NDA最終戦・長岡大会
2103-2014シーズンは皆様にとってどんな年でしたか?
今年は大会数を59戦予定し、結果的に開催されたのは57戦(清里は1日開催)。
9ヵ月前の9月第1週、まだ残暑厳しいなかではじまった河口湖から
最終戦長岡までの間、たくさんの方々の支えがあり、とうとう
2013-2014シーズンの閉幕を迎えました。
NDA最終戦・長岡大会
2103-2014シーズンは皆様にとってどんな年でしたか?
今年は大会数を59戦予定し、結果的に開催されたのは57戦(清里は1日開催)。
9ヵ月前の9月第1週、まだ残暑厳しいなかではじまった河口湖から
最終戦長岡までの間、たくさんの方々の支えがあり、とうとう
2013-2014シーズンの閉幕を迎えました。
清里大会は、初日の〈フリースタイル〉、〈フリースタイルトライアル〉、
〈レディース〉クラスの佳境途中まで進んだところで竜巻が会場を襲い、
急遽大会を中止させていただきました。
今回、お怪我をされた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
楽しみに会場へ足を運んでいただいた皆様、急な大会中止でしたが、
皆様の安全を第一に考えての処置でしたので、ご了承ください。
初めて竜巻の脅威を体験しました。信じられないくらいいろいろな物が天に巻き上げられ、
人は自然の驚異にさらされたとき、やはり無力なんだとあらためて実感させられました。
こういった状況になりつつも、2日目の青空大会では、各クラスの出場者が一生懸命に
この日を楽しむ気持ちを披露してくれ、盛り上がるラウンドが多かったと感じました。
シーズンも最終盤、この大会が終了すると、残るは長岡大会。伝統のSDC最終戦に突入です。
今回で大会を終える方も多かったと思います。今年も本当にありがとうございました。
いろいろあったシーズンだからこそ、きっと今回のJAPAN CUPノミネートにはひと味も
ふた味も重みがあると感じます。年々参加者の技量が上がり、とくに
〈レディース〉初、女性初!のクワドラプルプレーヤーも誕生しました。
本当に熱い気持ちで投げ込まなければ、そこにはたどり着けるものではありません。
そんななかで、各プレーヤー思い思いのワンDAYを楽しんでくれているのだと思います。
...
〈フリースタイル〉
合計7チームの戦いとなった〈フリースタイル〉は、ランキング上位陣の参戦もあり、白熱した戦いを繰り広げていました。
そのなかでも強かったのが、JAPAN CUP 2K13王者の鈴木康男&SKIP。決勝Rはとくに素晴らしいゲームで、ミスは1つのみという見事な演技を見せてくれての優勝でした。
現在ランキング1位を走る鈴木康男&SKIPは、このまま年間チャンピオンに輝いてくる可能性が高くなりました。そして、JAPAN CUP 2K14に向けての調整も仕上がってきている様子。JAPAN CUP2連覇の偉業を成し遂げてくれそうです。
その鈴木康男&SKIPを追いかけながら、あともう少しが届かずに2位になったのが平野浩一&ELBIEN。決勝Rは鈴木康男&SKIPに負けないぐらいのベテランらしい演技を見せてくれました。優勝こそ逃したものの、予選通過2位Tで並んでいた澤幹子&AILAを突き放しての2位入賞。このチームもJAPAN CUPに向けて調整をしてきているみたいでした。おめでとうございます。
3位になったのが澤幹子&AILA。今シーズンはAILA、そしてSIDのJAPAN CUPノミネートを目標に奮闘しているチーム。SIDが残念ながら敗退となってしまったが、AILAとのチームでなんとか3位入賞を勝ち取りました。今週末の最終戦・長岡大会に参加できないため、今週は結果を待つのみ。2頭立てのJAPAN CUPノミネートとなるか、今からドキドキですね。
〈S2〉クラス
ベテランの三木直人の新しいパートナー、NITROが見事3位に入賞。人気のあるスローワーだけに、ラウンド中にはコート周りに人だかりができるほど。まだまだ1歳のNITROをゆっくりと時間をかけて成長させているとのことで、これからも注目を集めていくのではないでしょうか。
2位には岡林さおり&ピッツ。この日が1歳の誕生日だったピッツは、前回の大会から活躍を見せて注目度もアップ。この日も1Rで6P×5本=30Pをあっさりと達成していました。1歳とは思えない息の合いようは本当に素晴らしかったです。これからも楽しみですね。
見事、優勝を勝ち取ったのが浮田徳久&茶々丸。この日はなんと1部も2部も優勝する活躍ぶりでした。浮田家のなかでも若手の茶々丸が順調に成長を見せていますね。セミファイナル40での活躍も充分期待ができそうです。
〈ドギーズ〉クラス
1部では各地域の強豪チームがぶつかり合って接戦を展開してくれました。
奈良の平岡喜代&十夢は持ち味のスローテクニックを生かし、決勝Rでは誰よりも高いポイントをたたき出します。しかし、予選の時点で上位と差が開きすぎていたため順位アップまでとはいかず、3位入賞でフィニッシュとなりました。
その平岡の追撃を押さえ込んだのが広島の青野浩紀&パンナ。現在ランキング3位を走るチームだけあって、今シーズンの安定した強さは本物ですね。
この2チームが追いかけてくるなか、1位を死守して優勝したのが愛知の三林利依&RJ-BONO。参戦してくれば優勝を手にしてくるチームだけに、予選から貫禄あるゲームを見せてくれました。決勝Rでは少しポイントが伸び悩んでしまったが、“強い”というイメージをあらためて印象つけたゲームでした。
今年こそJAPAN CUP王者に輝いてくるのではないでしょうか。このチームも今から楽しみです。
〈スーパー〉クラス 1部
決勝Rはやはり強豪チーム揃いとなっていました。
そのなかでも見事すぎるゲームで他チームを圧倒して優勝を手にしたのが、八幡瑛茉&DIESELでした。予選通過3位で登場して、1投目から勢いがよすぎるぐらいの攻めのゲームは、このチームならではでした。
その後もロングエリアのポイントを次々に決める勢いは見ている他チームも声を上げて観戦するほど。最後に投げ込んだ1投は見事な10P! 会場を多いに盛り上げてくれました。この日1番のゲームは間違いなくこのチームでした。
そして、このゲームをされたことによって決勝Rで攻めざるをえなかったのが深谷浩之&X。漢祭りにもノミネートされる実力を持っている深谷でさえ、目の前で完璧すぎるゲームを見せられると、さすがにプレッシャーがあったのかもしれません。攻めのゲームを見せたものの、あと1本足りずに優勝を逃して2位となりました。
3位には今村武史&Mercury。決勝Rは八幡瑛茉の前に登場し、6P×5本=30Pをたたき出す強豪ぶりを発揮。このゲームこそが八幡瑛茉に火をつけたのかもしれませんね。ただ、この日は八幡瑛茉に完敗といったところでしょうか。
...
今年もこの時期がやってきましたね。ウインドマスター御前崎。
今年の風はどうでしたか? その風に対峙した者にしか得られない感覚が
そこにはあります。その感覚は、自らのスローに達成感を感じる者もいれば、
自身の不甲斐なさに、また今年も御前崎の風にのまれてしまった者もいるでしょう。
この時期になぜに御前崎なのか!?とある者は言い、また、やっとこの日が来たか!
と心躍らせる者もいます。それぞれの思惑はすべてあの風が運んでくるのです。
NDA ナショナルディスクドッグアソシエーション
GI Classic ウインドマスターカップin 御前崎
今回は4日間開催。GI Classic競技を中心に紹介していきます。
GI Classic 〈レディース〉クラス(エントリー:45)
今回は、平成 vs 昭和というよりは、昭和の若手・小林亜希子の一人旅を
誰が阻止するのか!?というかたちの展開でした。
注目の小林亜希子は、苦手な風を見事克服し、1・2Rで2位以下に対して14P以上の
アドバンテージを獲得。決勝Rも24Pと、決勝R単一でみても1位Tの記録を出し、
この日のGI Classicを見事制覇しました。
2位は、同じ広島の高村千穂&クアトロが奮闘。小林の背中を追って反撃ののろしを上げるも、
1・2Rのアドバンテージに阻まれるかたちに。8Pまで届きそうなプレーもあり、
これが決まればいいところまで予選ポイントを持ち上げられたのですが、
結果的には決まらずに悔し涙を飲みました。
3位は、半年のブランクを感じさせない服部みゆき&HandsomeLad!
小泉のおいちゃんの敬愛を受け、いろいろとLadの様子を気づかいながらの参戦にもかかわらず、
当日エントリーのトップバッターでしっかりとゲームを引っ張ります。
結果、1・2Rで1つずつミスを出してしまったことがあとあと響きました。
この悔しさを晴らすための直接対決は、JAPAN CUPまでおあずけなのか!?
4位は、しものちかこ&りん。ここもミスが2つ、あとは2スローが3-4Pエリアに
距離が落ちてしまったことが順位を落とす要因になりました。刻一刻と変わる風に
翻弄されてしまったかたちです。もう1つ順位を上げれば、念願の赤ゼッケン!
あと一歩です。
5位は、現在の年間ランキング16位と、TOP15まではあと一歩の黒岩幸子&かぼす。
6Pと4Pの割合が7:3で4Pが多く決まってしまったが、かぼすのナイスなアシストで
ここまで順位を持ち上げました。ここも頑張り次第では1つ順位が上がりそうです。
1位 小林亜希子&空(60P+FR24P=84P)
2位 高村千穂&クアトロ(46P+FR24P=70P)
3位 服部みゆき&HandsomeLad(46P+FR22P=68P)
4位 しものちかこ&りん(41P+FR24P=65P)
5位 黒岩幸子&かぼす(40P+FR20P=60P)
6位 小山内一之&アッシュ(40P+FR16P=56P) ...
早い方はもうゴールデンウイークに入った人もいるらしいですね。
今回の沼田、山口からの御前崎、そして山梨・清里、兵庫・六甲アイランド、最終戦長岡へと
怒濤のJCポイントラッシュですね。
NDA初の開催地・沼田公園地元の有名フリースタイラーの参戦で見応え充分、勝負もさらにヒートアップ!
ご参加いただきありがとうございました。
〈レディース〉クラス
中国エリアを中心に集まった〈レディース〉クラスのメンツのなか、兵庫から遠征してきた保宗幸子&くくるが活躍。決勝Rでは同じ兵庫県のチーム八幡姉妹、地元の藤原真奈美&AEROの追撃をかわしての堂々たる優勝でした。
今シーズンは大会参戦数が少なく、この山口大会を迎える前のランキングは30位。しかし、参戦してくればやはり結果を残してくるあたりはさすがといったところではないでしょうか。
今回の優勝でJAPAN CUPノミネートは確定に近づいてきました。残りゲームでどこまでランキングを上げてくるか楽しみです。
その優勝チーム、保宗幸子&くくるを追いかけて地元優勝を狙ってきたのが藤原真奈美&AERO。もう一息のところまで追いつめたが届きませんでした。
しかし、このチームがさらなる活躍を見せたのが2日目の〈レディース〉クラス・サバイバル。決勝Rは広島の強豪・小林亜希子&空をはじめ八幡姉妹、突如現れた新生チームの清田真里菜&RIZEと強者揃いでした。
なかでも清田真里菜&RIZEは素晴らしいゲームを展開。キレ味抜群のロングスローを武器にする京極明日香が永遠のライバルと言い放つチームでもあり、その実力は折り紙付き。勢いのあるロングエリアのゲームは、京極明日香同様、〈スーパー〉クラスでも充分通用するテクニックといえ、予選から安定した強さを見せていました。
決勝Rでもその実力をしっかりと発揮し、成績はお見事に2位。本格参戦してくれば間違いなく脅威的な存在になってくるはずです。
こういった強豪を抑えて優勝を果たしたのが藤原真奈美&AERO。決勝Rでは5投パーフェクトキャッチの28Pをたたき出す活躍ぶりです。今シーズン最後の地元開催で優勝を手にするあたりはさすがでした。
〈スーパー〉クラス
初日はサバイバル戦となった〈スーパー〉クラス。
そのなかで今シーズン初のサバイバル参戦にして3位に輝く活躍を見せてくれたのが三木直人&Jena。予選からロング4本勝負のノーミスのラウンドで決勝Rに進出し、決勝Rでもラストの1投を取っていれば優勝という活躍ぶり。6投回しのチームが増えるなか、4投で勝負して入賞してくるというのは素晴らしいのではないでしょうか。
今シーズンも少ない大会数で、今大会を迎える前のランキングは40位台。少し危険な位置でしたが、今回の成績でJAPAN CUPノミネートも安全な位置まで一気にランキングを上げてきました。
2位に輝いたのが八幡瑛茉&DIESEL。この日は2位と優勝こそは逃したが、今シーズン初の女性クアドラプルプレーヤーに輝いた会場でもある山口会場は、八幡瑛茉&DIESELにとって験のいい場所のようでした。
これらの強豪ロングスローワーに打ち勝ったのが小林壮&空。今シーズンも安定感抜群のゲームで数々の大会を制してきたチームだけあって、この日もさすがの安定感。現在ランキング10位。このままいけば赤ゼッケンをつけることになります。
しかし、今週のウィンドマスターカップ御前崎にエントリーをしていないのが気になるところ。この状況をどう思っているのでしょうか。当日エントリーで現れるのを期待しましょう。
そして2日目の〈スーパー〉クラス。
メイン競技、そして2013-2014シーズン中国エリア最後の大会は、どのチームもいつも以上に力が入っていた様子。
そんななか、予選から絶好調だったのが八幡瑛茉&DIESEL。サバイバルでもご紹介したとおり験のいい会場だけあって、1Rからロングエリアにバシバシ投げ込む、誰よりも攻めの姿勢を見せるゲームを展開します。
1Rでは当日エントリーで現れた福島弘明&クロアがトップに立っていたが、2Rを終えたときには八幡瑛茉がダントツの成績でトップに。決勝Rは小林壮&空、福島弘明&クロアが追い上げを見せたものの、この日の八幡瑛茉&DIESELには歯が立たちません。
...4月も19・20日になればもう桜も散り際、春も半ばに差しかかり、次第に気温も上がって、
春うらら、、、、と思いたかったのですが、裾野、、、この時期にこの寒さ、、、
ワンコにとっては走りやすく、初日・2日目と盛り上がる大会でしたが、プレーヤーは
かなり寒く感じてたのではないでしょうか?
裾野会場は高低差のあるフィールドです。高場からの投げ下ろしで得点を伸ばし、
投げ上げできっちり確実に得点をにつなげる。ここがポイントだと感じました。
〈スーパー〉クラス
1日目(エントリー:11)
予選通過7位 太田博彦&ジェラート(44P+FR20P=64P)最終順位5位
決勝Rのトップバッターは勢いよく投げ込み、決めたポイントは10Pを2本。
まずこの決勝Rに華をそえてコートをあとにします。
予選6位通過 望月昭吾&FLY(45P+キャンセル=45P)最終順位7位
2Rの時点でFLYを気づかい、キャンセルの申請を受けましたので、最終順位は7位。
年齢を重ねたワンコを現役トップクラスで活躍させるのは至難の業ですが、
その勇姿はやはり心を揺さぶられますね。できるだけ長く活躍していただけるよう期待いたします。
予選通過5位 鳥海達也&さらだ(46P+FR22P=68P)最終順位4位
さらだとのタイミングを計りながら投げる1投目をミスからスタートしてしまうも、
その後しっかりとこらえて持ち直し、1つ順位を持ち上げました。
予選通過4位 小向智宏&SOL(52P+FR0P=52P)最終順位6位
結果から言ってしまえば、加算が0Pと悔しかったと思います。ですが、
このお祭り男があの場面で投げないわけがありません。
決まってくれば調子も右肩上がりに昇ったとは思いますが、今回は不発、、、
次こそは、次こそはと思いをはせます。
ここからトップ3。
まず、この決勝に3頭ねじ込んできた久々に登場の望月昭吾&F.sirius。
JAPAN CUP2K13王者がこの決勝Rで6+8+6+6+6=32Pを出し、このあとに登場する
高倉にプレッシャーを与えます。
そのプレーに高倉も8+10+ミス10と1つミスが入ったもののGT88Pとし、
皇帝・望月のプレーにプレーで応えます。
ラストは望月昭吾&F.Seed。予選で持っていたポイントは63P。
久々のバトルスタンスから8+8+10+とこの時点で89Pとなり優勝!
残り2投は7+10に入れて圧巻の43Pを加算し、GTも106Pと100Pオーバー。
自身の優勝に華をそえました。
...
〈スーパー〉クラス
1Rは風もなく穏やかなラウンドになったが、その後の2Rで風が強くなりはじめ、決勝Rには爆風となっていました。
そんななか、決勝Rを1位通過で進出していたのが深谷浩之&小夜。
試合前には、この会場の風はあまり得意ではない、とのコメントをもらしていました。
その苦手な風が吹き荒れる決勝Rでは、いつもとは違うスタイルで座ってのスロー。
しかし、苦手意識からかポイントが伸びきらず、順位を3位に落としてしまいました。
深谷にとっては少し悔しさが残るラウンドになったのではないでしょうか。
逆に、下位から一気に順位を上げてきたのが、現在の〈スーパー〉クラスランキング1位の浦野優一&凛娘。
予選Rで出遅れてしまい、5位通過で登場。
決勝Rでは他チームが爆風の向かい風に苦しむなか、キレ味抜群の勢いのあるスローで大きく順位を上げます。
結果、2位に輝いてきたのはさすが。
ランキング1位の強さをあらためて再確認したラウンドでした。
その浦野優一&凛娘の追い上げを見事に打ち払って優勝に輝いたのが、木田高弘&チョコレートフラッシュ。
今大会を迎える前にランキング49位だった木田は、チョコレートフラッシュのために大会にやってきたとコメント。
そのこともあって、決勝Rはいつも以上に気持ちが伝わってくるゲームを展開。
向かい風のなか、誰よりも1番高いポイントを挙げての優勝です。
これによりランキングを48位→38位に上げてきました。
JAPAN CUPノミネートが一気に近づいたのではないでしょうか。
木田高弘の活躍はこのまま2日目も続き、今度はカルーアミルクとのチームで優勝を手にします。
その決勝Rは圧巻でした。
下位から服部功&Handsome Lad、浦野優一&凛娘が追い上げを見せたものの、
1投目に木田高弘らしいダイナミックな10Pを決めた時点で、木田の優勝は間違いないと確信させるようなラウンドでした。
その後、2投目に10Pを決めて優勝が決まると、3投目にも10Pに投げ込み、10P×4本のクアドラプルにリーチをかけます。
最後の1本は惜しくも8Pでストップしてしまいましたが、向かい風が吹くなかでこれほどまでのパフォーマンスを見せられるのはさすがの実力の持ち主です。
〈レディース〉クラス
今大会のレディースクラスは両日とも初優勝のチームでした。
まず1日目を制したのが、服部みゆき&Handsome Lad。シーズン途中からLadのケガによりしばらく休んでいたが、
今大会からうれしい復帰となりました。
デビュー間もなくして活躍を見せていたLadだけに、今回の復帰戦での活躍はさすがといったところでした。
以前はスローに悩んでいた服部みゆきも本来のスローを取り戻しつつあるようです。
このあとしばらくはLadのリハビリをかねた様子見の参戦になるみたいですが、
他チームにとっては確実に強敵の存在になってきそうです。
今回の復帰戦の優勝は本当にうれしかったのではないでしょうか。おめでとうございます。
2日目は静岡のチーム、佐藤千秋&メモが見事に初優勝を遂げました。
決勝Rで下位から追い上げ、1位通過の平岡喜代&彼巫女と並んでエキストラRに持ち込んでの逆転優勝。
島田大会ご参加の皆様、お疲れさまでした。
今回の大会でGAME50そして51の神戸大会が終了し、朝の挨拶でもコミッショナーがおっしゃってましたが、
もうJCまで「あっ」という間ですね。そんななかで久々の島田大会は満喫いただけましたか?
昨シーズンに比べて、今シーズンはクアドラプル達成者が多く、皆さんのスロー技術がどんどん
上がっていることを感じています。
〈スーパー〉クラス
1日目(エントリー:26)
朝から直田が、地味に行きます、と意気ごみ、1・2Rをそつなく行って予選通過は7位。
もちろんここからのジャンプアップも視野に入れつつ、6+6+6+2+ミスと結果は
5位までジャンプアップ。地味に強い直田! 寡黙に年間ランキング上位を狙います。
続いては久々の登場!? 入江克実&α。ここはαのキャッチセンス、そしてガッツがスローを際立ちます。
7+ミス+6+ミスで結果は7位に順位を落として悔しい結果に。
次は、予選通過6位、指の骨折をおして登場は伊東由樹&パフェ子! 狙いたいときに痛みが
出てしまいながら、そこをうまく技術でカバーするのはさすがのテクニシャン。ですが、
最終順位は4位と入賞まではあと一歩。
ここから怒涛の深谷ラッシュ。X、小夜、九十九と3連打。Xとはうまくかみ合わせることができずに
+12Pでトータル64P。小夜が6P×5=30Pでトータル84Pと、ここで気合いを入れなおし、
続く九十九は1投目を8Pでスタート! その後は6+ミス+6+5=25Pでトータル81Pまで持ち上げます。
ラストに高倉知也&花音の登場! 6+6+6+2で、最後がロング7Pで並び、ジャンプ8Pならば勝ち!
という局面できっちり8Pを出し、優勝! お見事でした(芽生ちゃんのキャンセル分、
きっちり決めた兄・知也、おめでとうございました)。
最終成績です。
1位 高倉知也&花音(57P+FR28P=85P)
2位 深谷浩之&小夜(54P+FR30P=84P)
3位 深谷浩之&九十九(56P+FR25P=81P)
4位 伊東由樹&パフェ子(46P+FR28P=74P)
5位T 深谷浩之&X (52P+FR12P=64P)
5位T 直田徳幸&ハナ(44P+FR20P=64P)
7位 入江克実&α (45P+FR13P=58P)
2日目(エントリー:35)
この日は格好の追い風が入る場面も多く、1Rはプレーヤーによってはポイントが1R伸びやすかったですね。
しかし、2Rに入ると微妙な向かい風に悩まされポイントがバラつくなか、決勝ボーダーは52P、
1位通過が62Pで、その差は10P1本分。さらに微風の追い風! 盛り上がる決勝Rでした。
予選通過7位Tの菊池がミス+8+10+ミス+7と勢いをつけ、続く同じく7位Tの服部もラドの
様子をうかがいながら、6+8+ミス+6とまだ本調子でないラドと力を合わせます。
次に高倉。先に〈レディース〉を終えた妹・芽生の頑張りを見ているぶん、自分も
「やらなければ、、、」と鼻の穴を丸く、、、いや鼻息を荒くして入ってくると、
1投目から10P、お! 2投目、おお! 3投目、これは! 戻って10秒、ここは冷静さが必要。
次に控える高弘さんに向かって、僕は投げましたよ!と言わんばかりのいいスロー。
花音もしっかりとこれにキャッチで応えてクアドラプル達成!
おめでとうございました。
〈スーパー〉クラス
1日目
今村武史&Mercury、予想どおり!?
29チームで行われたこの日、活躍を見せていたのが今村武史&村武史&Mercury。
今村と言えばNDA10周年のシーズンで彗星のごとく現れ、少ない大会参加でJAPAN CUPノミネートを決めて、
さらにその年のJC王者につくという輝かしい実績の持ち主。
今シーズンも1stステージでは一切姿を現さず、2ndステージの開幕戦、愛知・岡崎大会からランキングバトルに参戦して、
今大会を迎える前のランキングは53位とノミネートまであと3つというところ。
その今村は、今大会1Rから34Pをたたき出し、さらに2Rでも34Pと絶好調で予選通過1位を決め、優勝に輝くための準備態勢。
決勝Rでは三浦武也&CYBELE、小林壮&空の追い上げがあったものの、ひるむことなく決勝Rも戦いきって100P間近の98Pをたたき出しての堂々たる戦いぶり。
この優勝によって順位を53位→41位へと一気に上げ、予想どおりにランクインしてきたのはさすがです。
2日目
大石哲也&Mavis、復活!?
2日目は予選から順位の変動が多く見られ、どのチームが決勝Rに上がってくるか読めない状況でした。
そのなかでも静岡からの遠征チーム、大石哲也&Mavisが久々に大爆発のゲームで会場を盛り上げます。
大石は昨年にMavisの子供たちを迎え、それぞれのパートナーに合わせたスローの使い分けに苦労し、Mavisとのチームでは不調続き。
この日も1Rでスローミスが目立ってわずか6Pしか挙げられず、決勝Rは厳しい状況でした。
しかし、過去、絶好期にはロング5本のゲームで手がつけられない存在にもなっていたチームだけあって、まだまだ期待は大きくふくらみます。
その期待に応えるかのように、気合い充分でコートに入場してきた大石の姿からは、ワクワク感さえ感じさせてくれました。
1投目から雄叫びを上げる思いきったゲームで見事44Pをたたき出し、一気に決勝R進出を決める爆発力。
決勝Rでも好調は続き、最終順位5位に輝きました。
今回のゲームをきっかけに本来の強さを取り戻してくるでしょうか。
次回が楽しみです。
2度目の逆転優勝! 山本純久&RAPTOR
先月のGI神戸農業公園大会において、決勝Rで6P×6本=36Pをたたき出して逆転優勝し、
会場を大いに盛り上げた山本純久&RAPTOR。再び神戸で驚愕のゲームを見せてくれました。
1Rでは24Pとまずまずの好位置につけ、2Rではギアを1つ上げるかのようにショートエリアをからめた
6投回しのゲームで34Pをあっさりと作り、決勝Rに3位T通過で進出。
そうして迎えた決勝R、1投目から巧みなスローテクニックで5-6Pエリアの浅いところに投げ込むと、
会場にいた誰もにGI神戸大会の決勝Rを思い出させる素晴らしいゲームを見せはじめます。
5投目の6Pが決まった時点で会場の視線は山本に釘付け。
ラスト6投目をなんとか時間内に投げ込んでキャッチも成功!
ラストの1投は6Pではなく5Pだったが、35Pという高ポイントをたたき出して後続にプレッシャーを残しました。
その後登場した今村武史&Mercury、そして福島弘明&クロアがなんとか山本を超えようと奮闘するものの、あと少しのところで届きません。
これによって山本純久&RAPTORの逆転優勝が決定です。
この成績を受けてランキングを22位→16位に上げてきました。
今のままの勢いであれば栄光の赤ゼッケン、ベスト10入りも夢ではないかもしれませんね。
〈レディース〉クラス
1日目
安定感抜群の小林亜希子&空
この日は当日エントリーでやってきた広島を代表する強豪、小林亜希子&空。
1Rトップバッターで登場し、いつもどおりの安定感抜群のゲームで
〈レディース〉クラスを引っ張ります。
予選通過1位で決めてきたものの、下位のチームの追い上げにより油断はできない決勝Rとなります。
しかし、このチームの強さでもあるここぞというときの勝負強さ、そして何よりもメンタルの強さはさすがでした。
決勝Rも引き締まった表情でノーミスの27Pの高ポイントをたたき出し、しっかりと優勝を手中に収めました。
現在ランキングは6位!
ピンクゼッケン、ベスト5まであともう一踏ん張りのところです。
今後のランキング上位の争いも面白くなってきそうです。
2日目
八幡瑛茉&マイクロが高次元ゲームを制す
1Rで36Pをたたき出し、この日、全クラス中で1番高いポイントを挙げていました。
その後の2Rでも好調は継続して26Pをたたき出し、予選通過1位で優勝に向けて順調に歩を進めます。
予選62Pという〈スーパー〉クラスでもなかなか出すことのできない高ポイントによって優勝も楽に決められそうでしたが、
八幡瑛茉にとって最大のライバルの服部紀子&レインが決勝に残っていました。
服部紀子はこの日、ファイン、レインと2チームの予選で10Pエリアを9本も決めています。
だからこそ、決勝Rで驚異的名存在になっていたに違いありません。
しかし、八幡瑛茉も負けずに持ち味のロングのゲームで対抗して、
服部紀子の追撃から逃げ切って優勝に輝きました。
とはいえ、服部紀子もさすがでした。
1日にクアドラプルのリーチを3回かけ、この日だけで10Pを13本決める活躍はどのチームからも賞賛されていたのです。
〈ドギーズ〉クラス
1日目
青野浩紀&パンナ、メイプルの1・2フィニッシュ
西エリアの〈ドギーズ〉クラスといえば一番に名前が挙がる青野浩紀。
有名チームだけあって、1日目の〈ドギーズ〉クラスを引っ張る活躍ぶりを見せます。
とくに決勝Rは素晴らしいゲームでした。
メイプルとのチームで6P×4本=24Pをたたき出し、パンナとのチームでは4P×5本=20Pをたたき出して1位・2位に輝きました。
今シーズンはメイプル、パンナともにJAPAN CUPノミネート圏内に入っています。
大きな目標、JC制覇に向けて今後も調整してくるでしょう。
2日目
山本憲斉&我闘の圧巻の戦いぶり
この日強かったのは山本憲斉&我闘。
1Rから持ち味のロングエリアのゲームで他チームを一気に突き放す活躍を見せていました。
そのゲームは2Rでも見事にはまり、気がつけば予選で50Pという〈スーパー〉クラスでも決勝R進出ができるポイントをたたき出しました。
さすがに追いかけるチームもその背中は遠く、この日は山本憲斉&我闘の圧勝となりました。
山本憲斉&我闘は、ゴールデンウィーク御前崎で〈スーパー〉クラスの「漢祭」に〈ドギーズ〉クラスを代表して参戦することとなりました。
〈ドギーズ〉クラスの皆様はとくに応援よろしくお願いします。
〈S2〉クラス
1日目
危なげなく逃げ切った青野浩紀&LITA
ライバルの木野島祐亮&蓮花が不参戦となった1日目は、青野にとっても余裕があったかもしれません。
しかし、高坂雄大&レブロン、岡本憲明&RONRONが青野の前に立ちはだかります。
高坂雄大は1Rで一時トップに立つも、その後2R、決勝Rで自滅…。
岡本憲明&RONRONは決勝Rで青野を苦しめるところまで追いつめますが、
青野浩紀&LITAは1R、2Rで挙げた高ポイントのアドバンテージを生かし、決勝Rでもしっかりとゲームを行い、優勝に輝きます。
今シーズンは悩んだ末に、〈スーパー〉クラスから〈S2〉クラスにクラスダウンした青野浩紀&LITA。
来シーズンは〈スーパー〉クラスに戻ることも視野に入れているみたいです。
パワーアップした青野浩紀&LITAに注目です。
2日目
ランキング1位の威厳を見せた木野島祐亮&蓮花
現在ランキング1位の木野島祐亮&蓮花は2日目のみの参戦でした。
この日ライバルとなったのが岡林さおり&ピッツ。
木野島より早く登場すると、1Rから30Pをたたき出して周囲を驚かせます。
しかし木野島は、その後に33Pを軽くたたき出し、ランキング1位の威厳を見せつける活躍ぶり。
その後、岡林さおり&ピッツも懸命に食らいついてきましたが、木野島祐亮&蓮花がきっちり勝利しました。
今大会はロングエリアにも投げ込むゲームを見せて驚かせてくれました。
まだまだ成長を続ける木野島祐亮&蓮花の活躍は続きそうです。
ランキングポイントもさらに高くなり、年間チャンピオンに輝く準備も万全でしょうか。
〈フリースタイル〉
岡林さおり&パティ
高知からの遠征チーム、岡林さおり&パティが1Rから高ポイントをたたき出します。
毎回リズミカルでかわいらしさもある演技を楽しみにしているチームがいるなか、今大会も1Rから高ポイントを記録。
下位からは今シーズンの注目株である澤幹子&SIDが独特な世界観あふれるすばらしい演技で追いかけてきていたが、
2Rのディスタンス、決勝Rでも堂々とした演技でこの日の優勝に輝きました。
さらに、今大会は岡林家のニューフェイスのピッツが〈フリースタイル・トライアル〉にデビュー。
わずか10ヵ月とまだまだ若いピッツですが、動きはもう立派なフリースタイラー。
このあとが楽しみなチームでした。