VOL.027
会員番号:520
土田 雅志・咲子さん (埼玉県)
犬名:犬名 山椒(JRT 2歳 ♀) 桃丸(JRT 6ヶ月 ♂)
あんず(WCP ‘13年没 行年 14歳 ♀) 栗の介(WCP ‘14年没 享年 10歳)
ヒサ坊&佳代ちゃん。ご紹介ありがとうございます。
おぼろげな記憶しか残っていませんが,我が家がディスク大会(他団体でしたが)に参加し始めたのは’01年,「あんず」が2歳になったかならないかの頃だったと思います。それまで深夜残業,休日出勤は当たり前の生活でしたので,たまの休みに早起きして遠出するなどとても考えられなかったのですが,「もしあんずに(ディスクの)才能があったとして,それを埋もれたままにしてしまったらどうするの!!」という,かみさんのキツい一言に,重い腰を上げたのがきっかけでした。
残念ながら,肝心のあんずの才能はず~っと埋もれたままで,低空飛行の成績が数年続きましたが,仲間が増えるにしたがって大会の楽しさに引き込まれ,次第に近くで開催されるのを心待ちにするようになりました。
そんな我が家に現れたのが栗の介です。「次に飼うなら,しっぽのあるコーギーがいいな」という希望だけはあったのですが,あてもないまま時間だけが過ぎ去る日々が続いていたある日,たまたまネット検索でヒットしたオークションサイトに出品されていた彼を見つけたのが,運命の出会いでした。
縁あって我が家の一員となった彼ですが,静岡エコパ会場のデビュー戦での「う〇ち退場⇒脱走」に始まり,その後はラウンドが終わるたびに脱走・逃亡を繰り返す悪ガキぶりを遺憾なく発揮し,会場の皆様方には大変ご迷惑をお掛けしました。しかし,3歳近くになると次第に落ち着きだし,それとともに成績も急上昇。JCドギーズクラスで3度の優勝,スーパークラスでも3年連続してJCにランクインするなど,我が家にとって,もったいないくらいの孝行息子に成長してくれたのでした。
シニア世代を迎え,白い毛が目立つようになり,「これからは無理させず,ゆっくりディスクを楽しもう」と考え始めていた矢先,突然病魔が彼を襲いました。ヘルニアだとばかり思い込んでいたのが,実は背骨の癌と判ったときには既に手遅れでした。約半年の闘病生活後,JCへの招待状が届いたまさにその日の夜,私達に見守られながら彼は天に召されて逝きました。ディフェンディングチャンピオンのまま,あっという間に私達の手の届かない遠いところへと駆け抜けてしまったその様は,小さい頃の逃亡犬の姿そのままでした。
スーパーエースが不在となった今でも,2歳になる山椒と,昨年10月に迎え入れた桃丸という2頭のJRTを引き連れて,ぼちぼちディスク大会には参加させてもらっています。成績はまったく伴いませんが,あんず時代に経験しているのでへっちゃらです。でも「いつかはまたあの決勝の舞台に戻りたい」という気持ちだけはなくしてはいませんよ。
最後になりますが,大会になると楽しくなる性分で,ふらふらと皆様のタープにお邪魔することがあるかもしれません。その際は邪険にせずに温かく見守っていただければ幸いです。こんな我が家でありますが,今後ともよろしくお願い致します。
◆次に紹介するのは、JC2013 MIPを獲得した、チームsarabloodの純血
MAYHEMと活躍している菊池家です。