VOL.024
高みを目指して
昨年末に多田朱利&シャノンが日本記録を塗り替える125Pを叩き出し、感動に震えた余韻がまだ残る3月5日、服部紀子&L.ZONが驚愕の132Pという前人未到の領域にポイントを引き上げ、日本記録を塗り替えた。
今期、女性の勢いに圧倒される思いの男性プレーヤーは私だけではないだろう。その集大成ともいえる素晴らしい記録に称賛の拍手を送らずにはいられない。驚異的な記録、おめでとうございます!
彼女のことに少しふれておきたいのだが、私の記憶にあるのは滝沢牧場でのサマーキャンプにおいて、スローイングレッスンに参加するその姿を記憶している。当時、それはそれは粗削りでゲームメイクを語るレベルではなかったものの、思い切りのよいスローを投げ続けていた印象が強かった。教える私よりも遥かに飛距離は上を行っていた…。現在に至っても、その思い切りの良さは変わらず、これに応えるパートナーを得て、飛距離とスピードというとてつもない武器を引っ提げて、今後益々その存在感を強めていくことだろう。
その同日、これは私も同じフィールに立ちあうことができたが、金納洋&ベラがタイムトライアルでこれまた日本記録を塗り替えた。彼とは個人的にもワンコの血縁も濃い付き合いをさせてもらっているが、その大胆な行動パターンでシビアさを感じない天真爛漫なゲームだったのだが、ファーストラウンドで驚愕の15秒07!計測ミスか?などという周りの雑音をよそに、セカンドラウンドではさらに上をいく15秒03!誰にも文句を言わせない堂々たるプレーだった。これにも惜しみない拍手を贈りたい。金ちゃん、ベラ、素晴らしい記録おめでとう!
今期、それぞれのチームが夢を叶えるべく、自分達に課した目標があると思う。これから終盤戦に向けてランキング争いもし烈になると思われるが、他チームと競い合う前に何より自分達の目標をクリアし、パートナーとより高いレベルに向けて気を吐いていただきたいと思う。
“Dreams come true!”夢は叶います!