期待ですね^^b
まだ始まったばかりのチームですので、一気に全部できなくても、
徐々にできることを増やせれば良いと思います!
●1位:小山さん&波音
ここ数年でとても上手になっているチーム。
フリースタイルぽいワンコとの体位の交換もスムーズで
手元の技は全般的に綺麗にまとまってると思います。
そこのリズムが良いだけに、中盤ミスがもったいない^^;
ミドル関係の取りこぼしが今度の課題かなぁ?
~~最後に~~
フリースタイルは、技の難易度はさておき、
リズム感(?)というか、見ていて美しい動きっていうのがけっこう重要で
同じことをやっていても、バタバタして見えるのと、綺麗でスムーズに見えるのと
だいぶ違うのです(*-ω-))
素人目に見ても、綺麗に見えるってのは、けっこう重要ですね♪
JCまで、まだ時間はあります。皆さん、最終調整頑張ってください^^b
以上 フリースタイル 木田美花でした♪——–
2013-2014最終戦・長岡
最終戦の〈スーパー〉クラスの舞台は、両日ともそれぞれの思いが伝わってくる熱い戦いでした。どのチームも悔いのないゲームができたのではないでしょうか。
初日〈スーパー〉クラス サバイバル
今シーズンの人気競技となったサバイバル戦。強さをみせたのが中畑祐二&BLADEでした。今シーズンはレギュラーゲーム、GIゲームそれぞれで優勝。さらにはNDAの枠を飛び越えての活躍もあり、強豪チームとしてしっかり名を馳せています。その成長ぶりには目を見張るものがありました。今大会も、朝から気合い充分で優勝狙いの発言があったほどです。
決勝Rでは、1番に登場した強豪の三浦武也&CYBELEが34Pの高ポイントを挙げてきたにもかかわらず、その後に6投回しのゲームで三浦と同じポイントをたたき出し、エキストラRに勝負を持ち越して会場を盛り上げてくれました。エキストラRでもその勢いはとどまることなく、三浦武也&CYBELEを上回るポイントを挙げて、見事最終戦のサバイバル戦を制しました。
有言実行を成し遂げたのには驚きました。今年はJAPAN CUPでもダークホース的な存在として活躍をみせてくれそうな予感でいっぱいです。
それによって2位となったのが三浦武也&CYBELE。2012-2013シーズンのナショナルチャンピオンとして、今シーズンはどの会場でも強豪ぶりを発揮してくれました。最終戦では優勝を勝ち取ることができなかったとはいえ、今シーズンを通じて示した存在感はさすがのひと言です。
このあと、JAPAN CUPに向けて調整をしてくることでしょう。ナショナルチャンピオンとしてのシーズン、本当にお疲れさまでした。
最終日〈スーパー〉クラス
合計54チームで行われた〈スーパー〉クラス。どのチームも最後の試合をそれぞれの思いでプレーしてくれていました。決勝Rもいつもとは違ったチームが意地で進出してくる奮闘をみせてくれます。
なかでも、念願の決勝R進出をしていたのが伊藤康徳&Salad。最後の最後での決勝R進出はうれしかったのではないでしょうか。結果は5位Tでフィニッシュ。これにより、セミファイナル40参戦の権利を手にすることとなりました。
注目となったチームが、予選通過順位は5位Tの白川政明&寿杏。今大会を迎える前の年間ランキングは57位。ランク外のチームの決勝進出は注目度も高く、プレッシャーもあったはず! ところが、白川政明はいつもどおりに安定感抜群のミドルエリアのゲームで28Pの高ポイントをたたき出し、3位Tにまで順位アップします。
同じ順位になったのが高倉知也&花音。高倉はこの日、1Rで10P×4本=40Pのクアドラプルを達成する活躍をみせていただけに、エキストラRでもその期待は大きくふくらみます。そうして迎えたエキストラRは、両者とも同ポイントという結果で勝負がつくことなく、両者とも3位Tのままゲーム終了となりました。
これによって白川政明&寿杏はなんと50位にランクイン。最後の最後のどんでん返しをみせて、JAPAN CUPノミネートの切符をつかみました。おめでとうございます。
2位になったのが岡本彩&JEYJEY。今シーズンは多くの女性プレーヤーが活躍をみせるシーズンでした。それを象徴するかのように1Rから勢いのあるゲームを展開します。決勝Rでは誰よりも高いポイントの34Pをたたき出して順位アップ! この勝負強さはさすがといったところでした。
2013-2014シーズン最後の〈スーパー〉クラスを制したのは、多田朱利&レムリアでした。
今大会の強さは素晴らしいものでした。初日のサバイバル戦では1Rで40Pを挙げ、その後も順調に決勝Rに進出。決勝Rは紙一重で優勝こそ逃してしまったものの、3位入賞を果たしていました。
そして、この日のゲームでは1Rから34Pをたたき出し、2Rでも安定したゲームをみせて予選を1位通過。決勝Rでは、下位から岡本彩&JEYJEYが持ち前のロングエリアのゲームで追い上げてきた状況にもかかわらず、多田朱利&レムリアは動じることなく冷静に出番を迎えます。完全に自分たちの世界を作り上げていた多田朱利のスローは完璧でした。決勝Rもミスなしの32P。最終戦で見事優勝を手にしました。
意外にもGIゲームの優勝は初めてだったらしく、今回の優勝にはクールな多田朱利も笑顔あふれるウィニングランとなりました。おめでとうございます。
今大会、大きな注目を集めていたのは、木田高弘と浦野優一によるナショナルチャンピオン争いでした。競技のほうは、どちらも力が入っていたせいか予選で敗退。その結果、今シーズンの〈スーパー〉クラスのナショナルチャンピオンは、浦野優一&凛娘に決まりました。
最後の最後まで熱い戦いを繰り広げてくれありがとうございました。JAPAN CUPで再びガチンコバトルに挑んでくれるだろうことを大いに期待しています。
最後に、今シーズン、〈スーパー〉クラスに参戦してくれた全チームの皆様。たくさんの熱い戦いと笑顔をありがとうございました。来シーズンもさらに熱い〈スーパー〉クラスを皆様で作り上げてください
谷端勇志
初日〈ドギーズ〉クラス・サバイバル
とうとうここまできてしましましたね。本当に長いようであっという間でした。今シーズン最後のサバイバル競技となりました。長岡の地に名前を刻んだのはどのチームだったのでしょうか?
決勝R進出チームは5チーム。
初めに入るのは、畔出裕隆&Tenpoint。1Rでは岩瀬久美子&雅、川部浩&杏仁の強豪チームを下し、その勢いのまま決勝Rへ進出してきました。決勝Rでも得意のロングスローにより、1投目は8Pを決めてきましたが、その後は続かずに決勝Rを8Pで終了させます。
続くは、青野浩紀&メイプル。広島県からの遠征チーム。およそ900kmの道のりをかけて長岡大会に参加。ある意味、どのチームよりも負けられない闘いになっていたでしょう。決勝Rでは伸びのあるきれいなスローにより、4投中3投成功の18Pでフィニッシュ。このあとに入る3チームに大きなプレッシャーを残すことになります。
3番手は中村真二&ミモザ。青野浩紀とよくTシャツがかぶることでおなじみのチームです。中村真二の優しげな顔の表情と同様に、スローもミモザがキャッチしやすいディスクを投げ入れます。1投のミスがありましたが、14Pでフィニッシュとなりました。しかしながら、青野浩紀&メイプルに4P及ばす、暫定2位となります。
次に入るのは、辻圭介&なつみ。彗星のごとく現れ、いつの間にかランキング上位に食い込んでいるという…。今シーズン、〈ドギーズ〉クラスで本当に話題を振りまいていました。多くの参戦チームが脅威を抱いていたのではないでしょうか。
決勝Rでは座り投げにより、3-4Pエリアに小刻みにディスクを投げ入れます。しかし2投のミスがあり、5投中3投成功の11P。中村真二&ミモザも青野に届かずフィニッシュとなりました。
最後に登場は、南孝太郎&タルラ。スローワーは間違いない技術を持っているので説明不要でしょう。そして、パートナーはダコタ…ではなくタルラ。先ほど紹介した辻圭介&なつみ同様に、〈ドギーズ〉クラスを沸かせてきたチームです。シーズン後半からの参戦ながら、長岡大会の時点で年間ランキングは36位と、飛躍的な活躍を見せてきました。
決勝Rでは得意の5-6Pエリアで勝負にきました。距離が届かずに3-4Pエリアのキャッチもありましたが、合計14Pでフィニッシュ。青野浩紀&メイプルには4P届きませんでした。
今シーズン最後のサバイバル戦を制したのは青野浩紀&メイプル! 広島県から大遠征をした甲斐がありました。おっちょこちょいなときもありますが、決めるときは決める男。さすがです。おめでとうございました!
なお、同じ14PでエキストラRへ突入した中村真二&ミモザと南孝太郎&タルラでしたが、ミモザが18P、タルラが19Pという接戦の末、南孝太郎&タルラが2位、中村真二&ミモザが3位となりました。
最終日〈ドギーズ〉クラス
今シーズン、泣いても笑ってもこれが最後の〈ドギーズ〉クラス。今年も〈ドギーズ〉クラスはいろいろありましたね。新たに参戦してきたチームが奮闘し、古参のチームはそれに負けまいと大活躍をする。そんな場面がたくさんありました。
ほかのメイン競技とはまた違った「匠」なゲーム性。小型犬のかわいさとは対照的なシビアな試合。1投の重み。本当に〈ドギーズ〉クラスは面白いクラスだと思います。
ご参加いただきましたプレーヤーと、ともに闘い抜いたパートナーたちにあらためてお礼申し上げます。
それでは、最終戦トピックスです。
決勝R、最終戦にふさわしいラインナップとなりました。総勢8チームでの決勝R。
予選通過5位Tは畔出裕隆&Brian。1・2R合計28Pを持っての決勝R。トップは岩瀬久美子&雅の34P。その差は6P。それほど大きなポイント差ではありません。逆転もまだまだ可能。年間ランキング27位。わずかにLANK25に届いていない状況のなかでのゲーム。
1投目はロングエリア7Pを入れてきます。しかし、1日目のサバイバル戦のTenpoint同様にあとが続かない…。決勝R7P、GT35Pとなりました。
同じく5位Tで登場は、年間ランキング30位のチーム、加島幸二&てつ。この8チーム中でもとくにLANK25にこだわり、シーズンを追いかけてくれました。この長岡で決勝R進出。大きなチャンスが舞い込んできました。
決勝R、コートサイドにいる多くの仲間たちに見守られながら、てつが1投目を見事6Pでキャッチします。しかし、2投のミスが続き、最後は4P。決勝R10P、GT38Pとなりました。ひとまずはトップに立ちますが、あとは後続次第…。
3番手は同じく5位Tの榎本裕之&ソラ。昨シーズンのJC Winner。今シーズンは大会参加数が少ないながらも年間ランキング21位となっていました。決勝Rでは合計18Pを収める見事なゲームを展開。GT46Pでトップが入れ替わります。
続いても5位T、村松久弘&ピノ。鈴木哲&PATTYに続く年間ランキング2位の大物。ピノが試合に集中し続けることができるかどうか心配ではありました。決勝R合計12P、GT40Pでフィニッシュ。榎本裕之&ソラにはポイント足らずに幕を閉じます。
3位Tで登場は青野浩紀&メイプル。1-2R合計30P、決勝Rでは5-6Pエリアを立て続けに決めて合計20P、GT50Pと大きくポイントを伸ばします。
続くは辻圭介&なつみ。今シーズンの〈ドギーズ〉クラスを盛り上げた立役者。座り投げにより5投入れてきますが、合計8P、GT38Pで加島幸二&てつと並んでのフィニッシュとなりました。
次は川部浩&杏仁。礼とのゲームスタイルは崩さずにそのまま継承し、なおかつ杏仁の若さによりスピードアップ。決勝Rでは17P、GT49Pでフィニッシュ。青野浩紀&メイプルに1P届かず、悔しさの残る決勝Rでした。
最後は、岩瀬久美子&雅。年間ランキング13位。爆発力はそれほどあるチームではありませんが、正確なスローでキャッチをさせ、着実にポイントを挙げてきました。決勝Rは10P、GT44Pで終了します。
今シーズンの〈ドギーズ〉クラス最終戦を制したのは、1日目のサバイバル戦に引き続き、青野浩紀&メイプル! 最終戦にて2日連続優勝! おめでとうございました。
2位は川部浩&杏仁、3位は榎本裕之&ソラとなっています。
そして、この長岡大会の〈ドギーズ〉クラスで、最後の最後に感動的なイベントが待ち受けていました。芹澤正彦&ホイップの〈ドギーズ〉クラス卒業式です。
兄弟であるRJ-BONO、ホイップの子供たちのスイート、カスタード、RN-DINO、杏仁、タルラ、むつ、さらに偉大なる母・クリーム。血のつながりを持つ家族たちが会場に集結していました。
先シーズン、見事優勝を遂げました長岡に再びホイップが帰ってきました。その思い出の地での卒業式。とはいえ、ホイップは〈ドギーズ〉クラスを卒業しても、ディスクドッグを引退したわけではありません。必ずまたコートに戻ってきてくれることでしょう。それまでしばしの休息…。
ホイップ、ひとまずはお疲れさまでした。これからもよろしく!
岩 崎 泰 大
最終戦 新潟・長岡大会トピックス
初日〈S2〉クラス・サバイバル
今シーズン最後となった長岡大会。
セミファイナル40にエントリーするためには、総合ランキング20位以内に入らなければなりません。
今回の結果で最終順位が決まります。
TOP20に入るチームは、どういった顔ぶれになるのでしょうか!
それではトピックスです。
初日はメイン競技がすべてサバイバル戦ということで、朝のブロックを決める抽選から勝負ははじまっています。
エントリー数は全22チーム。
5組ブロックが2つ、4組グループが3つとなっています。
5組ブロックのどちらかに入ることができれば、5組中3組の勝ち上がりですので、2Rに進める確率が少し上がります。
そんなブロックを見事引き当てたのが、この時点で総合ランキング21位と、
あと1つでも順位が上がれればノミネート圏内の笠原崇司&Quick。
そして注目のチームがもう1組、小松高人&SALTO。
参戦数が少ないチームですが実力を見事発揮し、総合ランキング23位。
このゲームを制することができれば、一気に20位以内へと入るためのポイントが獲得できます!
サバイバル戦の1R、上のおふたりはなんと同じBブロック。
このブロックには総合ランキング24位の佐々木武&フェアリー、
地元からの参戦の能代谷篤士&扇、吉池信也&デンデと強豪が揃っており、
どのチームが勝ち上がるのかと気になっていました。
1Rの熱い戦いのなかで勝ち上がったのは、吉池信也&デンデ、小松高人&SALTO、笠原崇司&Quickの3チームとなりました。今思えば、やはりここから勢いづいたのでしょうか、この3チームともに決勝Rまで駒を進めます。
決勝Rに進出したチームは以下の6チーム。
吉池信也&デンデ
吉池信也&クリリン
岡本憲明&RONRON
大木栄明&ジュナ
笠原崇司&Quick
小松高人&SALTO
ずばり、結果から言わせていただくと…、
今シーズン最後のサバイバル戦を見事制したのは、笠原崇司&Quick! 優勝おめでとうございました!
こちらのチームが挙げたポイントは21P。このあとにプレーをした小松高人&SALTOも惜しかったですね。
1・2Rノーミスで、決勝Rも4投目までミスなしでしたが、最後の最後、この1投を決めれば優勝!となる場面で、
惜しくもハジキでディスクダウン…。惜しくも優勝は逃すかたちとなってしまいました。
この結果で、Quickは間違いなくセミファイナル40には入ってくるでしょう!
最終日〈S2〉クラス
エントリー数は初日よりも増えて30オーバー、全33チームとなりました。
1Rからいいポイントを出してきたのは、初日のサバイバル戦でもいい成績を残していた吉池信也&デンデ。
なかなかポイントが伸びてこない1Rにあって、あともう少しで6P×5となりそうなプレー。
1投だけ4Pが入りましたが、それでも28Pという高ポイントを記録します。
見事、1Rトップのポイントとなりました。
もうひとり好調だったのが、初日のサバイバル戦では思ったような成績が残せなかったながら、1Rにロング3本を意地で決めてきた高橋芳則&sizuku。1投ミスが入ったものの10Pをしっかりと決め、3投で25Pを作って2Rに充分つながるポイントとなりました。
続く2Rも吉池信也&デンデが安定したキャッチをみせ、ノーミスでのフィニッシュはお見事な22P。
1・2R合計50Pは〈スーパー〉クラスでも決勝に進めるほどのポイントでした!
一方の高橋芳則&sizukuもしっかりとポイントを伸ばし、決勝に駒を進めます。
そして、やはりこの日も決勝に名を残したのは、小松高人&SALTO。
残りの二枠は、ロングとミドルを使ったゲームでこの日も決勝に進出した大木栄明&ジュナと、
決勝Rはすでに常連と言ってもいい、総合ランキング10位の岡本憲明&RONRON。
濃いメンツが揃った決勝Rとなりましたが、今シーズン最後の舞台でセミファイナル40のノミネート圏外は、
小松高人&SALTOと吉池信也&デンデの2チームです。
でも、やはりビッグゲームでは力を発揮します。
小松高人&SALTOがなんとこの決勝Rで28Pを挙げるナイスゲームで、優勝をグッと引き寄せました。
後続もこのポイントに追いつこうと攻めるゲームをしてきますが、あと一歩届かず…、
今シーズン最終戦で優勝に輝いたのは、小松高人&SALTO! 優勝おめでとうございます!
こちらのチーム、レギュラーゲーム1回、GIとサバイバルを3回ずつの計7回のポイント加算のみで
総合ランキング14位の位置まで上がってきました!
なんとも恐ろしいチームですね…。
こうなると、JCという究極のビッグゲームでの活躍も期待されるのではないでしょうか!
頑張ってください!
〈ベテランズクラス〉
今回はたくさんのエントリーをいただきました。
そのなかでもとくにご紹介したいのが、太田かおりさんとジェラートのチームです。
つい先日、虹の橋を渡りました愛犬のバジルの代わり、太田かおりさんとジェラートが1分間競技をしてくれました。
エントリーシートにはバジルの名前があり、そこに記されたコメントはバジルに書いた最後のコメントとのこと。
そのまま読ませていただきましたが、きっとバジルもこのコメントを聞いていてくれていたと思います。
ジェラートもバジルに見せようと、1・2Rとおして見事全投キャッチを決めてくれていましたね。
見ているこちらまで心温まるラウンドをありがとうございました。
〈チャレンジゲーム〉&〈クリニック〉
今回は〈チャレンジゲーム〉と〈クリニック〉にご参加していただいた2組を書かせていただきたいと思います。
渋谷真紀さんとGlitte、傳川靜さんと棗の2組です。
〈クリニック〉の前にまず〈チャレンジゲーム〉の1Rがありましたが、レトリーブ、受け渡しはさすがお上手です!
というのも、渋谷さん、傳川さんは地元新潟でドッグトレーナーとしてお仕事もされている方たちなのです!
(実は、スタッフ伊藤もお会いしたことがあります。笑)
そこで、今回は犬のトレーニングではなく、スローイングを教わりたいとのことで、
講師にはベテランスローワーの岡祐二さんが務めてくださいました。
お昼のインターバルを使い、まずはディスクの握り方という最初から丁寧に教えていただきました。
手の力の入れ方や、スナップの練習のためにディスクを転がすように投げたり、足もとに棒を置いたステップの練習やフォームのチェックまで、さすがにベテランは教えるのもうまく、参加していたおふたりもメキメキ上達していました!!
〈チャレンジゲーム〉の2Rでその成果をさっそく発揮していただき、キャッチエリアも伸びて結果を見てみれば2組とも入賞!
初参加とのことでしたがいかがだったでしょうか?
ぜひこれからも練習をしていただき、さらに上のクラスに参加してみてはいかがでしょうか!
ご参加ありがとうございました!
そして今回は会場のすぐ裏手に住んでいて、わしは犬が大好きなんだ!と言う素敵なおじい様から
なんと獲れたてのタケノコをたくさんいただきまして二日目の大会の商品、そして最後のアトラクションとして
じゃんけん大会の商品とさせていただきました。
〈伊藤慎吾〉