いよいよディスクドッグの本格シーズン到来! 9月に入ってまだ残暑が残りつつも、
空を見上げると高積雲(羊雲)も多く、虫の音がもう秋をうたっているんだなあ~と
感じることが多くなってきました。気温も少しずつ落ち着きはじめ、いよいよスポーツの秋
到来を感じ、NDAの短いようで長い夏を終え、シーズンイン!となりました。
先週末の富士河口湖大会を皮切りに、たくさんの方々が9ヵ月を愛犬とともにプレーし続け、
時に笑い、時に悔しがり、一緒に過ごした日々を積み重ね、NDA日本一決定戦が開催される
同会場に再び立てるように!頑張ってくださいね。
特に今年から伊藤園、にもバックアップ頂きながら
今回の大会では
フジマウンテンプレミアムリゾート株式会社 様
株式会社グローバルビジョン
湖翠苑 様
からも、宿泊券などを頂き、賑いをみせていました。
Oboz様モルトフェリーチェ様にもいつもながらお世話になっております。
朝の挨拶は山梨県議会議員白壁賢一先生から
先生からご紹介がありグリーンガーネットさんから地元のシカ肉ジャーキーの説明を頂いたり、
山梨県全体が犬との共生をめざし観光事業などにも力を入れていただけているお話を頂戴しました。
沢山の方々のご協力があって大会に華をそえて頂いております。
6日
〈スーパー〉クラス・サバイバル(エントリー:66)
1位 多田朱利&シャノン(39P)
夏の期間に6戦が終了し、今回で第7戦目。やはり他を圧倒する強さを持った現王者が
決勝Rにおいても完璧なスローで会場を湧かせました。
2位 太田博彦&ジェラート(36P)
そんななか、この決勝Rの先陣を切って登場。トップバッターのプレッシャーを見事はねのけ、
非常にいい戦いっぷりでした。
3位 水上雄大&八朔(32P)Ex(37P)
4位 今村武史&マーキュリー(32P)Ex(18P)
特に今村は、最後の1投、ここが決めきれれば、、、と会場内が溜息に包まれる場面を作り出します。
会場が一丸となって選手やワンコを応援する、最後の1投までどうなるかわからない状況の
あの雰囲気は、やはり良くも悪くも注目を集め、心を1つにその瞬間を楽しんでいると感じました。
5位 多田朱利&レムリア(30P)
決勝の初端から10P+8P+8P+4Pと猛チャージをかけるも、ラストの1投を投げれず、
悔しいかたちになりました。
6位 谷端賢二&JAHKNOW(22P)
今シーズンも西を引っ張る立役者この決勝Rでは谷端家のまだまだキャッチ力にばらつきのある特攻隊長が
2Rに33Pと高ポイントをマークするも決勝ではミス2つと悔しい結果になってしまった。
7位 鳥海達也&ぽんず(16P)
同じく2RではTOTAL32P自身としても満足のいくポイントだったのでは?
ただ決勝Rではロング2本カワイイポンポンとカッコいいポンポンの狭間でしたね。
秋ヶ瀬では期待してますよ!
8位 芝田住三&アルファー(13P)
決勝2番手で登場し目の前で太田博彦に36Pと大きなプレッシャーを与えられど緊張のラウンドでしたね。
お疲れ様でした。
〈S2〉クラス・サバイバル(エントリー:24)
1位 高倉知也&チョッピー(24P)
今年の注目チーム。ここはまだまだ若いチョッピーにどう知也が合わせてくるのか?
と見てましたが、結果、2Rの3投目のミス以外はすべてポイントエリア内でキャッチ。
このチームもかなりやってくれそうです。
2位 鳥海達也&りんご(18P)
12歳になってもその目の輝きは衰えず! 気合充分で挑んだ決勝R、惜しくも最後の1投を
ミスしてしまい、6P×3でした。元気いっぱいですし、調子のいいときに大量ポイントGETの予感です。
3位 能代谷真理&チャップ(16P)
新潟からの遠征チーム。今シーズンの能代谷家の主役、カッコいいママを息子に見せるべく挑んだ決勝R。
まずは自分ができる最大限を目指して投げ込むも、3投目にミスが出てしまい悔しい結果に。
次はエリアを1つ伸ばすべく特訓してチャレンジか!?
4位 笠原崇司&星流(9P)
星流の子供たちが活躍を見せているなか、やはり笠原も負けていられないと〈S2〉クラスで決勝R進出を
果たします。決勝Rではスタートからミスでつまづき、ここは歯車がうまくかみ合わない感が
出てしまったか!? 次回は木曽でリベンジ!?
5位 山本幸基&Rex(4P)
決勝トップバッター=ど緊張。こればかりは場慣れが必要ですね、まずは決勝Rに出られたことを糧とし、
次回はさらに1つ上の順位をGETできるように頑張ってくださいね。
7日
〈プレジャー〉クラス(エントリー:15)
1位 西澤衛&とも
2位 逆井孝幸&Meteor
ここは〈プレジャー〉クラスならではの楽しみ方、ご家庭のワンコをチェンジしての参加。
最初、Meteorは戸惑ってましたが、2Rに入ったら格別によくなってましたね。
おふたりで1・2フィニシュ、おめでとうございました。
2位 佐々木裕子&フェアリー
こちらも少しずつ合ってきました。いずれはママと〈レディース〉か!? 楽しみにしてますよ。
〈チャレンジゲーム〉(エントリー:5)
1位 黒岩正樹&ゆず
結果、ブッチギリ! 75Pでの優勝! あのぶん投げは反則かと思いきや、キャッチしたあとの
ゆずのかわいいこと。もうそれだったら100P目指して!と応援したくなります。
2位 小山内一之&ぶっち
カワイイぶっち。デビュー戦でのキャッチがお上手でしたね。
飛んでるのもパクっとくわえてしっかりと戻れる。〈プレジャー〉で様子を見ながら、
〈フリースタイル〉のほうも楽しみにしてます。
3位 藤崎雅也&サリア
こちらもNDAの参加犬としては珍しい犬種ですが、身体能力は凄いものを秘めているサルーキ。
その優雅な立ち姿、ハンターとしての本能が開花すると敵なしになるのか?
こちらも楽しみなチームですね。
長南 幸宏
≪ 開幕戦 河口湖~ フリースタイル総評 ≫
朝は陽が照ってて少々暑かったですね(;´▽`A“
決勝ラウンドは少し曇って朝より涼しかったような・・・
☆決勝チームを順に~
●4位:小林真由美&SAFARI
サファリの身体能力が高く、キャッチングも安定しているチームなのですが
今回、キャッチミスが多かったかな?
ドロップに癖があるワンちゃんなのですが、
連続技に繋げられそうな局面で、テンポ乱さず次のトリックに繋げられるようになると
ルーティンの組み立てがらくになるかと・・
オーバーのバリエーションはいいですね~(*´ェ`*)
投げ手の柔軟さが生かされてます( ・∀・)=b
●3位:加茂可寿美&Komachi
音楽もよく聴きこんであって、プレー中も音を聞けているな~と思いました。
キャッチ率も安定していてテンポもいいですね(*´ェ`*)
ミドルの数が多くない割に、投げ投数が少ない印象があるので
マルチなどの手元技で投げる数をもっと増やせると安定するかなぁ?と思います。
初戦のフリーとしては、良い出来だったと思います!
●2位:原田健一&SAVANA
ミドルやトスに工夫があるのですが、今までなかなか決まらなかったところ
今回は成功していたほうだと思いました!
もっと精度が上がると、もっと良いですね!(*´ェ`*)b
フィールドも、ワンちゃんは広く踏んでいるのですが、投げ手の移動範囲が狭いので
そのあたり、加点の余地がありそうです!!
●1位:鈴木康男&SKIP
ジャパンカップチャンピオン、初戦で、期待値が・・・w
ミドルの種類を増やそうとしている・・・と思ったのですが
完璧には決まっていなかったようなので(;´▽`A“
ぜひ決まったところ、みたいですね!( ・∀・)=b グッ
初戦ということもあり(?)、ちょっといつもよりトスも乱れたかなぁ?
と思いましたが、スキップが結構上手くカバーできてました。
そのあたりベテランのペアの強さですね(*-ω-))
シーズン初めは、ルーティンや音楽を変えていくことが多いので
その調整に手間取ったりもすると思いますが
最初は徐々に調整でいいと思います(*´ェ`*)b
今年のディスタンスのジャパンカップチャンピオンが
「俺もフリーやりたいんだよね?」と言ってて
参入してくるかもしれませんので、うかうかしてられないですね^^;
私としては、奥様がフリーに戻ってきていただけたらなぁ?(*´ェ`*)
とおもってるんですがw
以上、
木田美花でした!
6日
〈レディース〉クラス
JAPAN CUPで女王に輝いた高倉芽生&花音が〈スーパー〉クラスに
クラスアップしたことで女王不在の〈レディース〉クラス。
今シーズンの戦力図はどうなるかが気になるところ。
河口湖大会には38チームが集結しました。
トリを飾っていた岡本彩&RONRONが、1Rで念願のクアドラプルを達成!
昔から女性初の達成者は岡本彩と目されことで、
期待が高かったためかあと一歩のところでクアドラプルを逃し続けていただけに、
今回の達成は気持ち的にも楽になったのではないでしょうか。
2Rでは8Pしか挙げることができず、決勝Rは予選ギリギリ通過。
決勝Rもうまくポイントにつながらず、成績はクアドラプルのみしか残せませんでした。
しかし、今シーズンは間違いなく〈レディース〉クラスを引っ張る存在になることでしょう。
決勝Rは八幡瑛茉&マイクロからのスタート。
優勝常連チームのライバルは妹でもある琳珠&GLAMOUR。
追いつくためにも大きなポイントが必要とされていたなか、
1投目から10Pを決めて勢いあるゲームのスタートとなります。
その後、2投目、3投目と10Pを決めて、あっという間にクアドラプルにリーチをかけました。
そして、クアドラプルのかかったラスト1投! 軌道は完璧な10Pエリア。
しかし、豪快にはじかれてクアドラプルならず。
それでも予選通過1位の琳珠&GLAMOURを迎えるまでトップに立つ追い上げを見せてくれました。
4位は黒岩幸子&かぼす。
東エリアを中心に活躍を見せる実力派は、高倉芽生がいない東の〈レディース〉クラスを
支えてくれる存在になるのではないでしょうか。
決勝Rでは1投目こそミスでしたが、その後はしっかりと立て直すあたりはさすがでした。
ローカル大会では、そのファッションセンスに注目が集まる人気者の今シーズンにも期待ができそうです。
3位には天野歩美&禄来。
〈レディース〉クラスのなかでもスローテクニックは1、2を争う実力者。
それだけではなく、勝負強さ、精神の強さも持ち合わせています。
この日の決勝Rでも1投目からロングエリアに投げ込む勢いを見せ、
1投のミスがあったにせよ26Pの高ポイントをたたき出しました。
しかし、下位からの追い上げの八幡瑛茉に届かず、予選通過2位から順位を落とす結果となります。
予選通過1位で登場は琳珠&GLAMOUR。
今シーズンはすでにGI神戸大会で優勝しているだけに今大会も注目度は高く、
期待以上の成績を出してくれました。
この日、予選Rでは1R、2Rどちらも6P×5本=30Pという安定感で絶好調。
決勝Rでも軽く6P×5本=30Pをたたき出し、GT90Pで優勝&黒ラベルを獲得しました。
今シーズン、年間チャンピオンの予想にも挙がるだけに、
ここまでのGIゲーム2勝は大きいのではにでしょうか。
今年も〈レディース〉クラスの強豪、八幡姉妹から目が離せません。
7日
〈スーパー〉クラス
いよいよシーズンの本格スタートとなったGI河口湖大会。
〈スーパー〉クラスは84エントリーという多数のチームが集結しました。
そのなかには、歴代王者を筆頭とした強豪の常連チーム、
今年から挑戦してくるクラスアップチームが顔をそろえ、新旧入り乱れての戦いとなりました。
今大会最も注目となっていたのがJAPAN CUP王者の多田朱利でした。
シャノン、レムリアの2頭立てで今シーズンも驚きの強さを見せ、
参戦した大会すべてで優勝を手にするという活躍ぶり。
今大会も土曜日に行われたサバイバル戦を見事制し、3連勝の記録を樹立します。
4戦目となるこの日も恐ろしいほどの強さを見せ、シャノン、レムリアともに予選を見事に通過し、
決勝Rに進出。その多田朱利の連勝を食い止めようと6チームが決勝Rで奮闘したものの、
結果は多田朱利の圧勝というかたちで河口湖大会は幕を閉じました。
粘り強さを見せたのが、予選通過7位Tの白川政明&寿杏、今村武&Mercury。
白川政明は持ち味の安定感を武器にノーミスのパーフェクトゲーム。
今村武史&Mercuryは前日のサバイバル戦において、あと一歩のところで多田朱利に破れていただけに、
決勝Rでは気合充分の勢いのあるゲームを展開するも、予選から数えて2つのミスが響いてしまい、
多田朱利を引きずり下ろすまでに至りませんでした。
とはいえ、多田朱利を追いつめた存在になっていたのは間違いなさそうです。
その後、今村、白川はエキストラRにもつれ込んだものの、どちらも30Pを挙げて3位Tとなりました。
予選通過3位Tの谷端賢二&WICKEDは、決勝RになってWICKEDの追い足がストップしてしまい、
ポイント加算をすることができずに順位を大きく落として8位となったが、
今シーズンはIRIEの復活、エースNATTY DREAD、若いJAHKNOWと、
シーズンを谷端ブランド勢揃いのいいかたちでスタートできたようです。
7位には依田充弘&MION。先シーズンの漢祭り以来の参戦となながら、
出てくれば勝負に絡んでくるあたりはさすがの一言。
しかし、持ち味の鋭いスローは決勝Rではうまく決まらず、順位アップにはつながりませんでした。
今大会はMIONの母親でもある美黒の12歳の誕生日でもありました。
12歳で10Pを2本決める依田充弘&美黒らしさも見せてくれ、会場を大いに盛り上げました。
久々にビッグゲームの決勝Rに姿を見せたのが大ベテランの小泉伸人&Lucha。
NDA創設からあっと驚く勝負強さを発揮して会場を沸かしてきた小泉も、
ここ最近のレベルの高さになかなか苦労をしていたが、今大会は1Rから高ポイントを意識しての策で見事なゲームを披露。
決勝Rでは1投のミスで順位アップを逃し、5位Tで終了。
それにしてもまだまだ進化し続けるその姿はまさに勝負師そのものでした。
そしていよいよ、王者・多田朱利が登場。まずは予選通過3位Tのシャノンとのゲーム。
1投はまさかのスローミスからのスタート。しかし、その後しっかりと修正し、
ロング4本を決めて31Pをたたき出します。大きな拍手とともに歓声が上がるインパクトあるゲームでした。
予選通過2位で登場したのは、なんと〈S2〉クラスからのクラスアップチームの高橋芳則&sizuku。
4投勝負で挑むゲームスタイルは、1つミスをすれば決勝Rさえ逃してしまう状況でしたが、
ルーキーらしく思い切りのいいロングスローを1・2Rともにノーミスで決めて決勝進出。
開幕早々に最強王者の多田朱利と肩を並べての決勝Rは相当緊張もあったでしょう。
しかし、高橋芳則&sizukuは素晴らしいゲームを見せてくれました。
決勝R1投目から緊張を振り払うように10Pを決める豪快なゲームで、
会場中のチームを釘づけにするパフォーマンスで盛り上げてくれました!
結果は5位Tに順位を下げたとはいえ、大健闘のゲームには大きな拍手が沸き起こっていました。
今回の経験でまたさらに強くなったのではないでしょうか。
今シーズンは高橋のような期待度の高いルーキーが数多くいます。
今回の高橋の活躍はルーキーたちをさらに焚きつけたかもしれませんね。
その後、予選通過1位の多田朱利&レムリアのラウンドでは、またさらに驚きの展開がありました。
GT100Pオーバーでの優勝を目標にはじまった決勝Rは、ちょっとしたアクシデントからのスタートでした。
それは、1投目に8Pを決めたあと、レムリアはキャッチ後にコートの周りをきょろきょろして、
戻り足にストップがかかるかのようになりました。
その原因は、いつもエンドにいるはずの妻、多田マナの姿がなかったことです。
決勝Rで緊張も高まったなかではそういった些細なことでも動揺を生み、プレーに支障が出るチームがほとんど。
しかも今大会の最後のラウンドで盛り上がりはピークを迎え、大きな期待がのしかかった状況ではなおさらでしょう。
そんなアクシデントに見舞われても動じることなく、5投からロング4投勝負のゲームに切り替えてくる冷静さにより、
100P達成の優勝劇で会場を感動で包みました。
これで今シーズン4連勝となり、黒ディスクが贈られる5連勝まであと1つ。
このあとの多田朱利の参戦には注目が集まりそうです。
王者の連勝にストップをかけるチームは果たして出てくるのか!?
DO YOUR BEST!
谷端勇志
6日
〈BINGO〉
夏の激闘のなか、勝ち上がってきた精鋭5チームがついに出そろい、富士河口湖町大会で日本一が決定しました。
人一倍この〈BINGO〉に賭けていた男、谷端賢二。JAH KNOWとNATTY DREADを引き連れて兵庫から参戦。
滝沢牧場大会でその谷端賢二を下し、見事5枠に収まったのが中山政男&龍。
昨シーズンの覇者、大塚裕。今年はJOKERから期待の新人JETERにパートナーを代えて2連覇を狙います。
さらに、黒岩正樹&かぼす。その体つきとは裏腹に、見事なディスクコントロールの持ち主。
誰がNo.1になってもおかしくない、実力が確かな面々が相まみえた〈BINGO〉の日本一決定戦。
優勝すれば1シーズンの間、プレミアムシート(先行場所取り権)が贈呈されます。
1Rでは谷端賢二&NATTY DREADが110Pと高得点を挙げてトップ。
しかし、中山政男&龍も100Pをあげて谷端賢二を追いかけます。
2Rでは谷端賢二&JAH KNOWが100Pを挙げて1・2R合計185Pでフィニッシュ。
中山政男&龍は45Pと失速し、合計145Pとやや不利な状況へ…。
黒岩正樹&かぼすは1R65P、2R65Pと1・2Rともに安定感のあるゲームを展開しますが、
決勝Rでは爆発力がほしいところ。
谷端賢二&NATTY DREADは2Rでも100Pと大きなポイントを挙げ、合計210Pまでポイントを伸ばします。
ここで谷端賢二&NATTY DREADが王手をかけてきます。
大塚裕&JETERは自分たちの思うゲームができず、1R25P、2R20Pの合計45P。まさに背水の陣。
決勝Rではどんな作戦で勝負にくるのか…。
それでは3位から。
3位は中山政男&龍。
決勝Rではビンゴを4ライン成功させ、さらにパネルポイントも55Pと非常にいいゲームをしますが、
惜しくもトップに及ばずGT240Pでフィニッシュ。
中山政男&龍の夏はここで終わりましたが、また来シーズンも参戦するとのことでした。
2位は谷端賢二&JAH KNOW。
谷端流の前のエリアから攻める戦法がバシッと決まり、たった2パネルのみ残すかたちでタイムアップ。
ビンゴポイント50P、パネルポイント60Pの110P。GT295Pで終了となります。
そして1位は…、谷端賢二&NATTY DREAD! 人一倍ビンゴに賭けてきたこのチームが見事日本一となりました。
夏の間は〈スーパー〉クラスにも参加せず、〈BINGO〉中心にエントリー。
たまに〈スーパー〉クラスに参加したかと思えば、〈BINGO〉の癖が抜けきらずチョロの連発。
そんなこともありましたが、この優勝ですべて報われたことでしょう。
谷端賢二&NATTY DREAD、日本一おめでとうございました。
4位には黒岩正樹&かぼす。
決勝Rでは70Pと1Rからとおして安定的なポイントを獲得してきましたが、爆発力に欠けたか、
他チームにポイント及ばずフィニッシュとなりました。
しかしながら、黒岩&かぼすも今シーズンの〈BINGO〉を非常に盛り上げてくれました。
積極的にご参加いただき、誠にありがとうございました。
5位?の大塚裕&JETER。
なぜ5位?なのかと言いますと、大塚裕&JETERのゲーム中、
まるで〈ベテランズ〉クラスと同じように奥様の大塚満寿美さんの姿がコート内に…。
しかもテンションがめちゃ高い! 記録をしていた岡真由美さんも満寿美さんのテンションの高さに驚いていました。
プレーヤー以外がスローゾーンに入ってしまったので失格…。
どこまでも楽しませてくれます大塚夫妻。。。大塚裕さんの夏は満寿美さんとともに終わりを告げました…。
〈ドギーズ〉クラス
今大会が開幕戦というチームも非常に多かったかと思います。当日エントリー含めて33エントリー。
GIゲームの名にふさわしく、多くのエントリーとなりました。
その多くのエントリーのなかから勝ち上がった精鋭5チームは…。
決勝R、先陣を切るのは川部明美&杏仁。開幕からその勢いは止まらず、どこまで快進撃が続くのか!?
決勝Rでも18Pを挙げ、GT58Pでフィニッシュ。5位に収まりましたが、このあとさらに川部浩と再登場します。
2番手は南孝太郎&タルラ。2Rまで41Pを持って決勝Rを迎えます。
昨シーズン、後半からの参戦ながら、圧倒的な強さを見せていたのがこのチーム。
先ほどの杏仁同様、若さあふれる走りと抜群のキャッチ力の持ち主です。
決勝Rは1投のミスがありながらもミドルエリア6Pを3本決め、18P。GT59Pで4位となります。
続いては川部浩&杏仁。またまた登場となった杏仁。1・2R合計42P。
今シーズンは前半から参戦している杏仁。やはり他チームの脅威になるのは間違いないでしょう。
決勝R23Pを挙げ、GT65Pまで伸ばします。
次に村松久弘&ピノが登場。〈ドギーズ〉クラスのトッププレーヤーだけに、やはりGIゲームの決勝Rに残ってきましたね。
ミドルエリアからロングエリアまで投げ込めるスローセンスとピノのキャッチ力は相変わらず。
川部浩&杏仁と同じく決勝R23Pを記録してGT65Pとなり、川部浩&杏仁とのエクストラRへ。
しかしながら、ピノが花火の音に驚いてしまいキャンセル。
よって、川部浩&杏仁が2位、村松久弘&ピノが3位となりました。
そして、見事GIゲームを制したのが、昨年のJCウィナー、土田雅志&栗の介。
入場からニヤリと笑いながら登場。まるで緊張感を感じさせないその風貌。
しかし、ゲームはお見事の一言。さすが〈スーパー〉クラスで荒波にもまれてきた猛者だけはあります。
決勝R22P、GT80Pで、優勝ばかりか80P超えで黒ラベルまでお持ち帰り。優勝おめでとうございました!
このチームに追いつくチームは出てくるのか…。
7日
〈S2〉クラス
当日エントリーを含め38チーム。今大会が開幕戦といったチームが特に多かったようです。
参加チームを見てみると、昨シーズンから〈S2〉クラスで切磋琢磨しているチーム、
新たに参戦してきたチームと、非常に多彩なエントリーとなりました。
今シーズンは新旧交えての戦いになってくるでしょう。
それでは入賞チーム、まずは3位から。
津守信義&LINK。
昨シーズンから着実に力をつけて、このGIゲームの決勝Rまで進出するようになってきました。
1・2Rで3-4Pエリア中心の6投回しを披露。素早い受け渡しとLINKの足の速さにより、スピード感のあるゲームを展開します。
決勝Rでもそのスタイルで勝負。決勝R19P、GT61Pで3位となりました。
続いて2位は、白川政明&六花。
〈スーパー〉クラスでは寿杏とともに大活躍をしている白川政明。
〈S2〉クラスでも5-6Pエリアのギリギリのラインを狙ったスロー&キャッチ。
スローの正確性ならNDAのなかでも上位に位置するのは間違いないでしょう。
今シーズンも白川政明&六花が他チームを恐怖に陥れるのか…。怖いです…。
1・2R合計45P、決勝R18PのGT63Pで2位となりました。
見事優勝となりましたのが、松村孝文&ビュン2。
今シーズン注目度No.1と言っても過言ではないでしょう。
早くも〈スーパー〉クラスへクラスアップするのでは!?との噂もあります。
今シーズン、覚醒したかのごとく次々と入賞を収め、これからの動向が気になります。
GT65Pまでポイントを伸ばし、GIゲーム富士河口湖大会を制しました。おめでとうございました。
冒頭でも触れましたが、新たに参戦してきたチームで気になるところが、ウッチーこと内田弘和&ナナ、
中部のゴリこと保科剛士&LAVI。〈S2〉クラス参加のチームは、要チェックです。
あと個人的に気になるところは能代谷真理&チャップ、扇のチームでしょうか。
それから大石哲也&ブーマー、ルークも気になります。まだいました、高倉知也&チョッピーも注目ですね。
それと西エリアから、今回は急遽のキャンセルとなりましたが大井隆生&ハン。
このチームは間違いなく上位にくることになると思います。
こうして見てみると、今シーズンの〈S2〉クラスはかなりハイレベルになる予感。
また1つハードルが上がりそうです。
岩崎泰大
6日
〈プレジャー〉クラス
当日の2エントリーを加えた全11エントリーでゲームは行われました。
注目は、長いキャリアを持つ山口裕二&りく。
ベテランプレーヤーの山口のスローにりくがしっかり応え、1・2Rを通じてミスはたった1本。さすがです!
合計50 Pの断トツの成績で優勝を遂げました。もう〈S2〉クラスで充分に戦えますね。
服部紀子&ドゥースも爆発力を秘めていると感じさせました。
1Rは6P、6P、6P、1P、6Pの全投キャッチ。2Rは若干出入りの激しい加点となりましたが、合計42Pの2位に輝きます。
“新顔”ドゥースがこれからどう成長していくか楽しみてすね。
もう1つの注目チームは、伊東数子&氷河。
いつもはご主人のサポート役に回っている印象が強い数子さんがコートに登場です。
ウィペット特有のスピード感あふれる追い足と戻り足を生かし、1・2Rとも6投回し。合計27Pで3位に入賞しました。
後方でそのプレーぶりをビデオ撮影する由樹さんの姿には、まだちょっと違和感…があるかな…(笑)。
〈チャレンジゲーム〉
全3エントリー中、最も驚きのプレーを見せたのが、篠崎雅也&サリア。
サルーキのサリアが、サイトハウンドらしい伸びやかな走りと跳躍で、
〈チャレンジゲーム〉とは思えないジャンプキャッチを披露。
ロングリードを着けているとあって、まだ呼び戻しに不安が残っているのでしょうが、
その部分さえ克服したときには、恐るべきディスクドッグに変貌しているかもしれません。
大いに期待したいチームの1つです。
7日
〈レディース〉クラス・サバイバル
事前25エントリーに当日4エントリーを加えた全29エントリーでの戦いとなったサバイバル戦。
関東エリア、東海・中部エリア、関西エリアの強豪チームが顔をそろえ、
会場の雰囲気も相まってJCばりの熱いゲームが展開されました。
朝から霧、霧雨、小雨が時間ごとに入り交じり、さらには不規則な風が吹き込む難しいコンディションのなか、
唯一、1Rで30Pの高得点を記録したのが井上美紀&クム。1Rごとのポイントが勝敗を分けるサバイバル戦とはいえ、
頭1つ抜き出た勢いで2R、決勝Rへと駒を進めます。
これに肉薄すべく2Rを勝ち上がったのが、ノーミスで23Pを獲得した杉浦幸子&こう、
同じくノーミスで2Rトップの25Pだった服部みゆき&Handsoma Lad、
ここぞというときに強さを発揮する木田美花&チョコレートフラッシュ、
静かな闘志で加点を重ねる鈴木千香子&りん。
いずれも歴戦の強豪チームであり、実力伯仲で結果は予測不能の決勝が幕を開けました。
トップバッターは、木田美花&チョコレートフラッシュ。
本来の力強さを発揮できずも決勝に進出するあたりはさすが。
ただ、3Rを通じて最後の1投にミスを重ねたのが痛かった…。
決勝Rでは、最後に6Pを決めていれば優勝という21Pだっただけに悔やまれます。
次は、鈴木千香子&りん。
セットアップの段階から集中力を高め、気合充分な面持ち。5投中5投成功の22Pで木田を1Pかわすも、
あと1投を成功させるか5-6エリアで加点できれば結果は大きく変わっていましたね。
続くは、危なげなく勝ち上がった井上美紀&クム。
決勝Rは、5-6Pエリアをコンスタントに狙った1・2Rと違ってロング勝負。
1投目に8P、2投目にはなんと10P!(これにはご本人も驚いていた様子)
3投目にミスが入りながらも4投目に8Pを決め、3投のみで26Pのトップに立ちます。
4番手は、杉浦幸子&こう。
1・2Rを通じてノーミスできましたが、決勝Rは5投中2投成功の12Pで終わってしまい、
持ち前のスキルを発揮できないままの終了となりました。これから徐々にギアを上げていくことでしょう。
最後は、2Rトップの服部みゆき&Handsoma Lad。
計算が成り立つトリでの登場だけに、戦いやすさと大きなプレッシャーがないまぜとなった場面です。
そんななかで6P、6P、6Pという順調な滑り出し。続く4投目を4Pとし、残り時間的に次が4Pだとトップと同点、
5Pか6Pなら優勝という状況で…痛恨のミス…。
やはり目に見えないプレッシャーが重くのしかかっていたことでしょう。
これにより、優勝は井上美紀&クム。シーズン当初からキープしている好調さそのままに栄冠を手にしました。
おめでとうございます。
なお、エクストラRの結果、2位は6P×5の30Pを記録した服部みゆき&Handsoma Lad。3位は鈴木千香子&りんとなりました。
強いチームはやはり強い!ということを印象づけた今回のサバイバル戦。
まだ7大会ながら、〈レディース〉クラスは上位陣の戦国模様を予感させる戦いがこれからも続いていきそうです。
〈ドギーズ〉クラス・サバイバル
数々の大会でいつも盛り上がりを見せる東エリアの大会だけあって、今回もたくさんの強豪が集結した〈ドギーズ〉クラス。
事前32エントリー、当日1エントリーの面々が頂点を目指しました。
寒くて崩れがちな天候と、若干登り気味というアンギュレーションのBコートに苦戦し、
1Rはどのチームもあまり大きなポイントを作ることができません。
グループによっては1桁台でも2Rへと勝ち上がれる状況で、
ある意味、大きなチャンスが誰の目の前にも転がっているというゲーム。
それでもコンスタントな戦いぶりで1・2Rを勝ち上がってきたのは、〈ドギーズ〉クラスを牽引するチームでした。
決勝R、まずトップバッターは、1Rに19P、2Rに15Pを挙げた川部浩&杏仁。
若手の杏仁はもうすっかり強豪チームの仲間入りを果たしていますね。
決勝Rは6P、ミス、5P、5Pの16Pを記録します。1本のミスが悔やまれます。
2番手に登場は、1Rに15P、2Rに16Pとこちらも安定感のある加島緑&てつ。
ところが、決勝Rは2本のミスが結果に響いてしまい、7Pと本来の実力を示せませんでした。
今後はミスをカバーできる5-6Pエリアを絡めたいところです。
次は、今度はスローワーが代わって川部明美&杏仁。
1Rに14P、2Rに16Pと危なげない勝ち上がりです。決勝Rは4P、3P、4P、6Pの全投成功。
最後の1投が大きかったですね。合計17Pで一気にトップに立ちました。
続いては、パートナーを代えて再び登場の川部浩&礼。
1Rは2P、2Rは18Pとこちらも着実な戦いを見せました。6P、6Pと決めて順調な滑り出しか思いましたが、
続く3投目にミスが入り、礼の戻り足も重くなりそのまま終戦。12Pの4位という結果になりました。
トリを飾るのは、2014のJCで〈ドギーズ〉チャンピオンに輝いた土田雅志&栗の介。
この日も1・2Rでそれぞれ全体トップとなる19Pを挙げる強さを発揮します。
決勝Rは6P、5P、6Pと決めて、余裕の優勝劇か、と思わせたところでまさかのミス…。
会場の誰もがズッコケました。
これで川部明美&杏仁と土田雅志&栗の介が17Pで並んで優勝を決するエクストラRへと突入します。
結果は、最初に登場した川部明美&杏仁が4P、5P、4P、5Pと全投キャッチを見せますが、
対する土田雅志&栗の介は6P×4のこちらも全投キャッチをきっちり決め、
終わってみればこの日の最高得点で優勝をもぎ取りました。
3位には16Pの川部浩&杏仁がすべり込みます。おめでとうございました。
コンディションの難しさで得点は伸び悩んだとはいえ、
安定感抜群のチームの戦いによりゲームはとても引き締まりました。
仲間同士で大いに高め合い、〈ドギーズ〉クラスもこの調子で盛り上がっていきたいですね。
村岡 勤