VOL.026
新たな第一歩
先日行われた曽根丘陵公園大会、とても芝がきれいで設備も整った会場で気持ち良かった。参加した皆さんからも良い会場だったとの声を沢山いただき、ほっとしている。夏場で日中の暑さは仕方ないとしても朝夕は気温は下がるので会場近辺で過ごした方もいれば、少し標高の高い道の駅に足を延ばしたり、愛犬のコンディションを考えて旅を楽しんでいたようだ。
さて、今回のゲームの中で大注目だったのは、初日スーパークラスの森田エースチーム。トピックスでも挙がっていたが、ミドルエリアに投げ込む森田さんのスローをエースが見事にキャッチして、積み上げた3ラウンドのポイントは、この日誰も超えることができなかった。このチームは確かに予てよりエースのスピードとキャッチセンスには定評があり、その強さの片りんは見せてきた。しかし、一時期は手元の受け渡しに苦しみ、満足に4投もできなかった時も多く見てきた気がする。それを昨シーズンあたりから矯正し、S2クラスではかなりの確率で決勝に進出してきたのではないだろうか。そして今シーズン、シーズンタイトルを実現するかのようにスーパークラスへのステップアップを行い、この日のラウンドでは淡々とミドルエリアに6投を放り込み、エースの特徴をよく生かしたゲームを組み立て、見事にスーパークラスでの初優勝を成し遂げたのである。ゲーム後も終始笑顔の森田さんの表情が、見ている側までニマニマとさせてくれた。この日のようなゲームが確立してくれば、ランキング争いに絡んでくることも考えられる楽しみなチームの出現である。
それと初日でもうひとチーム、辻由布子なつみチームのBINGOは見事だった。優勝こそあとたったの10P届かなかったが、1ラウンドから決勝まで終始クレバーな攻めで、なつみもよくキャッチで応えていた。ドギーズからいよいよ優勝チームが出るか?!といった期待で最後までワクワクさせてくれた。大健闘の小さなコンビに大きな拍手を贈りたい。
さて、サマーシーズンも後半戦に突入するが、沼田、福井、桧枝岐と新たな一歩を示してくれるチームがどれだけ現れるか、楽しみに見ていきたい。