2018年4月15日川場大会において、金納洋&ベラTeamがタイムトライアル競技において、驚異的な日本記録を叩き出して優勝した。「14″15」
タイムトライアル、この競技はディスタンスアキュラシー、フリースタイルと並び、ジャパンカップタイトルを競い合う競技の一つである。他の競技と異なるところは、ディスクドッグにおける動きの無駄を究極のレベルまで削り取る事において、職人のような我慢強さと工夫が問われるところにあるような気がしている。
かつて、速い!と言われたチームはその時代時代でいくつか現れたものだが、15″台を記録できれば相当速いと評価されていた。ブラックディスクの評価対象記録(15秒台)がそれを表している。今までの自身が持つ日本記録「15″03」これをいきなり1秒近くも短縮する記録が達成されたのである。陸上競技100mで9秒台前半を叩き出したような偉業ではないだろうか。
私は、ディスタンスやフリースタイルではチームがもつ癖はある程度は人と犬がカバーし合うことで補えると信じており、実際私が作るチームはいつも完璧とはほど遠い仕上がり具合だが、かれこれ20年以上のキャリアを重ねたなかで、レギュラーゲームで優勝経験がないチームは一つもないし、ジャパンカップノミネートを逃したチームも一つもない。
しかし、タイムトライアルを真剣に捉えたとき、スローイングにおいては飛距離20mを2本正確に超すために犬のスピード、ジャンプ力、キャッチ後の走り方、周り方、等々を考慮し、ディスクの飛行距離・高さ・ホバリング後の落下の軌道までをコントロールしなければ良いスローイングとは言えない。
ここに犬の性能がモノを言う。スピード・走力・ジャンプ力・ディスク補足の速さ・キャッチセンス・無駄のないレトリーブ・ターンの速さ等、総合的に研ぎ澄まされなければ、コンマ01秒単位を削っていくことは難しい。
これは、突然上手くいくことではなく、大会参加を重ね、その時々に色々と工夫を凝らしながら試行錯誤を繰り返した結果が現れるのだと思う。その時の結果だけでなく、次につながる”実験”を繰り返す。忍耐の要る職人技なのだ。
「14″15」この素晴らしい記録樹立の現場に居合わせたことに感謝する。
金納洋&ベラTeam、本当に素晴らしい記録樹立おめでとうございます!
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