大塚)
今度のJCに向けての皆さんのこれはご自分の目標はどうですか?
野仲)
もちろん連覇しかないですね
岡林)
そうですね、表彰台とは思ってますけど・・・
パティが今シーズン最後なので悔いのないようにしたいなと思います。
赤木)
慶子ちゃんはもう行くだけで精いっぱい!(笑)
ルッカももう10歳やし、10歳とは思えない犬のポテンシャル持ってるけど、まあ様子見てやろうかなと。まあ次カルちゃんいますけど飼い主がご高齢なため扱えずみたいな…(笑)
大塚)
今後のこととして…
みかりとはどう?この前トライアルに出てもらって短い時間だったけどさすがだなっていうような動きをしていたんだけど、あれは自分がプレイヤーとして復帰を企んでいるのか気になるところですが…(笑)
木田)
いやいや、そういうわけでは…。まあ、トライアルに出るという事でやっぱりしくじるわけにはいかないというプレッシャーですね。(笑)2か月猛練習しましたね、(笑)練習してフルルーティンを組んできてるのでそれでまあまあ上手くいったんですけど。全然フリースタイルやらない方にも見て頂けるのであれば高齢層のファンをがっちり捕まえたいなと…そのためのコスプレでしたらやらせていただこうかなと思っていますので。ルーキーとかトライアルとかはコスプレポイントをあげてもいいかなと思うんですよね。それによって皆が注目してみてくれるのであればそれが一つのとっかかりになると思うので。
赤木)
まあねぇ~、私とへろさんは知ってるけど、みかりのミニスカ、パンツ丸出しとかなぁ(笑)見たことないやろ~(笑)
それでもプレーがしっかり土台ができてるからそれはありで動けるスタイルっていうのも考えてあるコスプレだったからファンが増えると思います!!ぜひ!!(笑)
大塚)
皆さん言っているようにフリースタイルをやることによってディスタンスの方に良い影響があるっていうのも僕の経験上からそう思うし、実際今いる犬たちにもトリックスローなどをして注目度をあげたり、ディスクの落ち方が色々変わってくるのでそれをしっかり見れるように変わってくるから、その辺のところはプラス効果としてディスタンスをやってる方にもトライしてもらいたいね。
木田)
フリースタイルをやるとディスタンスが崩れるっていう方がまあまあいるんですけどうちの犬は全員やってみてプラス要素しかないと思ってる。最初からディスタンスができない犬が崩れていくだけなのでフリースタイルをやったから崩れるというわけではないですよね
赤木)
きびし~~(笑)
岡林)
あとはやっぱりコミュニケーションですよね。犬とのコミュニケーションが濃密になりますし、犬はもう格段に人間を注目するようになるし。
大塚)
ポジショニングとかでも犬が理解してくれて動く様に変わってくるから、そういうところをディスタンスにも応用出来るようになると思うし。
野仲)
フリースタイルやってる人たちのディスタンスは全然違うと思うんですよ。
木田)
投げ手が完全にリードしないと。風の対応とかも圧倒的にフリースタイラーが巧いと思うので、投げ手の向上にもつながりますよね。
赤木)
でもたぶんフリーをやっているからからこそ、ディスタンスにこーだ、あーだって、みかりとか言えるけど…。フリーもやってみよっていう風にベテランが頑張ります!
長南)
皆さんはどうやってフリーに初めて取りかかったんですか?
岡林)
私は四国でセミナーがあるという事でたまたまです。一緒にフリーを始めようっていう人が3人くらいいて。私は本当にパティじゃないとフリーはやらなかったくらい、すぐ出来たんですよ、巧い人がやると!
フリップ巧いし、トス自体上げれない状態だったけど巧い人がやるとホント奇麗にその場でフリップしてドッグキャッチも直ぐできて、そこからですね。この子はフリー出来ると思うよって言われて、そこからですね。
で、楽しいっていうのと色んな技があるじゃないですか、ディスタンスと違い、色んなトリック、出来なかったことが出来るようになった時の喜びは凄かったですね。犬との達成感が半端じゃなかったですね。もうどんどんハマっていった感じですね。
でもパティはスカッ飛びが多くてディスタンスが苦手だったんですね。やっぱりどの団体もディスタンスが出来ないと上にいけないんですよね。ディスタンスはきっちり基本は基本ですよね
それを2頭目のピッツにはきっちりとしたディスタンスを教えようと目指しながら、フリーも教えていたんですけど、そこから本格的にやってから運よくジャパンカップで優勝したのでフリーに転向しました。
大塚)
慶子ちゃんなんか特に古い時代から、古いなんて言ったら怒られちゃうけど・・・(笑)
僕と同じ頃からディスタンスというよりはずっとフリーでやってきたきっかけはなんだったの?
赤木)
最初に知り合った人がフリーの大御所やったから。
ホンマにとりあえず黒ラブ飼ったらディスクをしようと思って、テレビを見たのがきっかけで練習会に行ったらあの2人の大御所がいた!名前はピーー入れて!(笑)
野仲)
俺はですね、バックボルトがやりたいっていうことだけで。そこから入って、バックボルトが出来るためにはディスクで遊ばなきゃいけない。バックボルトが出来るようになってからは、じゃあ次、じゃあ次っていってそこからどっぷりですね(笑)
結局俺はフリーから入った方なんですけどフリーやるにしても後から築いた気づいたことなんですけど基本はディスタンス。一枚のディスクを持って帰って受け渡すというコミュニケーションが基本だなっていうのに気付いてディスタンスの方にも力を入れ始めたっていう感じですね
木田)
私が始めたきっかけか~~
まあ、へろさんがフリースタイルやられてて、私がやり始めた20代の頃はほとんど日本でもやってる人が少ない時代で教えてもらえる人が本当に少なく、私は静岡の団体の恩師に教えて頂いたんですけど、自分で四苦八苦しながら最初の犬はやったけど、それでまあ若いときだったので犬とお揃いのコスチュームを着ながらやっていたわけですけど(笑)
そういう掴みはオッケーみたいなところから入ってますね。後は四苦八苦しながらフリースタイルを学び、2頭目のカルーアミルクではもう出来る状態で犬を育て始めたのでそれで簡単に上手くなったんですけどカルーアもディスタンスに力を入れて両方出来るように育てました。
ここでフリースタイルチャンピオンになるためにはディスタンスとフリー両方できないといけないので両方できて初めてチャンピオンになれるんですね。チャンピオンというのは両方出来るんだと威張ってもらっていいと思います、野仲さん!
皆)
そうそう!
大塚)
僕が始めた時もみかりと全く同じことを思っていて、僕はディスタンスから入ったけれども当時フリーをやっている人たちを見て、かっこ良いと思えなかったのね。その頃は本当に教えてくれる人が居なくてどうしようかっていったら、ピーターブルームの教材ビデオと彼が書いている本しかなくて、それを買ってきてVHSのでかいビデオを何回も何回も見てそれで本場アメリカのフリーを見て、あ、こっちの方がかっこ良いと。
木田)
私もその本持ってます(笑)
大塚)
で、ディスクをやるんだったら本場アメリカが元々ディスタンスとフリー両方やらないといけないシステムだったから、同じようにやってみたいなと…。ビデオを見て自分が出来そうなのを真似しながらちょっとずつパクっていったっていうのがきっかけだね。
それで、かっこ良くやるためには今度こういうのをやってみようかなとかいう試行錯誤でやっていった時代だった。だから今は本当にやり始めるのにこれほど恵まれてる環境はないぐらい。なので是非始めていただいて威張って欲しいと思います。(笑)
岡林)
今だったら簡単にyoutubeが見れるけどね~。
木田)
トライアルに出る人が増えるとその人の友達が見てくれて間口がすごい広がってギャラリーが増えるかなと思います。
野仲)
団体としてちょっと難しいのかもしれないですけど、フリースタイルのセミナーみたいなのをね…
やっぱり大事なのは個人的に犬と何したい?っていうのを聞いてあげて教える場を作ってあげるともっととっつきやすくなると思うんですよ。それを団体として公式に。
木田)
そうですね。セミナーをやっても良いと思います。お金を払ってでも教えて欲しいという方はたくさん居るんですよね。
野仲)
みんなでスローをやるのは楽しいんですよね。でも実際犬とどうするのっていうのを教えてあげないと。
木田)
そうですよね。犬も一緒に連れてきてもらってやった方が良いんですよね。犬連れてきて個人的にやってもらってという感じですね。
野仲)
マンツーマンじゃなくても俺一人に対して何チームかいて、この人に教えるけどほかの人たちにも同じことを聞いてもらうっていうのは凄い勉強になることなのでそういう形でもそういう場を設けてあげるとかなり裾は広がるかなと思います。ただ、セミナーだけやりますっていうわけにもいかないので時間もどうなるか分からないので。
大塚)
個人的には考えていて、土曜日とかにそういう形でプログラムを組んで、定期的にこの時にやるんだっていう流れを作れたら、新しいことをやるっていう事にはそれくらいの変化をしていかないとね。
木田)
ちゃんと教えてあげる、必ずマンツーマンで。まあ多分グループなので4,5人くらいになると思うんですけど。そうやって行った方が実際いいかもしれないですね、教えられる側からしても。
大塚)
僕は夏にディスクのキャンプ合宿みたいなのに参加して、そこでフリーのことも教えてくれたのね。フリーの出来る犬に投げさせられて、その動きの速さに翻弄されてフリーの動きを思い知った…。(笑)
野仲)
この前、秋ヶ瀬でクリニックやったじゃないですか。で、全然話しかけてもくれなかった人たちがトリックスローをやって以降、フリーやってみたいんですけどどこから入ったらいいですかとか言われたの。フリーやりたいとも言えない人が居ると思うんですけど、こっちから聞いてみても、まだディスタンスもまともに出来ないのにそんなことやって良いんですかねっていう人も多い。やっぱりそういう場を設けてあげると来やすくなると思いますね。
赤木)
値段分からへんけど少し安くして気軽に人数が集まるような雰囲気にしてあげて、割と練習会とか色々聞きたいことも質問出来て個人的に教えてもらえるような…。
木田)
講師を決めて事前に何組限定にしてとってもいいかもしれないね。講師も決めといてこの人が講師に出ます。何組限定でっていう感じで
岡林)
私たちもこう教えてほしいとか言われて教える時とかも大会が終わった後とかはバタバタしてて…
大塚)
教える側も、今はボランティアで個人的に自分の時間を割いてやってくれてるわけじゃない?だから、NDAとしても枠組みを作っていってあげなきゃいけないっていうのはあるかもね。
まあ、皆さんのお話を聞いて将来的にも前向きなご意見が非常に多かったのでこういった対談形式でないにしても色々ご相談させて頂きながらフリーが盛り上がっていけるように考えていきたいと思いますので是非ご協力をお願いしたいと思います。
今日は、長時間に渡りありがとうございました。
皆)
お疲れ様でしたー!