4年に一度のうるう年企画として開催の今大会、浜名湖としては大人しい風の中、愛犬のパフォーマンスはどうだったでしょうか?
この2日間を振り返ってみましょう!
【土曜日】
昼前から雨がポツポツと降り始めましたが、風が吹き荒れるほどではなかったのが救いでした。
また、伊東由樹さんから地元名産の「うなぎパイ」をご提供いただいて、活躍されたチームへの副賞として差し上げました。こういった会員様のご厚意は大変ありがたく感じます。ありがとうございました。
さて、競技の方へ眼を向けてみましょう。
「フリースタイル」
今回のエントリーは寂しかったのですが、船越フェイが頑張ってくれました。その小さな体を一生懸命に駆使しながらの演技、まだまだ発展途上であるとはおもいますが、「バックボルトを決めたいんですよ。」という船越さんの意思を感じることができて、見ていても期待感がありました。今後もフリースタイルを盛り上げて欲しいですね。
「レディースクラス」
伊藤姉妹、強し!という印象でしたね。姉、楓優香ちゃんがロングで攻めれば、妹、麻優菜ちゃんはミドルで堅実にといったプレースタイルの違いはあるものの、パートナーのゼウスのキャッチセンスが素晴らしく、安定感たっぷりの強さでした。
それを上回ったのが、日比野FanFanの運動能力の高さ。彩ちゃん曰く「一か八かのチーム」と言わしめながら、その戦闘力の高さは素晴らしいものがあります。特に予選ラウンドの彩ちゃんのロングスローに対応したキャッチはこの日ピカ一でしたね。
それと、小山El Doradoが良かった。小山さんがプラクティスゲームで調整後にレディースクラスに臨んだ作戦も当たり、この日のエルは絶好調、ノーミスで決勝進出を果たしました。この調子でJCまで突っ走って欲しいですね。
「ドギーズクラス」
この日、チャレンジする姿が嬉しくなったのは土田桃丸。しばらく試行錯誤の連続ではありますが、この日はスルーさせてからのスローイングを試みるなど、苦労する姿は見えますが、徐々に階段を上っている気がします。応援したくなりますね。
また、良かったのは川部杏仁。今シーズン前半では、怪我にも苦しみましたが、礼君が天に上った後から私が感じたことですが、最近の大会では特に杏仁本来の良さを取り戻しつつありました。この日も4~6Pを難なくキャッチする走りを取り戻し、強さが戻ってきたな!という印象が強かったです。
それを上回る好調さを発揮していたのが村松ピノ。こちらもシーズン前半は一時期走ることを嫌がる姿も散見されて心配していましたが、こちらも徐々に調子を取り戻し、本来の6Pゾーン中心の攻めのゲームが帰って来ました。よく「天才、ピノ!」と称されますが、天才は努力のうえに成り立っていることを感じられる素晴らしいチーム。この勢いでランキング争いも面白くなりそうです。
「S2クラス」
小澤仁和のスローが本来の軌道を取り戻した!という感じですね。ここ数ゲーム、本来の伸びのあるスローが影を潜めていましたが、この日は6Pゾーンを難なく捉え、棗もこの距離でのキャッチが嬉しそうに走っていました。この好調をキープして後半戦に突き進んで欲しいですね。
「スーパークラス」
伊東由樹シャドウ、強し!他を圧倒していました。序盤はほぼ無風だったものの、昼前後から天候が崩れると共に弱めではありますが、北西方向からの横風が吹き出し、これに対応できるかがポイント獲得のキーになっていました。
そんな状況下でも安定して8Pを絡めたゲーム運びで、他を寄せ付けない圧倒的な強さを発揮しました。少々気が早いですが、JCに向けて盤石といったところでしょうか。
「タイムトライアル」
このところ、参加チーム数が寂しいのですが、クオリティは高まっている。そんな事を感じる日比野RONRON、北村胡桃の2チームでした。20mラインぎりぎりを攻めるスローイングと、キャッチ後のリターンを意識した軌道の作りこみにこの競技に取り組む本気度をヒシヒシと感じました。JCに向けて、ビッグな記録が生まれることを期待したいですね。
「その他」
ベテランズ、伊東吹雪9歳、強すぎます。スーパークラス換算でも32P!勝てます。山口だもん、5投パーフェクトキャッチはお見事な準優勝おめでとうございます。
チャレンジゲーム、杉浦由季まめとし可愛ささく裂。この日はやる気モード、投げ数でも、このクラス2番目の多さにも対応して見事に3位入賞でした。
うるう年企画のフレッシュマンズクラス、安定の強さ小澤一子・棗、フットフォルトをフチかましながらも余裕の優勝でした。
文章:大塚 裕