木曽三川らしさが、しっかりと顔を出した2日間だった。
4月11日、春の陽気に包まれた会場。しかしその穏やかな空気とは裏腹に、コート上では“木曽三川の風”が静かに牙をむいていた。一定ではなく、追い風・向かい風が唐突に入れ替わる不規則な風。プレイヤーたちはディスクの軌道を読み切れず、タイミングやコースの微調整を余儀なくされる展開となった。「いきなり風向きが変わる」難しさに苦戦する場面も多く見られ、安定したスローと判断力が試される一日となった。
そして迎えた2日目。朝はやや冷え込み、コンディションはさらにシビアに。時間の経過とともに風は強まり、ラウンドが進むにつれて難易度は上昇。特に決勝ラウンドでは、風によるキャッチミスやディスクの流れが勝敗を分け、“風をどう扱うか”がそのまま結果に直結する展開となった。
もともと強風が吹きやすいロケーションとして知られる木曽三川。今回も例外ではなく、まさに「風との対話」が大会の軸となった。
それでも、この不安定な自然条件の中で光ったのは、状況に適応する力を持ったチームたち。風の変化を読み、無理をせず、勝負どころでは攻め切る――その完成度と対応力が、シーズン中盤にふさわしいハイレベルな戦いを生み出していた。
春の穏やかさと、木曽三川特有の気まぐれな風。その両方を抱え込んだ今回の大会は、単なるスコア勝負ではなく、“環境を制した者が勝つ”という、このフィールドの本質を改めて示した2日間だった。
そして今週の木曽三川、もう一つの大きな見どころは――
BINGO/フレッシュマンズ/フリースタイルトライアル/タイムトライアルNEO
各カテゴリーにおける年間チャンピオン決定戦・出場権をかけたランキング最終戦。
結果は……言うまでもありませんね。
歓喜もあれば、あと一歩届かなかった悔しさもある。
それぞれに思うところはあるはずです。
多くは語りません。
ただ一つ――本当によく頑張りました。
ご自身に、そしてパートナーである愛犬に、心からの拍手を。
結果は確かに大切です。
しかし、そこに至るまでの過程こそが、何よりの財産。
愛犬とともに過ごした時間。
切磋琢磨してきた日々。
積土成山の積み重ね。
そのすべてが、かけがえのない思い出として残っていきます。
だからこそ、この経験を糧に、また次のステージへ。
これからも楽しんでいきましょう。
そして――見事ノミネートを勝ち取った皆さま。
御前崎で、お待ちしています。
長南幸宏


9/24 UP 岡さんファミリーレポート
