VOL.022
夢に向かって!
開幕からサマ―シーズンのチャンピオンが黒岩かぼすに決まって、しのぎを削った緊張がほぐれたせいか、気が抜けていたのは私だけか…
今シーズンも早4ヶ月を過ぎようとしている今、気がつけば昨年までとは違ったチームがランキング上位を賑わしている。特にスーパークラスでは、昨シーズンの年間ランキングベスト10のうち、今期も名を連ねているのはトップを走る木野島蓮花、伊東吹雪・シャドウの3チームだけだ。そこにJCチャンプの今村Mercuryが絡み、前チャンプの福島がパートナーをLONAに替えて食い込んでいる。ここに気迫の浦野凛娘、長距離砲の吉池デンデ、服部レインが名を挙げ、大穴には鳥海みずなと大塚JETERの兄妹がいる。
浜名湖を連日制してトップに立った木野島蓮花は、昨シーズンの4位からナショナルチャンプ獲りを宣言しているだけに気合も十分だ。片や、こういったランキング上位に名を連ねるのが久しい私は、ただただ競い合えるチームになりつつあることが妙に嬉しい。やはり、コンペティションに参加している以上は、ベストゲームをすることはもちろん、競い合って勝利を目指す醍醐味は味わってみて気持ちの悪いものではない。ただ、私の場合、勝敗をあまりにも意識するあまり力んだり、ゲーム周りの環境や音など、前には気にもならなかったことが不安定な気持ちにさせることもあったりする自分を嘆いている。
百戦錬磨の皆さんはそんなことはないだろうが、私のような小心者はせいぜい虚勢を張って頑張ってみるかなと、覚悟は決めているのだが…。
まだまだ序盤、ここに書いた情勢は全く様子を変えることになるとは思うのだが、鼻息を荒くして自分達の夢に向かって頑張ってみるのも悪くない。皆さんは今期の夢に近づいていますか?